パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成へ<その5>(16)

2014年11月12日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 <転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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  弱い者いじめのデマゴギー政治家・橋下徹を倒そう!
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 昨日(11月10日)、▲ 日中首脳会談が2年半ぶりに北京で行われた
 そこでは、以下の文書が確認された。
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 (1)双方は、日中間の4つの基本文書の諸原則と精神を遵守し、日中の戦略的互恵関係を引き続き発展させていくことを確認した。
 (2)双方は、歴史を直視し、未来に向かうという精神に従い、両国関係に影響する政治的困難を克服することで若干の認識の一致をみた。
 (3)双方は、尖閣諸島など東シナ海の海域において近年緊張状態が生じていることについて異なる見解を有していると認識し、対話と協議を通じて、情勢の悪化を防ぐとともに、危機管理メカニズムを構築し、不測の事態の発生を回避することで意見の一致をみた。
 (4)双方は、様々な多国間・二国間のチャンネルを活用して、政治・外交・安保対話を徐々に再開し、政治的相互信頼関係の構築に努めることにつき意見の一致をみた。
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 そうして、安倍首相は「村山談話」を継承することを表明した。

 つまり、尖閣問題については「双方が異なる見解を有している」ことを認め、安倍首相は、日本が第二次大戦中にアジア諸国で侵略や植民地支配を行ったことを認め公式に謝罪した「村山談話」、を認めたのである。
 この会談をどう評価をするかは立場によっていろいろ異なるだろう。
 経済界は歓迎しているが、右翼は怒っているようである。
 アメリカは一応歓迎しているようである。

 ただ、この日、安倍首相はロシアのプーチン大統領とも会談していることを考えると、これまで、地球規模で進めてきた安倍政権の対中国包囲網の形成が破綻したことは確かであろう。
 その背景には、やはりこの間のアメリカの力の衰退と中国・ロシア・発展途上国の力の台頭があるのだろう。
 安倍政権は「会談ができたことが最大の意味がある」などと言っているが、これでは「会って頂けただけでもよかった」と言っているのと同じである。
 それだけ、彼らには危機感が強まっているのだろう。
 今後「消費税10%」や様々な問題で、彼らの支持率が下がる可能性は大きいので、12月にも総選挙をという動きも出てきている。
 日本にも風雲急を告げる時が来たのかもしれない。

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 ▲ 大阪における「チーム橋下」の瓦解が進みつつある。
 今度もまた、橋下市長の連れてきた人物の問題である。
 <駅の催事中止、大阪市に「損失」 交通局長の知人が提案>(朝日新聞デジタル、11月6日)という記事が出た。
 この交通局長(藤本)は、「入れ墨」調査を拒否した職員に対し「戒告処分」を出した人物である。
 (現在「入れ墨裁判」が闘われている。)

 「口元チェック」の中原といい、「入れ墨」調査の藤本といい、とんでもない人間が橋下の周りにはいる。
 橋下の政治は「ハシズム」などと言われる。
 かつて、アメリカでは「マッカーシズム」(1950年代の反共産主義に基づく政治的運動)が吹き荒れたことがあった。
 上院議員のマッカーシーは「アメリカが生んだ最も天分豊かなデマゴーグ」などとも言われている。
 しかし、彼の政治運動はあっけなく破綻した。

 そのことについて、岩波文庫の『マッカーシズム』には次のようなことが述べてある。
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 マッカーシーはロイ・M・コーンを小委員会の主任弁護士として雇い、
 コーンがG・デイビッド・シャインを「主任コンサルタント」(いんちきな肩書きで、
 カッコつきで記す価値十分)として引っぱって来たのだが、
 マッカーシーの終焉の物語はここに始まる。
 マッカーシー最大の敵は彼自身であったかもしれないが、
 そうであったとしても、そこにはいくらかの距離があった。
 このものぐさな扇動政治家は小委員会の仕事の大部分を
 コーンとシャインに委任してしまい、
 コーンとシャインが一年とたたないうちにかれを失脚させることになった。
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 今、橋下も同じ道を歩いているようだ。

 大阪の仲間からは、以下の呼びかけが発せられた。(重複される方ご容赦)

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 ▲ 子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会の伊賀です。是非とも賛同をお願いします。
 大阪府教育委員会・中原徹教育長による立川さおり教育委員へのパワハラ発言が10月29日の教育委員会議の中で明らかにされ、大きく新聞・マスコミでも報道されました。私たちは、このパワハラ発言はまさに教育長としての資質が問われるものであると考えています。それとともに、就任以来、中原教育長が「大阪維新の会」の政治的介入に協力し、教科書採択での職権濫用、卒・入学式での「君が代」斉唱時のいわゆる「口元チェック」通知などを推進してきたことを考えるならば、もはやこれ以上教育長の職にとどまらせることはできないと考えます。しかしながら、彼を任命した橋下・大阪市長や松井・大阪府知事は、依然として中原教育長を支持しています。
 私たちは、今こそ中原教育長を辞任に追い込むときだと考え、そのために11月7日、大阪府教育委員会あてに中原教育長の辞任を求める請願を提出しました。請願の理由は以下の通りです。
 加えて、辞任を求める運動と世論を拡げていくために、さまざまな団体から請願書を大阪府教委に集中していただくよう、お願いすることになりました。貴団体におかれましても、このとりくみの趣旨に賛同いただき、ぜひ請願書への署名をお願いいしたいのです。
 請願書は、次回教育委員会議が予定されている11月21日の前日にまとめて提出する予定です。添付の請願書に団体名、所在地、代表者名、団体印(なければ代表者の個人印で結構です)をご記入・捺印のうえ、下記送付先までご送付いただきたく、よろしくお願いいたします。なお、時間的に余裕がありませんので、FAXまたはPDFファイルでのメールによる送付でも結構です。
 *また、請願用紙への記入・送付の時間がない場合は、団体名だけメールでお知らせください。それでも請願はOKです。
 *大阪在住の方に限りません。全国から賛同をお願いします。

