◆ ルポ「日の丸・君が代」強制(永尾俊彦著)のご紹介と購入のお願い
原告、元原告、支援者の皆さんへ。
(BCCで配信。重複はご容赦を。)
被処分者の会・近藤 徹 です。
年の瀬を迎えなにかと多忙とは思いますが、書籍の紹介と購入のお願いをさせていただきます。
「日の丸・君が代」を強制する東京都教委の10・23通達(2003年)から18年目、この通達で処分された東京の公立学校の教職員は延べ483名にのぼります。
この度フリージャーナリストの永尾俊彦さんが12年に及ぶ取材を元に「ルポ『日の丸・君が代』強制」を出版しました。東京・大阪で「日の丸・君が代」強制がいかに教育を破壊し荒廃させてきたのかを暴く迫真のルポタージュで388頁に及ぶ大著です。
「日の丸・君が代」強制の本質、経過、裁判の状況などを分かりやすく紹介しています。被処分者の会原告・支援者・弁護士らも多数登場します。
ファイルとPDFを送付しますので詳しい内容などはそちらをご覧ください。(後掲)
私も当初から取材に協力し、資料等も提供しました。まさにお薦めの力作です。
<購入方法>
(後掲)
新型コロナ感染拡大の中、ご自愛ください。2021年が良き年になりますように。
■憲法改悪反対!命令と処分の東京の教育行政の抜本的転換を!
#日本学術会議への人事介入に抗議する
#違憲違法な学術会議会員の任命拒否を撤回せよ
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:09053278318
事務所:飯田橋共同事務所
〒102-0071 千代田区富士見1-7-8 第5日東ビル501号
被処分者の会HP↓(12月7日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
10・23通達・同実施指針、10・25集会チラシ掲載、新規お知らせ、都教委要請・都教委回答等掲載、判決文等各種資料等入手可能。
************
本書の主な特徴は次の四点です。
1.「日の丸・君が代」強制問題を戦後最大級の「思想統制」事件ととらえていること
学習指導要領の改訂で、国旗掲揚、国歌斉唱を「指導するものとする」とされた1989年度から2018年度までの30年間に卒業式などでの「君が代」斉唱時の不起立等で処分された小中高の教職員は全国でのべ2257人。
これは戦後最大級の「思想統制事件」です。
2.「日の丸・君が代」強制問題は教育の根幹にかかわる問題ととらえていること
処分された教員は、この問題を自分の頭で考える子どもたちを育てるのか、「強いもの」に従順な子どもたちに「調教」するのかの教育の根幹にかかわる問題ととらえています。
教員が起立すれば、子どもたちに無言の圧力をかけることになり、それはいじめや不登校などの大きな要因の一つと指摘される学校の同調圧力を高めることにもなります。教員たちは、身勝手な主義主張のためではなく、子どもたちのために起立できませんでした。
このことを、教員たちの弁護士は、「やりたくないことをやらなかった」人たちではなく、「教員としてやってはならないことをやれと言われて悩み苦しみ、できなかった」人たちととらえています。
3.処分され、差別されても教員生命をかけて裁判などで闘う群像を描いていること
都教委の場合は、処分の回数に加重して戒告から減給、停職へと処分を重くしていき、処分されれば「再発防止研修」の受講を命じられる他、担任を持たせない、遠隔地に飛ばす、定年後の再任用も年金が出る年齢までに限るなどの差別を受けます。
大阪府教委の場合は、三回不起立で免職という「スリーアウト制」を導入しています。
これらは、自分の理想を捨てるか職を取るかの選択を迫る制度であり、「転向」しなければ職場から排除されます。
しかし、強制は教育にはなじまないと悟った教員たちは、強制をやめさせるため、裁判に立ち上がりました。この闘いは、教員生命をかけての彼らの叫びです。
4.国際機関からの是正勧告を無視する文科省、都教委、府教委とその背景を描いていること
2019年春、国際労働機関と国連教育科学文化機関の合同委員会は、日本政府に卒業式などでの「混乱をもたらさない不服従の行為」について教員団体と話し合えという是正勧告を出しました。
しかし、文科省、都教委、府教委は無視、日本は国際基準から大きく遅れています。
