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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

再発防止研修抗議・要請(全国ネット準備会)

2015年05月14日 | 日の丸・君が代関連ニュース
2015年5月11日(月曜日)
 東京都教育委員会 教育長 中井敬三様
許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊
全国ネットワーク(準備会) ★連絡先:「全国ネット」世話人・小野政美(FAX)

◎ 東京都教育委員会への抗議・要請書

 私たちは、東京都教育委員会による都立石神井特別支援学校教諭田中聡史さんへの度重なる「服務事故再発防止研修」発令に、怒りを込めて抗議し、東京都教育委員会に対して、以下のことを要請する。
 なお、本日、東京都教委から、私たちが4月10日に提出した「要請書」の回答(5月8日付;東京都教育庁教育情報課長上野正之名)がFAXで届いた。
 「田中さんへの不当処分を撤回せよ!」については、「個別の職員の人事に関する事項については、お答えできません」と回答した。
 また、「田中さんへの服務事故再発防止研修を行うな!」については、「懲戒処分の原因となった服務事故の再発を防止するため、関係規定に基づき、懲戒処分を受けた者に対し服務事故再発防止研修を実施します」との回答があった。
 私たちは、このような東京都教委の誠意なき回答に抗議するとともに、ここに重ねて、誠意あるある回答を強く求めるものである。以下の「抗議・要請書」に対する回答を、「全国ネットワーク」(準備会)連絡先宛に求めるものである。
◎ 東京都教育委員会への抗議・要請

 1.東京都教育委員会による都立石神井特別支援学校教員・田中聡史さんへの「服務事故再発防止研修」という名の「思想転向強要研修」発令に抗議する。
 5月13日(水曜日)午前9時から予定されている、東京都教職員研修センターにおける田中聡史さんへの「服務事故再発防止研修」を即刻中止せよ!
 2.東京都教育委員会は、田中聡史さんへの不当処分を撤回せよ!

 <抗議・要請の理由>

 ①2015年4月28日、東京都教育委員会は、都立石神井特別支援学校校長室において、都立石神井特別支援学校教諭田中聡史さんに対して、4月7日に行われた東京都立石神井特別支援学校入学式で、「君が代」斉唱時に不起立をしたとして、減給10分の1、1ヶ月の不当処分を発令した。合せて、5月13日(水曜日)9時から、東京都教職員研修センターで「再発防止研修」を行うとの不当な研修命令を発令した。
 私たちは、田中さんを処分した東京都教育委員会に対し、改めて、満身の怒りを込めて抗議するものである!
 ②東京都教育委員会は、5月13日(水曜日)午前9時より、東京都立石神井特別支援学校教諭田中聡史さんに対して、入学式での「君が代」斉唱時不起立を理由に、不当な研修命令を発令し、東京都教職員研修センターで「再発防止研修」を行おうとしている。
 ③東京都教育委員会は、これまで、田中さんに対して、今回の不当処分で9回目(3回目までは戒告処分、4回目から9回目までは減給10分の1・1ヶ月)となる「君が代」不起立処分を行っている。
 ④東京都教育委員会は、2015年3月30日には、東京都立板橋特別支援学校教員田中聡史さんに対し、私たちの要請にもかかわらず、「君が代」斉唱時に不起立だったことを理由とする懲戒処分(減給10分の1・1月)の発令を行い、4月3日には、被処分者である田中聡史さんに対して、私たちの研修中止要請と抗議にもかかわらず、「服務事故再発防止研修」を強行した。
 ⑤そもそも、東京都教育委員会が行う、被処分者に対する「服務事故再発防止研修」は、日本国憲法で保障された「思想・信条・良心の自由」違反であり、自由権の国際基準違反であり、「研修」に名を借りて「思想転向」を迫る拷問である。
 ⑥東京都教育委員会は不起立被処分者に対し、憲法違反の不当な「再発防止研修」という名の「思想転向研修」を強行している。田中さんに対しては、2014年度、研修センターでの研修が2回、研修センターや経営支援センター(ともに都教委の出先機関)の統括指導主事が学校に出向いての「訪問研修」が3回、さらに学校長の研修が毎週1回程度と、6ヶ月間に計19回もの「研修」が課せられた(2012年の累積加重処分を原則違法とした最高裁判決までは年に1~2回だった)。その内容も、今までは「地方公務員法(服務規律)について」だけだったが、2012年度からは「教育における国旗掲揚及び国家斉唱の意義と教育者の責務について」が加わり、思想転向をさらに強要するものになっている。
 ⑦田中さんは、長期にわたる「服務事故再発防止研修」なるものを受けさせられ、その度に、田中さんは、日本国憲法で保障された内心の自由・良心の自由・思想の自由・表現の自由・教育の自由を侵害され、「反省」を求められているということに他ならない。この「研修」は、また、都教委が、不起立を続ける田中さん対し、「『反省』の機会を与えたのに『反省』がなく、職務命令違反を繰り返した」と、すなわち、「不起立前後の態度」がよくないとの名目を作り、さらに重い処分をするために「再発防止研修」を行っているとも言えるものである。
 ⑧よって、私たちは、田中さんへの不法不当な「再発防止研修」を強行しようとしている東京都教委に対し、改めて怒りを込めて抗議し、憲法違反の「服務事故再発防止研修」を即刻中止することを求めるものである。
 私たち、<許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク(準備会)>は、日本国憲法で保障された内心の自由・良心の自由・思想の自由・表現の自由を侵害し、自分で考えずに指示に従う子どもや教職員にする「君が代」処分と、東京都教委が被処分者に対して行う不当な「思想転向研修」をやめる日まで、全国各地の現職教員や退職教員、保護者、市民、労働者とともに闘っていく決意である。
 また、東京都教育委員会が、「君が代」不起立教員に対して行った不当処分の撤回と「服務事故再発防止研修」の中止を求めて、東京都及び全国各地で、徹底して都教委への抗議行動を行っていくことを、本日ここに改めて表明する。 
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