4,四人目の証人 OBで参列していたKさん(男性)
(1)主尋問 横山弁護士 15:35~
a,開式前の様子
2002年3月卒業、後輩に誘われて参列。9:30頃到着、在校生席の後ろで教師と立ち話。保護者席は、周りと談笑、なごやかな雰囲気。
b,教頭の行動
後ろのベンチに座っていると、背の高い体格のいい先生が、TBSクルーを引き連れるような形で、スタスタと教職員席に向かった。近くの先生に「教頭先生だ」と教えてもらった。
藤田先生がいたことは知らなかった。友達のU君と立ち話している時、初めて気付いた。一人で何か訴えをしていた。周りには誰もいない。保護者席は無関心。
そこに教頭が近づいてきて、二言三言話して、いきなり腕をつかんだ。
藤田先生は「さわるんじゃないよ」と応じた。
言い合いになったが、教頭は大声で威圧的、藤田先生は普通に反応していた。
先に怒鳴ったのは教頭の方。
c,TBS報道特集の映像について
テレビで番組を見た時、違和感があった。映像と音声が合っていない。画面には3人映っているところで、「さわるんじゃない」の音声がかぶっていた。当時、日テレでアルバイトしていたので、編集したことがすぐ分かった。
d,会場出入り口でのやりとり
中央通路を後ろに歩いていく時、3人目に気付いた。後で校長と聞いた。いつ加わったか、覚えていない。影の薄い存在。
出入り口付近で父親らしき人が騒いだ。やり取りが静かになったので、教頭と和解が成立したと思った。藤田先生は戻るように歩いてきたが、再び追い出されて出ていった。
e,保護者席の様子
別に。文句を言った保護者が1名。ヤクザっぽい感じの目立ちたがり屋。「右翼じゃないか」と友達と話した。藤田先生が君が代強制反対を言ったから。この保護者の行動には、明らかに迷惑がっている人もいた。
f,卒業式について
国歌斉唱時に、教頭が怒鳴っていたので、嫌な感じがした。
(あなたの卒業式の時は定刻に始まりましたか、と聞かれて)始まっていない。
(板橋高校では各種行事などで常に厳格に時間を守るのか、と聞かれて)いや、守っていない。
(2)反対尋問 阪井・石嶋検事 15:55~
a,レッテル貼り
Q:国旗国歌法に反対か、Q:国歌斉唱時に坐ったか、Q:藤田先生との関係は、
A:関心がない、A:ずっと立ってた、A:授業を教わった、それほど親しくなかった、
b,教頭の接近
教頭のことは、在校中接点がなかったので知らなかった。
藤田先生の左側から近づき、左手首をつかんだように見えた。私の位置から反対側なのでよく見えない。
教頭が近づいてから、腕をつかむまでの時間を聞かれても(執拗に10秒とか20秒とか数字まであげて問いただす)、時計を見なかったので分からない。感じ的には終わるんじゃないかな、という時に近づいてきて、接触した時には終わっていた。
c,最初に大声を上げたのは?
教頭が声を荒げて罵声を浴びせた。内容は、ここで言っていいか分からないが「バカヤロー」だった。藤田先生の「さわるんじゃない」よりも相当大きい声だった。(執拗に3~4回「ホントーに」教頭が先ですか、と問いつめる、間違いありませんか?)ハイ。
…ここで検事はICレコーダの記録を持ち出す。「さわるんじゃない」の前には音声の記録がない。その上で再度問いつめられるが、証人は証言を変えなかった。
d,国家斉唱時の混乱
Q:「供述調書」には、混乱が「5分くらい」続いたとあるが、間違いないか(執拗に)。
A:自分にはそれくらいの時間に感じられた。時計を見たわけではない。
…ここでまたICレコーダの記録が示され、記録では1分前後しか混乱していないことを確認させられる。記録が正しいのかも知れないが、自分の中ではもっと長く感じた。
e,在校中のことなど
部活は、空手部。演劇部のゲスト、フットサル同好会など。放送委員は高2の時。
藤田先生は、いずれの顧問でもない。授業を受けただけ。卒業後の付き合いもない。
放送委員の時は、卒業式入学式のほか、始業式終業式も、舞台袖で待機している。
教頭が式の司会をしたりするから知らないのはおかしいと言われるかも知れないが、そういうのには無関心だから。
卒業式に出たのは、在校生の時に2回(2年と3年)、卒業後に2回(03年と04年)、合計4回。
(3)再尋問 小沢弁護士 16:35
Q:教頭が藤田先生に近づいた時、まず何をしたのか。最初に大声を上げたのは、教頭(バカヤロー)か、藤田先生(さわるんじゃない)か、もう一度よく考えて答えてほしい。
A:(かなり長い時間考えた末)教頭の「バカヤロー」が先です。
(16:45終了)
