私や家族への負担を心配して、退院はしないとかたくなに言い張っていた妻、
それで娘と相談して今週末の外泊にあわせて、そのまま自宅療養にしようと考えていた。
そのことを含めて婦長さんに相談した。
説明を聞きながら、自宅で最後を看取ることは、様々な問題があることを知らされる。
自宅療養していても急変すると結局は救急車を呼び、入院していた病院へ運ばれることになる。だから出来れば昼間の長い時間付き添っていただき、夜間はお任せ下さいと。
今朝から急変し意識も更に低下してきて、心電図モニターで監視される。
寝台タクシーに頼まないと、今までのように乗用車での週末帰宅は無理といわれた。
夜遅くになって、「仕事と家事を済ませて遅くなった」と妻の職場の後輩が2人で見えて、暫く擦りながら付き添ってくれた。涙が出た。
妻の目にも涙が滲んでいた。
今夜は夜間も付いて居てやりたいが、自分の体力も勘案して夜遅く帰宅した。
病棟看護師さんも夜勤の忙しい中、精一杯の看護を施してくれている。
優しい声かけ、心遣い、予想以上の力仕事・・・看護師さん、本当にありがとう。
妻も信頼される看護師であり続けてきた。改めて褒めてやりたい。