じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

肝を冷やした

2009年04月13日 | 急性骨髄性白血病

突然、病棟看護師から電話が掛かってきた。

「奥様がトイレへ行く途中で転倒して、頭を打ったようです。すぐ来てください。

今のところ意識はしっかりしていますが。膨れてきているので冷やしています」

 

冷静に冷静に・・・と気持ちを落ちつかせ、なぜか干していた布団と洗濯物を取り入れ、娘にも知らせて、深呼吸して出かけた。

最悪のことが脳裏をかすめる。道路がいつもより渋滞しているように感じた。

 

一足先に着いていた娘に安堵の表情が見えた。

妻は頭部をアイスノンで冷やしながら眠っていた。

呼びかけると返事をする。朦朧とながら会話もでき少し安心した。

「倒れたときのことを覚えていないのよ」と言う。

後頭部に大きなタンコブが出来ている。脳内出血ではなかったようだ。

だが予断は出来ないとのこと。

 

 

準無菌室にはトイレが無い。水洗式のポータブルトイレを備えているが、妻は看護師さんに事後処理してもらうことに気を使って、いつも廊下を通り病棟のトイレまで行っていた。

 

やめるようにと何度も言ってきたが、今日もよろける足取りで歩いていたらしい。

運よく近くに看護師さんがいてくれたので良かった。

弱った足だけでなく、立ちくらみで意識も薄かったのかもしれない。

 

例によってスイカとメロンとプチトマトの夕食も摂れた。あ~よかった。

肝を冷やしたが、とりあえずホッとしたところ。

 

0904102

コメント
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