マダガスカルの西南部のツレアルに良質なパリサンダーがあるのを承知していたが、既に日本の他の業者が入り込んでいた。我々が其処に無理に入り込んでも値を吊り上げるだけなので、無駄なことは止すことにした。それで、我々は西ではなく、東部の森に目を付けた。森の奥にはパリサンダーだけではなく、黒檀もある。フィラナンツィオの南に位置するファラファンガナの森である。
お断りをしておきたいが、此処に書く地名は日本の地図に乗っている地名と少し違う。私は現地の人から教わった、彼等の発音通りに書いている。
ファラファンガナの安宿に二泊し、集材業者を徹底的に尋ね廻った。結果から云うと、パリサンダーの質が悪い上に細かった。黒檀の質は良かったが、どれも2メートル以下の長さしかなかった。床柱の原料とするなら、最低でも3.1メートルは欲しい。太い材なら4メート以上が希望である。だが、黒檀の比重は平均的に1.16あり、水には浮かべると沈んでしまう。そのような重い木を森の中から運び出すには2メートルが限度なのだそうだ。太い黒檀なら1メートル50センチが精一杯だと云われた。
床柱の原料と考えず、家具や食器、或いは装飾物の原料として買えば、インドネシアの価格の30~40パーセントの値で買えた。だが、私はあくまで床柱の原料に拘った。もっと柔軟に考える事が出来たら、かなりの利益を得ることが出来たであろうが、それをしなかった。今更悔やんでも仕方がない。
ファラファンガナから南のフィラナンツィオに悪路に揺られながらやっと着いた。ここからはアンタナリブを通過し、西南部のツレアルまで続いているRN7を使う。そうすればアンタナナリブまで一直線だ。だが、舗装されていない箇所もかなりあり、夜通し走らないと着かない。10年程前から、このRN7の一部を「サザンクロス(南十字星)街道」と称し、かなりの観光客を集めているようだ。コロナ騒ぎが落ち着いたら、是非南十字星を見にお出かけになったら如何でしょうか。パプアニューギニアで見る南十字星の何十倍、いや何百倍かの大きさでご覧になれます。十字架の下の部分が斜めに地面に突き刺さっているように見え、それがドーンと空に向かって何処までも輝いている。また、他の星たちは「降るような星」の表現がこの事かと納得させている。圧巻である。此の星空を見てからは、何処の国のどのような星空を見ても感動することはなくなった。
二回目のワクチン接種が無事に済み、騒がれているような副作用は全くなかった。昨日の朝に習慣になっている体操をしたとき、多少腕の痛みがあったが、それを無視して行った。終ってからは痛みが和らいだ。薬が体全体に廻ったのではなかろうか。体温も平常だった。来週の後半からは自由に写真を撮りに行ける。だが、マスク、手洗いは欠かさず、レストランには行かずに弁当を買って外のベンチで食事をするつもりだ。写真仲間では私が一番早く二回目の接種を終えたようだ。仲間が終るまでは一人で行くしかない。
もうしばらくは花の写真でご辛抱願いたい。これほど多くの花を撮っていると、花の美しさに感動する。また、同じ花でも次の日や撮る時間により表情が変る。
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 ISO:200、 WB:オート。
キンレンカ
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
キンシバイ
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/125秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
ジキタリス
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/50秒、 露出補正:-1、 ISO:200、 WB:オート。
キキョウソウ
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f5.6、 1/50秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
ムラサキカタバミ
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/200秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
ノースポール
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/250秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
ゲラニウム
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/320秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
シロタエギク
桜の「白妙」は真っ白で、非常にふくよかな花であるが、此のシロタエギクは白くない。黄色であるのに白妙の名がつくのは妙だ。白に近い色は葉と茎だけである。
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/125秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
ガクアジサイ
図鑑にはヤマアジサイと出ているものもある。どうやら同じ花であると思われる。
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
???