なぜこうなるのか。戦前の教育に「日の丸・君が代」が果たした役割を作家の山中恒さん、大阪の元府立高校教師で部落問題研究家の黒田伊彦さんらに語っていただき、文部省や自民党の文教政策、財界提言、維新や右派の運動の流れに「日の丸・君が代」強制問題を位置づけることで、子どもたちの身も心も支配しようとする構造と異様な欲望を浮かび上がらせています。
■ 『ルポ「日の丸・君が代」強制』目次
http://www.ryokufu.com/direct.html
E-mail: sales@ryokufu.com
TEL 03-3812-9420/FAX 03-3812-7262
■ 著者に直接お申込みの場合は、送料込みで2800円になります。
nagao-t@jcom.zaq.ne.jp
090-4422-6925 FAX O422-49-2207
※ 永尾俊彦著 ルポ「日の丸・君が代」強制(緑風出版)四六判上製/392頁
/2700円(税込2970円)+送料350円。
原告、元原告、支援者の皆さんへ。
(BCCで配信。重複はご容赦を。)
被処分者の会・近藤 徹 です。
年の瀬を迎えなにかと多忙とは思いますが、書籍の紹介と購入のお願いをさせていただきます。
「日の丸・君が代」を強制する東京都教委の10・23通達(2003年)から18年目、この通達で処分された東京の公立学校の教職員は延べ483名にのぼります。
この度フリージャーナリストの永尾俊彦さんが12年に及ぶ取材を元に「ルポ『日の丸・君が代』強制」を出版しました。東京・大阪で「日の丸・君が代」強制がいかに教育を破壊し荒廃させてきたのかを暴く迫真のルポタージュで388頁に及ぶ大著です。
「日の丸・君が代」強制の本質、経過、裁判の状況などを分かりやすく紹介しています。被処分者の会原告・支援者・弁護士らも多数登場します。
ファイルとPDFを送付しますので詳しい内容などはそちらをご覧ください。(後掲)
私も当初から取材に協力し、資料等も提供しました。まさにお薦めの力作です。
<購入方法>
(後掲)
新型コロナ感染拡大の中、ご自愛ください。2021年が良き年になりますように。
■憲法改悪反対!命令と処分の東京の教育行政の抜本的転換を!
#日本学術会議への人事介入に抗議する
#違憲違法な学術会議会員の任命拒否を撤回せよ
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:09053278318
事務所:飯田橋共同事務所
〒102-0071 千代田区富士見1-7-8 第5日東ビル501号
被処分者の会HP↓(12月7日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
10・23通達・同実施指針、10・25集会チラシ掲載、新規お知らせ、都教委要請・都教委回答等掲載、判決文等各種資料等入手可能。
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緑風出版
〒113-0033東京都文京区本郷2-17-5ツイン壱岐坂
電話03-3812-9424
〒113-0033東京都文京区本郷2-17-5ツイン壱岐坂
電話03-3812-9424
◎ 『ルポ「日の丸・君が代」強制』(緑風出版)刊行のご案内
本書の主な特徴は次の四点です。
1.「日の丸・君が代」強制問題を戦後最大級の「思想統制」事件ととらえていること
学習指導要領の改訂で、国旗掲揚、国歌斉唱を「指導するものとする」とされた1989年度から2018年度までの30年間に卒業式などでの「君が代」斉唱時の不起立等で処分された小中高の教職員は全国でのべ2257人。
これは戦後最大級の「思想統制事件」です。
2.「日の丸・君が代」強制問題は教育の根幹にかかわる問題ととらえていること
処分された教員は、この問題を自分の頭で考える子どもたちを育てるのか、「強いもの」に従順な子どもたちに「調教」するのかの教育の根幹にかかわる問題ととらえています。
教員が起立すれば、子どもたちに無言の圧力をかけることになり、それはいじめや不登校などの大きな要因の一つと指摘される学校の同調圧力を高めることにもなります。教員たちは、身勝手な主義主張のためではなく、子どもたちのために起立できませんでした。
このことを、教員たちの弁護士は、「やりたくないことをやらなかった」人たちではなく、「教員としてやってはならないことをやれと言われて悩み苦しみ、できなかった」人たちととらえています。
3.処分され、差別されても教員生命をかけて裁判などで闘う群像を描いていること