…阪井検事は、今度は、若い(といっても成人している)証人に「君」と呼びかけていた。法律家以前に社会人として失格だろう。礼儀を逆に若者から教えてもらう必要がありそうだ。
ところで教頭の大声問題、ICレコーダには、藤田先生の「さわるんじゃない」の前には、音声は録音されていない。それを示された上で、その前に教頭の「バカヤロー」発言があった、との証言を変えなかった。(報告集会に残った板橋高校のO先生から、私も先に教頭の怒鳴り声を聞いたよ、ただし内容は「コンチクショウ」だったけど、K君に伝えておいて、との伝言を預かった)
検察側はことごとにICレコーダを持ち出すが、それは本当に正確な記録なのだろうか。
実は、<第8回公判>で、教頭自身も、「検面調書」では自分が最初に大声を上げたとしていたが、ICレコーダを聞いて、記憶違いに気付いて訂正したい、と言っていた。
教頭も、K君も、最初に大声を上げたのは教頭の方だ、との記憶を持っているのに、ICレコーダには、その音声が録音されていないのである。
かなり大声で発せられた「バカヤロー(ないしコンチクショウ)」は、どこに消えてしまったのか。まさかICレコーダの改ざんされているなんてことは?
3月1日第12回公判には、ICレコーダを解析した学者証人が出廷する。そこで、これらの疑惑は解明されるのだろうか。注目である。
次回第11回公判は、2月8日(水)10:00~12:30 いつもの104号法廷だが、時間が午前中だけに変更になった。お間違いなきよう。
内容は、引き続き弁護側証人が二人、板橋高校当時の担任と卒業生への証人尋問である。
声が裏返るヒステリックな検事は、次回も最後の悪あがきで、なりふり構わずえげつない反対尋問を仕掛けてくるだろう。
ぜひ傍聴席を満杯にすることで勇気ある証人への支援活動をお願いしたい。
(1)主尋問 横山弁護士 15:35~
a,開式前の様子
2002年3月卒業、後輩に誘われて参列。9:30頃到着、在校生席の後ろで教師と立ち話。保護者席は、周りと談笑、なごやかな雰囲気。
b,教頭の行動
後ろのベンチに座っていると、背の高い体格のいい先生が、TBSクルーを引き連れるような形で、スタスタと教職員席に向かった。近くの先生に「教頭先生だ」と教えてもらった。
藤田先生がいたことは知らなかった。友達のU君と立ち話している時、初めて気付いた。一人で何か訴えをしていた。周りには誰もいない。保護者席は無関心。
そこに教頭が近づいてきて、二言三言話して、いきなり腕をつかんだ。
藤田先生は「さわるんじゃないよ」と応じた。
言い合いになったが、教頭は大声で威圧的、藤田先生は普通に反応していた。
先に怒鳴ったのは教頭の方。
c,TBS報道特集の映像について
テレビで番組を見た時、違和感があった。映像と音声が合っていない。画面には3人映っているところで、「さわるんじゃない」の音声がかぶっていた。当時、日テレでアルバイトしていたので、編集したことがすぐ分かった。
d,会場出入り口でのやりとり
中央通路を後ろに歩いていく時、3人目に気付いた。後で校長と聞いた。いつ加わったか、覚えていない。影の薄い存在。
出入り口付近で父親らしき人が騒いだ。やり取りが静かになったので、教頭と和解が成立したと思った。藤田先生は戻るように歩いてきたが、再び追い出されて出ていった。
e,保護者席の様子
別に。文句を言った保護者が1名。ヤクザっぽい感じの目立ちたがり屋。「右翼じゃないか」と友達と話した。藤田先生が君が代強制反対を言ったから。この保護者の行動には、明らかに迷惑がっている人もいた。
f,卒業式について
国歌斉唱時に、教頭が怒鳴っていたので、嫌な感じがした。
(あなたの卒業式の時は定刻に始まりましたか、と聞かれて)始まっていない。
(板橋高校では各種行事などで常に厳格に時間を守るのか、と聞かれて)いや、守っていない。
(2)反対尋問 阪井・石嶋検事 15:55~
a,レッテル貼り
Q:国旗国歌法に反対か、Q:国歌斉唱時に坐ったか、Q:藤田先生との関係は、
A:関心がない、A:ずっと立ってた、A:授業を教わった、それほど親しくなかった、
b,教頭の接近
教頭のことは、在校中接点がなかったので知らなかった。
藤田先生の左側から近づき、左手首をつかんだように見えた。私の位置から反対側なのでよく見えない。
教頭が近づいてから、腕をつかむまでの時間を聞かれても(執拗に10秒とか20秒とか数字まであげて問いただす)、時計を見なかったので分からない。感じ的には終わるんじゃないかな、という時に近づいてきて、接触した時には終わっていた。
c,最初に大声を上げたのは?
