じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

涙腺に栓をしたい

2009年02月11日 | 日々のこと

私が涙もろいのは今に始まったことではない。

テレビドラマや映画で、切ない音楽が流れ出すともうだめ、

ヒロインや子役の涙のアップが映ると、自分も涙ぐんで鼻までかむ始末である。

    

そんなわけで、友人やご近所に妻のことを訊ねられると、

受け答えしながら目が赤くなってしまっているのが自分でわかる。

後で恥ずかしくて、次はもっと「毅然として」対応しようとするのですが・・。

  

妻と 今後のことなどを話しているときも、妻はしっかりしているのに、

私の方がついつい涙ぐんでしまうことになる。

妻は笑いながら「それがお父さんのいいところよ」

と言ってくれるのだが・・・・

  

涙腺を引き締めるトレーニングとか、この性格を直す方法は無いだろうか。

先が思いやられるのですよ。

  

オオイヌノフグリが咲き始めた。

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少しだけ元気に

2009年02月10日 | 急性骨髄性白血病

昨日の夕方、

「ご主人だけ主治医のところに来てください」と看護師さんから連絡をもらう。

それは甚だ容易ならない内容だった。

「急性転化期に入ったこと、それがどういう事態かということ」を詳しく説明された。

続けて「まだご本人には告げないほうがよろしいかと・・」

「そうですね、そうします」

  

病室に帰ると、妻はすぐに察したようだ。

「お父さんは平気な顔をしておられないものね。でも大丈夫よ! 私は何が何でも桜の季節までは頑張ってみせるからね」

  

今日の昼時に再度主治医に呼ばれた。

「昨日の内容と同じですが、奥様はある意味ご専門ですし、白血球の増加がどういう事態かの察しはついていると思いますから、私からも概要を説明することにします」

  

私は「愚問だと承知で伺いますが、何か新しい治療法は無いのですか? インターフェロンとかイマニチブとかはダメですか・・・」

「それは慢性白血病の場合のお薬で使えません。考えられる治療はすべて大学病院でやり尽くしています」と冷たい。

確かにその通りで、これまでの治療には納得しているのだが・・・

  

妻はどう見ても外見上はまだまだ元気である。

眠りの時間は相変わらずだが、食事も摂れているし、最近はむしろ顔色など良くなった。

友人にも頻繁に携帯で電話している。まるで回復してきたようにさえ見える。

  

夕食後、病室に見えた主治医は、いつもの優しい顔で

「がん細胞が 少しだけ元気に なってきたようですね、でも基本的に今までと同じですよ」

そしていつものように、「頑張ってください」と・・・それだけだった。

  

それだけだったが妻はほっと安堵の表情になった

「先生もああ言ってくれている、大丈夫よ、大丈夫」

「そうだね・・・大丈夫に決まっているよ」

  

ちょっとした言葉遣いにもすがっている。。”少しだけ・・””今までと同じ・・”

私はダメだなあ、すぐに深刻な表情になってしまい妻の顔を曇らせる。

妻と約束した、これから出来るだけ明るくしていこう。

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どこか変?

2009年02月08日 | 日々のこと

いつも見慣れて目にも焼きついている「煙突山」の形が変わっている。(左)

  

多分、殆どの人にはわかるまいが、明らかに変形している。

ゆるやかに右肩上がりで、山頂はこんもりと良い形をしていたのだが、

煙突を境にして、右側の木々が少しそぎ取られたようで寂しい。

  

麓から煙突が良く見えるように、との心意気でなされたのはわかる。

山頂広場を整備するためだったのかな・・・

だが、どうもしっくりとしないのは、

多分こだわりのあった私だけの想いかも知れない・・・・

遠望にも少しの配慮が欲しかった、被写体としてもねえ。

 

郷土の遺産 煙突山を見直そうと活動している「えんとつ山プロジェクト」

私も賛同し、影ながら応援しているのですが・・。

そのうちにこの姿にも見慣れてこようというもの。   

「煙突山日記」の表紙の写真、もともとはこんな山容だった。(右)

  

0902085 Entotuyama

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それは言っちゃダメ

2009年02月07日 | 急性骨髄性白血病

0902051 この土曜日は、春を思わせる暖かな一日であった。

妻は今週も自宅外泊を果たせたが、帰り着くと同時に横になり、昼に起すまで眠り続けた。 

昨夜は一時間毎にレスキューの鎮痛薬(オキノーム)を飲み、眠れなかったようだ。

  

暖かいので少し散歩に出てみないかと声をかけたが、その気力は無い。 

ブログで振り返ってみると1,2ヶ月ほど前には、短時間ながら散歩もしていたのだが。

  

かろうじて1人で入浴は出来ている。 

風呂上りにドライヤーで髪を乾かしてやりながら、

「俺もこうしてお母さんに面倒みてもらい、看取ってもらいたかったなあ・・・」 

と言ってしまってハッとした。

黙した妻の目が涙で潤んでいた。

   

本音ながら、言ってはならないことだった。                   

                                               タカサゴユリ

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ふれ合いが免疫力

2009年02月06日 | 急性骨髄性白血病

Imgp0020_2  ジャスコへ行き、ちょうど昼時だったので、その足で妻の病院へ行く。

  

一緒に食べようと、私はおにぎりを買っていった。

妻はちょうどお膳を前に、躊躇しているところであった。

いつもはお粥食なのに、今日の病院の昼食は「うどん」

ゆで固まったうどんに 別の冷えただし汁をかけ、よくよ

くほぐして食べねばならない。

よほど食欲のある人ならともかく、病人には食指が動かないはずだ。

交換して妻はおにぎりを食べた。コンビニのおにぎりはなかなか美味いのである。

お腹のすいていた私はそのうどんを平らげた。

  

