マダガスカル語で食事はサカフォと云う。日本語でも英語でも朝食、昼食、夕食と夫々の用語があるように、マダガスカル語にもそれに相当する言葉がある。即ち、サカフォ・マライナ、サカフォ・アントアンドロ、そしてサカフォ・ハリヴァである。辞書があるので、この原稿は間違いなく書けるが、当時の私にはサカフォを夫々に分けて話すことは出来なかった。その時間帯に「サカフォ」と云えば、相手は適当に理解してくれていた。彼らは優しいのである。どこかの国のように、分からない振りなど決してしなかった。12時ごろに「サカフォ」と云えば、昼食に決まっている。森の中で、作業を中断して宿泊先で用意してくれた昼食を皆で食べるのは実に美味しくて、楽しかった。
取引先の社員や臨時の作業員たちは、公式の場ではフランス語での会話であるが、通常はマダガスカル語を使う。最初はチンプンカンプンであったが、慣れてくると聞きなれた単語が出てきて、なんとなく話の雰囲気が分かるようになった。
マダガスカルの北西に、「ノシ・ベ」と云う名前の大きな島がある。「ノシ」が島で、「ベ」は大きいの意だ。私は行ったことはないが、香水を作るために島一面にバラが植えられており、船が島に着いた途端に美しいバラの香りが出迎えてくれるそうだ。取引先の社長は是非私をお連れしたいと云っていたが、選木の作業と私の帰国の日程に合わず、ついに実現しなかった。
森の中で、「アイザ・ノシ?」と現地の作業員に聞いた事があった。私は「北はどっちだ?」と聞いたつもりだったが、聞かれた作業員は困った。私は英語のノース(北)とマダガスカル語のノシ(島)を取り違えていたのだ。深い森の中で「島は何処だ?」と聞かれても答えられるわけがない。マダガスカルで色々と失敗したが、こんなのはまだいい方だ。だが、私の失敗は人を騙すようなことであったり、大損をさせるようなものはなかったと断言出来る。多くの失敗も優しいマダガスカル人に救われた。非常に懐かしい国だ。
コロナなど想像もしなかった2011年から2019年の間に撮った谷中とその周辺の写真である。どの道をどのように通ったか忘れてしまったが、どの道にも昭和の雰囲気が残っていた。写真の中ほどに可愛い猫がいるが、野良である。人間の世話にはなっていないと云う矜持と野良の厳しさがにじみ出ていた。軟な飼い猫とは一線を画していた。未だにこの猫の表情が頭から離れない。
二回目のワクチン接種後、2週間を待てずに「少しぐらい早くてもいいだろう」と江戸東京たてもの園に行った。その写真は次回に掲載したい。
キャノンEOS7DにEF24-105mm、4Lを装着。 f11、 1/30秒、 露出補正:-1、 ISO:800、 WB:オート。
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取引先の社員や臨時の作業員たちは、公式の場ではフランス語での会話であるが、通常はマダガスカル語を使う。最初はチンプンカンプンであったが、慣れてくると聞きなれた単語が出てきて、なんとなく話の雰囲気が分かるようになった。
マダガスカルの北西に、「ノシ・ベ」と云う名前の大きな島がある。「ノシ」が島で、「ベ」は大きいの意だ。私は行ったことはないが、香水を作るために島一面にバラが植えられており、船が島に着いた途端に美しいバラの香りが出迎えてくれるそうだ。取引先の社長は是非私をお連れしたいと云っていたが、選木の作業と私の帰国の日程に合わず、ついに実現しなかった。
森の中で、「アイザ・ノシ?」と現地の作業員に聞いた事があった。私は「北はどっちだ?」と聞いたつもりだったが、聞かれた作業員は困った。私は英語のノース(北)とマダガスカル語のノシ(島)を取り違えていたのだ。深い森の中で「島は何処だ?」と聞かれても答えられるわけがない。マダガスカルで色々と失敗したが、こんなのはまだいい方だ。だが、私の失敗は人を騙すようなことであったり、大損をさせるようなものはなかったと断言出来る。多くの失敗も優しいマダガスカル人に救われた。非常に懐かしい国だ。
コロナなど想像もしなかった2011年から2019年の間に撮った谷中とその周辺の写真である。どの道をどのように通ったか忘れてしまったが、どの道にも昭和の雰囲気が残っていた。写真の中ほどに可愛い猫がいるが、野良である。人間の世話にはなっていないと云う矜持と野良の厳しさがにじみ出ていた。軟な飼い猫とは一線を画していた。未だにこの猫の表情が頭から離れない。
二回目のワクチン接種後、2週間を待てずに「少しぐらい早くてもいいだろう」と江戸東京たてもの園に行った。その写真は次回に掲載したい。
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