ポーチュラカとかアブチロンと表示されるが葉の形が違う。シュウメイギクではないかと私の使っているソフトでは云っているが、葉の形は同じようだが開花時期が違う。ご存知の方はお教え頂きたい。
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/320秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
タチアオイ
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/160秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
カシワバアジサイ
お断りをしておきたいが、此処に書く地名は日本の地図に乗っている地名と少し違う。私は現地の人から教わった、彼等の発音通りに書いている。
ファラファンガナの安宿に二泊し、集材業者を徹底的に尋ね廻った。結果から云うと、パリサンダーの質が悪い上に細かった。黒檀の質は良かったが、どれも2メートル以下の長さしかなかった。床柱の原料とするなら、最低でも3.1メートルは欲しい。太い材なら4メート以上が希望である。だが、黒檀の比重は平均的に1.16あり、水には浮かべると沈んでしまう。そのような重い木を森の中から運び出すには2メートルが限度なのだそうだ。太い黒檀なら1メートル50センチが精一杯だと云われた。
床柱の原料と考えず、家具や食器、或いは装飾物の原料として買えば、インドネシアの価格の30~40パーセントの値で買えた。だが、私はあくまで床柱の原料に拘った。もっと柔軟に考える事が出来たら、かなりの利益を得ることが出来たであろうが、それをしなかった。今更悔やんでも仕方がない。
ファラファンガナから南のフィラナンツィオに悪路に揺られながらやっと着いた。ここからはアンタナリブを通過し、西南部のツレアルまで続いているRN7を使う。そうすればアンタナナリブまで一直線だ。だが、舗装されていない箇所もかなりあり、夜通し走らないと着かない。10年程前から、このRN7の一部を「サザンクロス(南十字星)街道」と称し、かなりの観光客を集めているようだ。コロナ騒ぎが落ち着いたら、是非南十字星を見にお出かけになったら如何でしょうか。パプアニューギニアで見る南十字星の何十倍、いや何百倍かの大きさでご覧になれます。十字架の下の部分が斜めに地面に突き刺さっているように見え、それがドーンと空に向かって何処までも輝いている。また、他の星たちは「降るような星」の表現がこの事かと納得させている。圧巻である。此の星空を見てからは、何処の国のどのような星空を見ても感動することはなくなった。
二回目のワクチン接種が無事に済み、騒がれているような副作用は全くなかった。昨日の朝に習慣になっている体操をしたとき、多少腕の痛みがあったが、それを無視して行った。終ってからは痛みが和らいだ。薬が体全体に廻ったのではなかろうか。体温も平常だった。来週の後半からは自由に写真を撮りに行ける。だが、マスク、手洗いは欠かさず、レストランには行かずに弁当を買って外のベンチで食事をするつもりだ。写真仲間では私が一番早く二回目の接種を終えたようだ。仲間が終るまでは一人で行くしかない。
もうしばらくは花の写真でご辛抱願いたい。これほど多くの花を撮っていると、花の美しさに感動する。また、同じ花でも次の日や撮る時間により表情が変る。
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 ISO:200、 WB:オート。
キンレンカ
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
キンシバイ
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/125秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
ジキタリス
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/50秒、 露出補正:-1、 ISO:200、 WB:オート。
キキョウソウ
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f5.6、 1/50秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
ムラサキカタバミ
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/200秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
ノースポール
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/250秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
ゲラニウム
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/320秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
シロタエギク
桜の「白妙」は真っ白で、非常にふくよかな花であるが、此のシロタエギクは白くない。黄色であるのに白妙の名がつくのは妙だ。白に近い色は葉と茎だけである。
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/125秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
ガクアジサイ
図鑑にはヤマアジサイと出ているものもある。どうやら同じ花であると思われる。
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
???
ポーチュラカとかアブチロンと表示されるが葉の形が違う。シュウメイギクではないかと私の使っているソフトでは云っているが、葉の形は同じようだが開花時期が違う。ご存知の方はお教え頂きたい。
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/320秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
タチアオイ
キャノンEOS7DMkⅡにEF100mmマクロ、2.8Lを装着。 f11、 1/160秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
カシワバアジサイ