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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

東京都学校経営支援センターの実態(後編)

2011年04月06日 | 暴走する都教委
 ◆ 東京都学校経営支援センターの実態(後編)
 一あるいは、ある学校の悲惨な戦い一


 ■ 校長の上司は??…センターの所長?

 支援センターは2課6係あり、所長は行政系の部長が当てられています。この部長が各校を管轄し、校長の自己申告の面接を行います。
 これがこまりものです。各校の予算の執行率をうるさく言ってくるのです。本校は全体の執行率が98%くらいなので、何にも聞かれないかと思っていたのですが、校長に「どうしてこんなにあまった。100%にちかくできないのか。」としつこく聞いたそうです。わたしは校長に「問題のある生徒の相談をしてみたら」とそっと耳打ちしました。
 次の機会にまた執行率の事を言い出したので、私のアドバイスとおり「いや執行率よりもこういう生徒がいて困っているんですよ」と話したそうです。すると所長は「そういう問題は支援チームに相談しろ」といって、予算の話をロ続けたそうです。それ以後も、「数値目標を出せ」と言ってくるそうです。
 これは行政系の部長が教育系の校長(課長)にヒアリングをするということに問題があります。教育の最前線の現場経験がないので、多様な学校を数値化して判断するしか彼らにはできないのです。確かに教育現場に造詣の深い行政系管理職もいますが、この校長へのヒアリングを聞いている限り、違う分野に口出ししないほうがいいよと思ってしまいました。
 ■ 意思の疎通ができているの?
 先日、教育委員会の方が学校に来て私と打合せをしました。
 その際「センターがこういうふうにいってきて何もしてくれないんですよ」と言うと、「そんな指導してませんよ」との回答でした。
 「え!でも、センターの担当者は『本庁の指導です』って言っていましたよ。」というと、「どこかで誤解があったのでしょう。私のほうから言っておきます。」とのことで、数日後センター担当から電話があって、「やります」といやいや言ってきました。(「よけいなこといいやがって」って態度があらわでしたが。)
 そういえば、ある政策について説明会のときに質問すると、センターの偉い人が「そこまで聞かされていない」と言っていました。
 また就学計画の失敗による増学級騒動のとき、各学校はどの学校が増学級になると知っていたのに、センターは情報を把握しておらず、なんと「増学級になる学校は手を挙げてください」とのたまう始末です。
 う~ん、センターと教育委員会って、ちゃんと意思疎通ができているの??

 ■ まとめ
 「○○さんの学校は『センターの敵だ』って、経理係は言ってるよ。」と、センターの内部の知り合いが教えてくれました。
 私はセンターと敵対しているわけではなく「学校のため、生徒のため」を思って仕事をしています。
 センターの私たちに対する態度は「自分たちの仕事をするため、早く終わって帰りたいため」にしているとしか私には思えません。
 もし、私がいうことを聞かないなら、どうして説得しようとしないのでしょう。あるいは「こちらのほうが生徒のためになる」と提案しないのでしょう。
 私が反発すると「規則ではそうなっている」「所長が決めた」としか答えません。
 どうしても私がいうことを聞かないと校長に電話をかけてきて圧力をかけます。あきれた人たちです。
 先日私の学校のセンターの担当に用があったので電話をしたのですが「長期のお休みに入っています」との回答でそれ以上聞くなよという雰囲気ぷんぷんの回答がありました。
 おもしろくなって職員名簿のセンターの人数と座席表の人数を数えてみましたら、3人の座席がありません。50人ほどの職場で3人不明とは・・・いかにセンターの職場が過酷なのかを現しています。
 センターの過酷さは理解します。しかし、設立目的が『学校の支援』であるならば、もっと学校のことを考えて仕事をしてもらいたいものです。
 また、私たち学校現場も声を上げていかなければならいとつくづく感じました。(ちょっとおとなしい人が多すぎるんじゃないの?)

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