教頭が声を荒げて罵声を浴びせた。内容は、ここで言っていいか分からないが「バカヤロー」だった。藤田先生の「さわるんじゃない」よりも相当大きい声だった。(執拗に3~4回「ホントーに」教頭が先ですか、と問いつめる、間違いありませんか?)ハイ。
…ここで検事はICレコーダの記録を持ち出す。「さわるんじゃない」の前には音声の記録がない。その上で再度問いつめられるが、証人は証言を変えなかった。
d,国家斉唱時の混乱
Q:「供述調書」には、混乱が「5分くらい」続いたとあるが、間違いないか(執拗に)。
A:自分にはそれくらいの時間に感じられた。時計を見たわけではない。
…ここでまたICレコーダの記録が示され、記録では1分前後しか混乱していないことを確認させられる。記録が正しいのかも知れないが、自分の中ではもっと長く感じた。
e,在校中のことなど
部活は、空手部。演劇部のゲスト、フットサル同好会など。放送委員は高2の時。
藤田先生は、いずれの顧問でもない。授業を受けただけ。卒業後の付き合いもない。
放送委員の時は、卒業式入学式のほか、始業式終業式も、舞台袖で待機している。
教頭が式の司会をしたりするから知らないのはおかしいと言われるかも知れないが、そういうのには無関心だから。
卒業式に出たのは、在校生の時に2回(2年と3年)、卒業後に2回(03年と04年)、合計4回。
(3)再尋問 小沢弁護士 16:35
Q:教頭が藤田先生に近づいた時、まず何をしたのか。最初に大声を上げたのは、教頭(バカヤロー)か、藤田先生(さわるんじゃない)か、もう一度よく考えて答えてほしい。
A:(かなり長い時間考えた末)教頭の「バカヤロー」が先です。
(16:45終了)
…阪井検事は、今度は、若い(といっても成人している)証人に「君」と呼びかけていた。法律家以前に社会人として失格だろう。礼儀を逆に若者から教えてもらう必要がありそうだ。
ところで教頭の大声問題、ICレコーダには、藤田先生の「さわるんじゃない」の前には、音声は録音されていない。それを示された上で、その前に教頭の「バカヤロー」発言があった、との証言を変えなかった。(報告集会に残った板橋高校のO先生から、私も先に教頭の怒鳴り声を聞いたよ、ただし内容は「コンチクショウ」だったけど、K君に伝えておいて、との伝言を預かった)
検察側はことごとにICレコーダを持ち出すが、それは本当に正確な記録なのだろうか。
実は、<第8回公判>で、教頭自身も、「検面調書」では自分が最初に大声を上げたとしていたが、ICレコーダを聞いて、記憶違いに気付いて訂正したい、と言っていた。
教頭も、K君も、最初に大声を上げたのは教頭の方だ、との記憶を持っているのに、ICレコーダには、その音声が録音されていないのである。
かなり大声で発せられた「バカヤロー(ないしコンチクショウ)」は、どこに消えてしまったのか。まさかICレコーダの改ざんされているなんてことは?
3月1日第12回公判には、ICレコーダを解析した学者証人が出廷する。そこで、これらの疑惑は解明されるのだろうか。注目である。
次回第11回公判は、2月8日(水)10:00~12:30 いつもの104号法廷だが、時間が午前中だけに変更になった。お間違いなきよう。
内容は、引き続き弁護側証人が二人、板橋高校当時の担任と卒業生への証人尋問である。
声が裏返るヒステリックな検事は、次回も最後の悪あがきで、なりふり構わずえげつない反対尋問を仕掛けてくるだろう。
ぜひ傍聴席を満杯にすることで勇気ある証人への支援活動をお願いしたい。
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