9月6日付、折々の写真&雑感#286に能無しの二世について書いた。本人だけではなく、一世であるその父親もまたおかしな父親であった。
ハワイ出身の白人の軍属が新たに配属されてきた。彼の階級はGS12で、兵隊の位で云うと大尉か少佐に相当する。GSとはアメリカの公務員を指す General Service の略で、続く数字は階級を表す。私も詳しいことは知らぬ。軍属の場合は退役した軍人がその職を得るが、軍隊の経験のない人でも軍属にはなれる。通常はGS4か5から始り、通常の事務職は6~8辺りである。私の会ったことのある最高位はGS16であった。中佐か大佐に相当すると聞いた。
話は逸れたが、GS12の軍属の話では「同じ日本人の君に云い辛いことだが、今の二世は大手を振ってハワイを歩いているが、一世は白人の農園主から鞭でひっぱたかれながら炎天下のパイナップル畑で働かされていた時代があったのだ」。彼は一世を蔑んで云ったのではなく、称賛していたのだ。そして続けた。「それでも彼らはへこたれず、じっと我慢し、子供たちの教育には出来る限りのことをした。ついにパイナップル畑を手に入れた人までいるんだ。日本人は大したもんだ」と私の肩に手を置いたことがあった。それにはイタリア戦線で大活躍をした二世部隊の存在があったことは皆さまもご存知の事である。
ある日、能無し二世の父親が我々の事務所にやって来たことがあった。その父親は白人であれば最下級の兵隊に対しても卑屈とも云える遠慮した態度をとっていたが、我々日本人の従業員に対してはぞんざいな口をきき、横柄な態度で接してきた。我々は相手にしなかったが、能無し二世が漢字を読めないどころか書けもしないことに納得した。そして、あまりの逆境、云いかえればハワイの白人の農園主から受けた過酷な労働條件と貧困に父親も息子も人間としての誇りを持てない人間になってしまったと想像した。
写真仲間と「小平ふるさと村」に行った。川崎の「日本民家園」とは比較にならぬほどの小規模なものだが、木造の家屋に接すると心が和む。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/30秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
此の昔懐かしいポストは現役である。小平ふるさと村の入り口で任務に就いている。このポストと郵便局が小平ふるさと村にはそぐわない近代的なものである。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/30秒、 露出補正:-1、 ISO:200、 WB:オート。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/13秒、 露出補正:-1、 ISO:200、 WB:オート。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/20秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
此の案山子は職員氏たちの労作である。毎年作り変えているようだが古さを出すのに苦労なさっているのではないか。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/50秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/6秒、 露出補正:-1、 ISO:800、 WB:オート。
この写真と次の写真はカメラを床の上に置き、そおーっとシャッターを切った。銀塩カメラからの鍛錬の賜物か、手振れせずに、相当に遅いシャッターを切れる自信はあるが、これほどに遅いのは無理である。床に置き、ファインダーを覗かずに見当を付けてシャッターを切る。一度で駄目なら微調整をしながら何度か行う。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 2秒、 露出補正:-2、 ISO:400、 WB:オート。
ホワイトバランスをマニュアルにするべきであったが、オートのままにして撮ってしまった。だが、雰囲気は出ていると思うが如何であろうか。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/25秒、 露出補正:-2、 ISO:200、 WB:オート。
水車を動かしている小川は人工のものであるが、非常に水量が少ない。それでこの大きな水車を廻していることに水の力の凄さを思い知らされる。
ハワイ出身の白人の軍属が新たに配属されてきた。彼の階級はGS12で、兵隊の位で云うと大尉か少佐に相当する。GSとはアメリカの公務員を指す General Service の略で、続く数字は階級を表す。私も詳しいことは知らぬ。軍属の場合は退役した軍人がその職を得るが、軍隊の経験のない人でも軍属にはなれる。通常はGS4か5から始り、通常の事務職は6~8辺りである。私の会ったことのある最高位はGS16であった。中佐か大佐に相当すると聞いた。
話は逸れたが、GS12の軍属の話では「同じ日本人の君に云い辛いことだが、今の二世は大手を振ってハワイを歩いているが、一世は白人の農園主から鞭でひっぱたかれながら炎天下のパイナップル畑で働かされていた時代があったのだ」。彼は一世を蔑んで云ったのではなく、称賛していたのだ。そして続けた。「それでも彼らはへこたれず、じっと我慢し、子供たちの教育には出来る限りのことをした。ついにパイナップル畑を手に入れた人までいるんだ。日本人は大したもんだ」と私の肩に手を置いたことがあった。それにはイタリア戦線で大活躍をした二世部隊の存在があったことは皆さまもご存知の事である。
ある日、能無し二世の父親が我々の事務所にやって来たことがあった。その父親は白人であれば最下級の兵隊に対しても卑屈とも云える遠慮した態度をとっていたが、我々日本人の従業員に対してはぞんざいな口をきき、横柄な態度で接してきた。我々は相手にしなかったが、能無し二世が漢字を読めないどころか書けもしないことに納得した。そして、あまりの逆境、云いかえればハワイの白人の農園主から受けた過酷な労働條件と貧困に父親も息子も人間としての誇りを持てない人間になってしまったと想像した。
写真仲間と「小平ふるさと村」に行った。川崎の「日本民家園」とは比較にならぬほどの小規模なものだが、木造の家屋に接すると心が和む。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/30秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
此の昔懐かしいポストは現役である。小平ふるさと村の入り口で任務に就いている。このポストと郵便局が小平ふるさと村にはそぐわない近代的なものである。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/30秒、 露出補正:-1、 ISO:200、 WB:オート。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/13秒、 露出補正:-1、 ISO:200、 WB:オート。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/20秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
此の案山子は職員氏たちの労作である。毎年作り変えているようだが古さを出すのに苦労なさっているのではないか。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/50秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/6秒、 露出補正:-1、 ISO:800、 WB:オート。
この写真と次の写真はカメラを床の上に置き、そおーっとシャッターを切った。銀塩カメラからの鍛錬の賜物か、手振れせずに、相当に遅いシャッターを切れる自信はあるが、これほどに遅いのは無理である。床に置き、ファインダーを覗かずに見当を付けてシャッターを切る。一度で駄目なら微調整をしながら何度か行う。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 2秒、 露出補正:-2、 ISO:400、 WB:オート。
ホワイトバランスをマニュアルにするべきであったが、オートのままにして撮ってしまった。だが、雰囲気は出ていると思うが如何であろうか。
キヤノンEOS5DMkⅣにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/25秒、 露出補正:-2、 ISO:200、 WB:オート。
水車を動かしている小川は人工のものであるが、非常に水量が少ない。それでこの大きな水車を廻していることに水の力の凄さを思い知らされる。