食後にかけて、1人又1人とお見舞いに来てくれて、病室の椅子が3つとも埋まったところへ又1人来てくださった。

別々にだけど、お互いみんな妻の仕事(病院)関係の方たちだったので、話も合うようだったから私はそこで引き上げた。

  

このところ毎日のように誰かが訪ねて来てくれている。

私は毎日夕食前の時間に行って食事をはさんで2時間ほど居るのだけれど、

思うに、昼間誰か見えてくれた日は夕方も嬉しそうに話し、元気に見える。

私と違い、妻はもともと人と触れ合うのが好き、根っからの社交家だった。

  

変化も楽しみも少なく、出歩くことも制約されたクリーンルームだもの、

こうしたことがきっと免疫力の糧になっているのかもしれない。

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ゆるゆる志向

2009年02月06日 | 日々のこと

妻の足首からふくらはぎにかけてパンパンに浮腫んできて、

普通の靴下が履けなくなった。

「足首のゆったりしたのがあるから買ってきて」、と頼まれた。

  

早速ジャスコで探してみると、ゆったりタイプが色々ありました。 

で、ついでに男物の私の分も買ってきました。

ゴムなしゆるゆるソックス、はじめからゴムの部分が伸びきったような靴下です。

これがなかなか履き心地がよろしい。

0902066_2 ちょっとだらしない風あいですが、家庭用にもってこいです。

これを履き慣れると、それまでのギュっと締まる靴下が履けなくなります。

  

靴下といわず、家庭用のジャージ風ズボンもそうですね。お腹の部分のゆるゆるなのがいい。

LLLサイズの裾を切って直してもらっています。

ついでに言うとパンツ(トランクス)も、

何度も洗濯してゴムの少し伸びたのが好みですね。

  

世は ゆるキャラブームとか、関係ないか・・・

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ラヴの得意わざ

2009年02月04日 | 

立春に合わせたように暖かくなり、水も幾分ぬるんだ気配。

  

いや、ラヴは水の冷たさなどお構いなし。

水鳥のように頭を深く突っ込んで・・・

  

実は採ってくるのは大きな石ころである。

 

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呆れた話

2009年02月03日 | 日々のこと

悪名高い独裁者国家 ジンバブエでは、このほど1兆分の1のデノミネーションを実施したそうだ。100兆ジンバブエドルでもパン一個買えない状態だったというから呆れる。

去年100億分の1のデノミを実施したというから、通算・・・えーっと何分の1?

   

梅が咲き始めていた。

0902020 0902021

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洗濯が趣味?

2009年02月02日 | 日々のこと

仕方なくこうなったのだが、洗濯が得意になった。

苦ではないし、慣れれば割りと爽快なものだ。趣味といってもいいほど。  

妻はかたくなに二槽式洗濯機を使い続けていたものだ。

買い替えもわざわざ二槽式だった。ポリシー?

色物は別にとか、洗剤を変えたり柔軟剤を入れたり・・・

私も引き継いだ始めはそれを使っていたが、途中で忘ればかりして困った。

全自動にした。これは至極便利で安心。

気が付けば洗濯は完了していて干すだけ。

  

毎日たいてい一度ですむことだが、月曜日は二、三回廻す。

最近、妻は寝汗で一日3度も下着や寝巻き(パジャマ)を着替える。

   

冬場は晴天でも屋外干しは乾いてないことがあり、専ら部屋干し。

外干しの気恥ずかしさもあってのことだが、

二階の私の書斎が洗濯物乾燥室になっていて、

  

エアコンの前に物干し竿をしつらえハンガーとタコが並んでいる。

夕方に洗濯しても、3~4時間できれいに乾く。

   

いろいろなコツも覚えた。(いずれも妻の指示なのだが)

例えば、下着やパジャマ類はシャツや靴下や外着と別に洗濯すること。

タオルや下着はかまわないが、シャツやパジャマは洗濯袋に入れる。

ズボンは広げて、尻の出張ったところをつまんで二つ折り。

簡単に折ってパンパンと叩いてから干すと皺が残らない。

冬物のシャツなどはこれでアイロンは不要、なるほどである。

   

ただ、乾いた洗濯物をたたむのだけは、今だにどうも苦手。

タオルは簡単だが袖のあるものはうまくたためない。

が、これはいいとしよう。誰に見せるわけでもないのだから。

  

妻や娘がたたむと、まるで商品棚に並べられるようにやっていたなあ・・・

  

見苦しいが乾燥場 (背後に煙突山を入れるところがこだわり?だったりして)

だが今日は久しぶりの好天気、ほどなくして外へ干すことにした。

  

0902021

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愛らしい犬

2009年02月01日 | 

ラヴの散歩の帰り、回り道してもいつも立ち寄るお家。

可愛い子犬がいる。柴のミックスのようだけど、

これが私にとってもラヴにとっても、可愛くてたまらない。

近づくとラブは猛然と駆け寄る。

  

おとなしくて愛らしくて、一言も吼えなくて いい子だ。

庭の中の離れた別の所に、親犬が2頭いるのだけど、

こちらはラヴとの相性がどうも悪い。

  

子犬は道路沿いの垣根の内側に繋がれていて、

どなたか飼ってください、というのかな? そんなことはないか。

いつも2,3分相手をして別れるのだけど、欲しいくらい。

でも無理・・・今はラヴに振り回されているのだものね。

いつも立ち寄って、なでなでしてやるのが楽しみ。

  

  

今日から2月、寒さがぶり返してきた。

病棟でもインフルエンザが出たそうで怖い。

そんな中、この週末も何とか妻の外泊を果たことが出来た。

   

P1060077 0902015

   

   

   

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