東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 再雇用二次訴訟 東京都が最高裁に上告受理申立へ
/東京「再雇用拒否」第三次訴訟の傍聴を
「勝利の旗出し」 《撮影:gamou》
◆ 東京都、判決翌日の都議会文教委員会で「上告受理申立」の議案を提出
再雇用拒否撤回第二次訴訟東京高裁判決(判決全文、原告団・弁護団声明を被処分者の会HPに速報掲載)で私たち原告らが全面勝訴して一夜明けた12月11日、東京都議会文教委員会が開かれました。
完全敗訴に衝撃を受けた都教委は、同委員会に「再雇用職員等の採用選考不合格等を理由とする損害賠償請求控訴事件に係わる上告受理の申立について」(報告事項)を提出し、説明、質疑が行われました。
◆ 教育長、「判決は法令解釈の適用を誤っている」とのコメント
各新聞報道によれば、中井敬三・東京都教育長は「判決は法令解釈の適用を誤っており、上告の準備を進める」とのコメントを出したとのことです。
何と判決当日に判決内容を詳細に検討する時間もないのに、このようなコメントを出したのです。この恥知らずな居丈高のコメントには、都教委が敗訴判決に衝撃を受けた様子を読み取ることができます。
司法(東京高裁)が法律に基づき「裁量権の逸脱濫用に当たり違法」とした判断を、裁判所でもない都教委が「法令の解釈を誤っている」と決めつける異常さを見逃すことはできません。安倍首相の勝手な憲法解釈とうり二つではないでしょうか。
さて、同文教委員会に先立ち、原告は手分けをして文教委員会の各会派(自民、公明、共産、民主、維新、生活者ネット)に「都の上告に反対」するように要請を行いました。その後、本件訴訟原告ら20名、他に定時制四校の廃止計画に反対する人たちらを含め27名が委員会を傍聴しました。
◆ 共産、生活者ネット、「上告断念」を迫る
文教委員会の議題には、報告事項として、(1)再雇用職員等の採用選考不合格等を理由とする損害賠償請求控訴事件に係わる上告受理の申立について(説明、質疑)、(2)都立高校改革推進計画・新実施計画(案)の骨子について(質疑)、がありました。(2)には定時制四校(小山台、雪谷、江北、立川)の閉課程(廃止)が含まれています。
同委員会で焦点となったのは、①本件上告受理申立について、②定時制四校廃止計画についてでした。共産党の里吉ゆみ議員(世田谷区選出)、生活者ネットの小松久子議員(杉並区選出)が「反対」の立場から発言しました。他の会派(自民、公明、民主、維新)は、この2つの件を避けて(意図的と思える)、細々としたことを長々と発言していました。自民の議員は、共産、生活者ネットの発言に口汚いヤジを飛ばしていました。
里吉議員、小松議員は、本件採用拒否が、原告らの「期待権」を侵害し「裁量権の逸脱濫用」として「東京都の控訴を棄却したことは当然」と指摘し、判決文を引用しながら、東京都の上告受理申立の問題点を鋭く追及しました。
質疑の中で、東京都は、最高裁への上告受理申立の理由を一審・二審で否定された「本件不起立は職務命令違反という重大な非違行為」であるからと繰り返し述べるだけでした。また、本件訴訟に費やした費用に関して、担当弁護士が3名であり、支払った費用が現時点で計450万円(一審300万円、二審150万円)に上ることを明らかにしました。また、上告しない場合に支払われる、損害賠償金額と遅延損害金(年率5%)を合わせて約7400万円という巨額であることを答弁しました。
両議員は、「上告受理申立に理由がなく、最高裁でも棄却される可能性が大きい」と述べ、「都民の税金の無駄遣い」だと指摘し、「上告を断念して判決を受け入れるべき」であると主張しました。2人の議員の発言は、素晴らしく、傍聴した原告一同「我が意を得たり」でした。
◆ 16日の都議会本会議で議案採決へ
損害賠償金額が大きいので、地方自治法に基づき、上告受理申立をするにあたっては、都議会の同意が必要なため、16日の都議会本会議で採決に付されます。
● 都教委・東京都の上告を許さず、勝訴判決を守り抜くため、以下の2つの行動に取り組みますので、都合をつけて参加してください。
★ 都教委要請(再雇用二次訴訟・高裁判決を受けて)
12月15日(火)
13時45分都庁第2庁舎1Fロビー集合
14時~第2庁舎10F205会議室
(注意)第1庁舎ではなく、第2庁舎。終了後、原告中心に都議会各会派要請を行います。
★ 都議会本会議傍聴行動
12月16日(水)
12時50分傍聴受付(都議会棟2F)集合
13時~都議会本会議(都議会棟7F)
◆ 東京「再雇用拒否」第三次訴訟の傍聴を!