都教委の場合は、処分の回数に加重して戒告から減給、停職へと処分を重くしていき、処分されれば「再発防止研修」の受講を命じられる他、担任を持たせない、遠隔地に飛ばす、定年後の再任用も年金が出る年齢までに限るなどの差別を受けます。
大阪府教委の場合は、三回不起立で免職という「スリーアウト制」を導入しています。
これらは、自分の理想を捨てるか職を取るかの選択を迫る制度であり、「転向」しなければ職場から排除されます。
しかし、強制は教育にはなじまないと悟った教員たちは、強制をやめさせるため、裁判に立ち上がりました。この闘いは、教員生命をかけての彼らの叫びです。
4.国際機関からの是正勧告を無視する文科省、都教委、府教委とその背景を描いていること
2019年春、国際労働機関と国連教育科学文化機関の合同委員会は、日本政府に卒業式などでの「混乱をもたらさない不服従の行為」について教員団体と話し合えという是正勧告を出しました。
しかし、文科省、都教委、府教委は無視、日本は国際基準から大きく遅れています。
なぜこうなるのか。戦前の教育に「日の丸・君が代」が果たした役割を作家の山中恒さん、大阪の元府立高校教師で部落問題研究家の黒田伊彦さんらに語っていただき、文部省や自民党の文教政策、財界提言、維新や右派の運動の流れに「日の丸・君が代」強制問題を位置づけることで、子どもたちの身も心も支配しようとする構造と異様な欲望を浮かび上がらせています。
■ 『ルポ「日の丸・君が代」強制』目次
まえがき~「口パク」すればいいのだろうか■ アマゾンとは取引をしておりません。緑風出版に電話、ファックス、メールで直接お申込みいただくか、全国の大型書店でお買い求めください。
第一部 少国民たちの道徳
第一章 東の少国民「うんこするのも天皇のため」~山中恒さんインタビュー
第二章 西の少国民「上があるから下ができる」~黒田伊彦さんの語り
第三章 「君が代」の道徳 「生と性の賛歌」から天皇の讃美歌へ~川口和也さんの研究
第二部 東京篇
第一章 東京の「狂妄派」~教職員の牙を折りたい狂おしい欲望
第二章 東京の教師、子どもたちと「日の丸・君が代」強制
一 「君が代」は誇り高く歌いたい~近藤光男さん(体育)の場合
二 「お前のこと、用いるから」~岡田明さん(日本史/現代社会)の場合
三 音楽が息づく学校を~竹内修さん(音楽)の場合
四 「自分の可能性をあきらめないで」~大能清子さん(国語)の場合
五 子どもたちの「障がい」が消えた日~渡辺厚子さん(特別支援学校)の場合
六 「俺は先生の生徒でよかった」~加藤良雄さん(英語)の場合
七 表現を行動として生きる~田中聡史さん(特別支援学校/美術・図工など)の場合
第三章 「生徒の心を聞く仕事」であるために
第三部 大阪編
第一章 大阪の「狂妄派」~ビシッと「モノサシ一本」の快感
一 法的にも復活した「非国民」
二 「教育事件」としての森友問題
★ 籠池泰典元理事長インタビュー~「天皇国日本」というモノサシをつくる学校
第二章 大阪の教師、子どもたちと「日の丸・君が代」強制
一 「歴史が歴史をたしかめる」~増田俊道さん(社会)の場合
二 「真の愛国者は自由を保障することで育つ」~梅原聡さん(理科)の場合
三 「先生に何ができるの」への答えを探して~井前弘幸さん(数学)の場合
四 「事実さえ教えられれば」~松田幹雄さん(中学・理科)の場合
五 「背骨」は曲げられない~志水博子さん(国語)の場合
★ 性的少数者と思想的少数者~南和行弁護士インタビュー
六 子どもたちを「無我の人」にするな~奥野泰孝さん(美術)の場合
★ 「陽気な地獄破り」を~遠藤比呂通弁護士インタビュー
第三章 「自己を持つ」子どもたちを育てるために
あとがき~ニッポンの良心
http://www.ryokufu.com/direct.html
E-mail: sales@ryokufu.com
TEL 03-3812-9420/FAX 03-3812-7262
■ 著者に直接お申込みの場合は、送料込みで2800円になります。
nagao-t@jcom.zaq.ne.jp
090-4422-6925 FAX O422-49-2207
※ 永尾俊彦著 ルポ「日の丸・君が代」強制(緑風出版)四六判上製/392頁
/2700円(税込2970円)+送料350円。
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