 <団体請願用紙>
 PDF
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/nakaharaseigan.pdf
 ワード
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/nakaharaseigan.docx
 <署名送付先>
 〒540-0038 大阪市中央区内淡路町1-3-11シティコープ上町402号「市民共同オフィスSORA」気付 
 「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワークあて

 FAXの場合:06-6942-2444 
 Mailの場合:hinokimiosk@yahoo.co.jp

 <請願書送付締切日> 11月19日必着


2014年11月
子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会
「日の丸・君が代」強制反対・不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク

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 【請願の理由】

 1.立川教育委員の告発を端緒に明らかとなった中原教育長によるパワハラ


 10月29日に開催された大阪府教育委員会議において、立川さおり教育委員は、中原徹教育長からパワハラを受けた事実を明らかにしました。府議会において焦点化していた「認定こども園」の定員上限を25人から35人に引き上げる条例改定案につき、教育委員会が松井知事に対し35人への引き上げを可とする意見表明を行う決定をしようとする直前の10月21日の会談(出席:教育長、次長、立川委員、見浪総務企画課長)においてです。立川委員が「委員である前に、3歳児の母、当事者として、より少人数が理想だと思っている。答弁を否定するつもりはないし、嘘は言えない」と発言したところで、中原教育長は立川委員の発言を遮ぎり、以下のような発言を繰り返しました。
 「母親とか、理想的とか、個人の意見を披露する場ではない。課長が用意した通りに言えば、いいんです。」「目立ちたいだけでしょ。立川さんなんかが何を言っても何も変わりませんよ。」「誰のおかげで、教育委員でいられるのか、他でもない知事でしょう。その知事をいきなり刺すんですか。」「自分もやってられない、辞める。自分のキャリアに傷がつく。損害賠償請求、告訴します。」「何言ってもダメ?罷免要求だしますよ」「議会でいうのはやめてください」
 これは明らかなパワハラであり、パワハラ行為によって立川委員の人格を否定し傷つけ、自分自身及び首長への無条件の屈服を迫るものです。
立川委員は、10月29日の教育委員会議において、「これまでも自由に発言できない状況だった」と訴え、小河勝委員も「私も罷免要求すると言われた。明確なパワハラだ」などと指摘されています。
 しかし、松井知事は中原教育長の言動をまったく問題ないとして立川委員に辞職を促し、大阪維新の会代表の橋下大阪市長も「議論が熱くなればあんなの当たり前」と中原教育長の言動を支持しています。
 教育長を任命する首長の資質も問題になりますが、中原徹氏の資質が、「人格が高潔」(地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条)に反していることは明白です。
 2.2014年度使用の高校教科書採択における中原教育長の政治的職権濫用

 昨年、府教委は、実教日本史を「一面的」と断じた「府教委見解」を府立学校校長に発出し、実教日本史教科書の選定に制約をかけました。この際、中原教育長は、大阪維新の会府議団の「勉強会」に参加し、まだ採択過程にあり教育委員にも示されていない各校からの「選定理由書」を同会派の府議らだけに提示し、2013年5月の教育委員会議で決定された採択手続きを教育長の独断で変更して「再調査」を行なわせました。
 2013年9月30日の大阪府議会本会議において、小河勝教育委員は高校教科書採択に関わる一連の過程を強く批判しました。小河委員は、「教育内容とその実践について責任をもつ府立高校の教育が、政治的圧力や干渉を受けてはならないこと、とりわけ教科書選定にあたっては、それが各学校において圧力や干渉のない自由な環境で選定の検討作業が実施されることこそ、なによりも重要な課題であると考えます。」と採択に関わる教育委員会の責任を明確にした後、今回の教科書採択の過程に「大阪維新の会」による政治介入があった事実を報告し、教育の中立性と教科書採択の公正性を確保すべき責任を放棄して、大阪維新の会の政治方針に協力した中原教育長の態度を批判しています。
 この問題は、大阪の教育の根幹に関わる重大な問題であり、中原教育長の行為は容認されるべきではありません。
 3.「君が代」斉唱の口元チェックなど教育への政治介入と迎合

 府教委は、昨年、府立学校に卒業式・入学式で「君が代」を斉唱する時、教職員が本当に歌っているかどうか、管理職に目視で確認し報告を求めるいわゆる「口元チェック」通知を発出しました。すべての教職員にむりやり口をこじあけて「君が代」を歌わせ、やがて、子どもたちに強制的に「君が代」を歌わせるような教育のあり方に多数の府民や全国の市民から批判の声が寄せられました。
通知は、中原教育長の指示によるものです。この通知も、ある府立高校の卒業式に参列した大阪維新の会の府会議員の「歌っていない教師がいる」との校長への通報から、当該教員が「歌わなかった」ことの自白を強要され、自白に基づいて「訓告」処分を強要されたことが発端です。この問題でも、中原教育長は、大阪維新の会の政治方針に協力しています。
 1、2項と同様に、大阪の教育の根幹に関わる重大な問題であり、中原教育長の行為は容認されるべきではありません。
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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