《河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会 都庁前通信》
● 都教委は再論議し、「君が代」不起立処分を止めよ!
校長に職務命令を出させるな!
来週から卒業式が始まります。東京の校長たちは、都教委の指示のもと卒業式での「国歌斉唱」の際、教職員に対し起立を求める職務命令を出しています。
石原都知事2期目の2003年、都教委は「半世紀の間につくられたがん細胞は・・・徹底的にやる」(鳥海巌教育委員)として、「10・23通達」を発出しました。同通達は、校長には教職員に「君が代」斉唱時に起立を求める職務命令を発出させ、その職務命令に従わない教職員を処分すると明記し、子どもたちと教員とでつくってきた子ども主体の卒業式を禁止し、都教委の示した式次第に則った卒業・入学式を実施するよう求めました。「君が代」起立の行為が自己の考えに反することであったとしても、職務命令に従うことを都教委は教職員に求めたのでした。
「日の丸・君が代」の尊重を子どもたちに体を通して刷り込むことを狙っただけでなく、処分を振りかざして、東京のすべての学校・教職員を上意下達の体制に置くことが大きな狙いでした。10年後のいま、「日の丸・君が代」のほかにも、道徳、領土、オリンピック等、都教委の好む教育を教職員に実行させることに、その目的があったことが明白です。
この裏面に紹介した、エリート高校生に税金をかけ、非エリートには税金をかけない差別選別の教育政策も、教職員を黙らせる中で実現していることです。
都教委が職員会議での意見のやり取りを禁止し、校長をはじめとした教職員を都教委の指示通りに動かした結果、教員たちは互いの意思疎通がスムーズにいかず、協働ができなくなり、教育の質の低下を招いています。教育の荒廃の出発は10・23通達にありました。
都教委はその現実を冷静に振り返るべきです。都教委好みの教育政策では、破たんをきたします。現場の教職員の声を吸い上げるべきです。
10・23通達により、この10年間に延べ457名の教職員が「君が代」不起立処分を受けました。弾圧を受けても、間違った都教委・校長の「君が代」起立の職務命令には従わない、という教員が存在してきたということです。
都教委は、「君が代」不起立を続ける教員の声に謙虚に耳を傾け、10・23通達を撤回すべきです。校長に職務命令を出させ、「君が代」起立をしない教員を処分することを直ちにやめてください。
昨年4月25日の定例会で入学式の不起立処分が非公開議題になったことをツイッターに流したところ「・・非公開の内容について、どんな議論が行われたのかを明らかにすることは許されていません。しかし、すべての委員が処分に賛成したと早合点し、一緒くたに批判することは、味方を減らす愚行にもなりかねないかと。」との応答が寄せられました。嬉しい一言でもありました。
しかし今や平和を願う多くの市民には、日本の、そして教育の曲がり角を「危険」と感じるまでになっています。教育委員会各委員の存在自体を軽んじ命令と服従を強いていく教育政策の流れに、危機感は増大します。
こんな時代だからこそどうか子どもたち一人ひとりの存在に思いを馳せ議論を尽くして下さい。「みんな違ってみんないい」教育の実現に向け、就任当時の初心を忘れずに、教育委員の仕事をしていただきたいと、重ねてのお願いです。
『根津さん河原井さんらの「君が代」解雇をさせない会』
http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/blog/
● 都教委は再論議し、「君が代」不起立処分を止めよ!
校長に職務命令を出させるな!
来週から卒業式が始まります。東京の校長たちは、都教委の指示のもと卒業式での「国歌斉唱」の際、教職員に対し起立を求める職務命令を出しています。
石原都知事2期目の2003年、都教委は「半世紀の間につくられたがん細胞は・・・徹底的にやる」(鳥海巌教育委員)として、「10・23通達」を発出しました。同通達は、校長には教職員に「君が代」斉唱時に起立を求める職務命令を発出させ、その職務命令に従わない教職員を処分すると明記し、子どもたちと教員とでつくってきた子ども主体の卒業式を禁止し、都教委の示した式次第に則った卒業・入学式を実施するよう求めました。「君が代」起立の行為が自己の考えに反することであったとしても、職務命令に従うことを都教委は教職員に求めたのでした。
「日の丸・君が代」の尊重を子どもたちに体を通して刷り込むことを狙っただけでなく、処分を振りかざして、東京のすべての学校・教職員を上意下達の体制に置くことが大きな狙いでした。10年後のいま、「日の丸・君が代」のほかにも、道徳、領土、オリンピック等、都教委の好む教育を教職員に実行させることに、その目的があったことが明白です。
この裏面に紹介した、エリート高校生に税金をかけ、非エリートには税金をかけない差別選別の教育政策も、教職員を黙らせる中で実現していることです。
都教委が職員会議での意見のやり取りを禁止し、校長をはじめとした教職員を都教委の指示通りに動かした結果、教員たちは互いの意思疎通がスムーズにいかず、協働ができなくなり、教育の質の低下を招いています。教育の荒廃の出発は10・23通達にありました。
都教委はその現実を冷静に振り返るべきです。都教委好みの教育政策では、破たんをきたします。現場の教職員の声を吸い上げるべきです。
10・23通達により、この10年間に延べ457名の教職員が「君が代」不起立処分を受けました。弾圧を受けても、間違った都教委・校長の「君が代」起立の職務命令には従わない、という教員が存在してきたということです。
都教委は、「君が代」不起立を続ける教員の声に謙虚に耳を傾け、10・23通達を撤回すべきです。校長に職務命令を出させ、「君が代」起立をしない教員を処分することを直ちにやめてください。
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昨年4月25日の定例会で入学式の不起立処分が非公開議題になったことをツイッターに流したところ「・・非公開の内容について、どんな議論が行われたのかを明らかにすることは許されていません。しかし、すべての委員が処分に賛成したと早合点し、一緒くたに批判することは、味方を減らす愚行にもなりかねないかと。」との応答が寄せられました。嬉しい一言でもありました。
しかし今や平和を願う多くの市民には、日本の、そして教育の曲がり角を「危険」と感じるまでになっています。教育委員会各委員の存在自体を軽んじ命令と服従を強いていく教育政策の流れに、危機感は増大します。
こんな時代だからこそどうか子どもたち一人ひとりの存在に思いを馳せ議論を尽くして下さい。「みんな違ってみんないい」教育の実現に向け、就任当時の初心を忘れずに、教育委員の仕事をしていただきたいと、重ねてのお願いです。
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『根津さん河原井さんらの「君が代」解雇をさせない会』
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