TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 170

2018年06月17日 | エッセイ
 家の中で、携帯電話器がどこかに行ってしまったときは電話で呼び出せばいいが、テレビやエアコンのリモコンの行方不明には参る。いよいよの時は他の部屋のものを流用するが非常に不便である。だが、携帯電話器には替えがない。また、呼び出してもベルが鳴っている間に探し出せればいいが、早くしないとベルが鳴り終わり留守のアナウンスが始まってしまう。そんな時はもう一度掛け直さなければならない。だが、マナーモードにしてあるときはお手上げだ。

 以前は家内に聞けばよかったが、最近ではその家内も当てに出来ない。防衛策はないものかと考えてはいるが、そんなものは簡単には思いつかない。まさか携帯やリモコンに紐をつけ、首からぶら下げておくなど出来る相談ではない。犬の調教師に依ると、彼等の記憶は3分前までだと聞いた事がある。自分の部屋から出て、「何のために出てきたか」と考えてしまったことがあった。これでは犬にも劣る記憶力だ。このような経験を写真仲間である元大学教授にしたところ、「そんなのは年中ですよ」とのご返事を聞いて非常に安心した。

 物忘れがひどくなる前のことだったが、友人の中に物事をすぐに忘れてしまう奴がいた。非常に羨ましく感じた。細かなことに神経を使わず、世の中をゆったり歩いている奴を尊敬すらしていた。それが、物忘れがひどくなる今になってみると、人には云えぬ友人の悩みがわかったような気がしてきた。私は防衛策の一つとして、パソコンの中に記憶すべき全てのことを記録することにした。実にいい案であると自負し、安心もした。だが、それがどこのファイルに入っているかを忘れてしまっては防衛策以前の問題だ。それで中味をプリントして持っている。だが、そのプリントしたものがどこかに行ってしまう。それで最後の手段としてノートに備忘録を書いている。字は読めるが、ノートに記すべき漢字を忘れてしまう。その度に辞書を引いたり、ワードを使って漢字を探す。これもいい脳の運動にはなっている。

 だが、不思議と若いころから続けている写真のことは忘れていない。モノクロ時代に行っていた暗室作業の手順は覚えているし、自分が気に入っていた印画紙の銘柄まで覚えている。今は全てデジタルに変っているので暗室作業など全く必要ない。だが、当時の記憶や技術が現在のデジタル写真に大いに役立っていることはありがたい。

 自宅周辺の個人のお宅や道端に咲いていた。何という花か知らない。花に詳しい人に聞いたり図鑑で調べてみてもわからなかった。それが、昨日一緒に撮影に行った写真仲間の一人から「タチアオイ」であると教えて頂いた。
 この花を撮っているときは「オシロイバナ」だと信じて疑わなかったが、全く違っていた。私に確実に判別出来る花は朝顔とチューリップ、それにアジサイぐらいだろうか。情けなくなる。


キャノンEOS5DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/400秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


キャノンEOS5DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/400秒、 露出補正:-1、 WB:オート。



キャノンEOS5DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/600秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


キャノンEOS5DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:100、 f11、 1/250秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


キャノンEOS5DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/600秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


キャノンEOS5DにEF70-200mm、2.8Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/400秒、 露出補正:-1、 WB:オート。


          / / /お詫びと訂正/ / /

 前回「折々の写真&雑感169」(2018年6月10日付)の記事に対し、寺島選手のご親族から間違いのご指摘を頂きました。福島県出身の競艇選手は、女子は一人で間違いございませんが、男子選手は他にも居るとのことでした。以上訂正し、お詫びを申上げます。

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2 コメント

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健忘症 (M/M)
2018-06-17 10:17:37
私も物忘れがひどく探し物に時間を取られます。
今回のタチアオイは我が家で自生状態で育っています。
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対抗策 (Jamco)
2018-06-17 10:27:25
M/Mさん、コメントを有難うございました。物忘れですが、せめてもの救いは若いころから始まらなかったことです。世に云う「物忘れしない方法」などあるわけがないと諦めていますが、なんとかしないといけないとは考えています。
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