昨年1月に提訴以来2年近くが経ちました。毎回多数の方が傍聴に来て下さり、心強く思っています。
いよいよ結審を迎えることになりました。原告3名と弁護士が最後の陳述をします。
先日の再雇用拒否撤回二次訴訟の高裁判決勝訴に続き、我々も勝利判決を勝ち取りたいと決意しています。
裁判が続きお忙しい中ですが、傍聴をよろしくお願いします。(東京「再雇用拒否」第3次訴訟原告団より)
★ 再雇用拒否撤回第三次訴訟・地裁結審
(東京地裁民事19部。2011年再雇用拒否の損害賠償請求、原告3名)
12月17日(木)
10時傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
10時30分開廷
東京地裁527号(定員42名)
報告集会:527号隣の控室
三次訴訟高裁判決・声明文、再雇用二次高裁判決・声明文を速報掲載。
「お知らせ」、通達関連裁判進行状況等随時更新。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(12月11日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。
◆ 再雇用二次訴訟 東京都が最高裁に上告受理申立へ
/東京「再雇用拒否」第三次訴訟の傍聴を
「勝利の旗出し」 《撮影:gamou》
◆ 東京都、判決翌日の都議会文教委員会で「上告受理申立」の議案を提出
再雇用拒否撤回第二次訴訟東京高裁判決(判決全文、原告団・弁護団声明を被処分者の会HPに速報掲載)で私たち原告らが全面勝訴して一夜明けた12月11日、東京都議会文教委員会が開かれました。
完全敗訴に衝撃を受けた都教委は、同委員会に「再雇用職員等の採用選考不合格等を理由とする損害賠償請求控訴事件に係わる上告受理の申立について」(報告事項)を提出し、説明、質疑が行われました。
◆ 教育長、「判決は法令解釈の適用を誤っている」とのコメント
各新聞報道によれば、中井敬三・東京都教育長は「判決は法令解釈の適用を誤っており、上告の準備を進める」とのコメントを出したとのことです。
何と判決当日に判決内容を詳細に検討する時間もないのに、このようなコメントを出したのです。この恥知らずな居丈高のコメントには、都教委が敗訴判決に衝撃を受けた様子を読み取ることができます。
司法(東京高裁)が法律に基づき「裁量権の逸脱濫用に当たり違法」とした判断を、裁判所でもない都教委が「法令の解釈を誤っている」と決めつける異常さを見逃すことはできません。安倍首相の勝手な憲法解釈とうり二つではないでしょうか。
さて、同文教委員会に先立ち、原告は手分けをして文教委員会の各会派(自民、公明、共産、民主、維新、生活者ネット)に「都の上告に反対」するように要請を行いました。その後、本件訴訟原告ら20名、他に定時制四校の廃止計画に反対する人たちらを含め27名が委員会を傍聴しました。
◆ 共産、生活者ネット、「上告断念」を迫る
文教委員会の議題には、報告事項として、(1)再雇用職員等の採用選考不合格等を理由とする損害賠償請求控訴事件に係わる上告受理の申立について(説明、質疑)、(2)都立高校改革推進計画・新実施計画(案)の骨子について(質疑)、がありました。(2)には定時制四校(小山台、雪谷、江北、立川)の閉課程(廃止)が含まれています。
同委員会で焦点となったのは、①本件上告受理申立について、②定時制四校廃止計画についてでした。共産党の里吉ゆみ議員(世田谷区選出)、生活者ネットの小松久子議員(杉並区選出)が「反対」の立場から発言しました。他の会派(自民、公明、民主、維新)は、この2つの件を避けて(意図的と思える)、細々としたことを長々と発言していました。自民の議員は、共産、生活者ネットの発言に口汚いヤジを飛ばしていました。
里吉議員、小松議員は、本件採用拒否が、原告らの「期待権」を侵害し「裁量権の逸脱濫用」として「東京都の控訴を棄却したことは当然」と指摘し、判決文を引用しながら、東京都の上告受理申立の問題点を鋭く追及しました。
質疑の中で、東京都は、最高裁への上告受理申立の理由を一審・二審で否定された「本件不起立は職務命令違反という重大な非違行為」であるからと繰り返し述べるだけでした。また、本件訴訟に費やした費用に関して、担当弁護士が3名であり、支払った費用が現時点で計450万円(一審300万円、二審150万円)に上ることを明らかにしました。また、上告しない場合に支払われる、損害賠償金額と遅延損害金(年率5%)を合わせて約7400万円という巨額であることを答弁しました。
両議員は、「上告受理申立に理由がなく、最高裁でも棄却される可能性が大きい」と述べ、「都民の税金の無駄遣い」だと指摘し、「上告を断念して判決を受け入れるべき」であると主張しました。2人の議員の発言は、素晴らしく、傍聴した原告一同「我が意を得たり」でした。
◆ 16日の都議会本会議で議案採決へ
損害賠償金額が大きいので、地方自治法に基づき、上告受理申立をするにあたっては、都議会の同意が必要なため、16日の都議会本会議で採決に付されます。
● 都教委・東京都の上告を許さず、勝訴判決を守り抜くため、以下の2つの行動に取り組みますので、都合をつけて参加してください。
★ 都教委要請(再雇用二次訴訟・高裁判決を受けて)
12月15日(火)
13時45分都庁第2庁舎1Fロビー集合
14時~第2庁舎10F205会議室
(注意)第1庁舎ではなく、第2庁舎。終了後、原告中心に都議会各会派要請を行います。
★ 都議会本会議傍聴行動
12月16日(水)
12時50分傍聴受付(都議会棟2F)集合
13時~都議会本会議(都議会棟7F)
◆ 東京「再雇用拒否」第三次訴訟の傍聴を!
昨年1月に提訴以来2年近くが経ちました。毎回多数の方が傍聴に来て下さり、心強く思っています。
いよいよ結審を迎えることになりました。原告3名と弁護士が最後の陳述をします。
先日の再雇用拒否撤回二次訴訟の高裁判決勝訴に続き、我々も勝利判決を勝ち取りたいと決意しています。
裁判が続きお忙しい中ですが、傍聴をよろしくお願いします。(東京「再雇用拒否」第3次訴訟原告団より)
★ 再雇用拒否撤回第三次訴訟・地裁結審
(東京地裁民事19部。2011年再雇用拒否の損害賠償請求、原告3名)
12月17日(木)
10時傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
10時30分開廷
東京地裁527号(定員42名)
報告集会:527号隣の控室
三次訴訟高裁判決・声明文、再雇用二次高裁判決・声明文を速報掲載。
「お知らせ」、通達関連裁判進行状況等随時更新。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
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e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
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