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都内の全小中高生徒に配った『読本』に五輪憲章に反する記述

2017年03月28日 | 暴走する都教委
 ◆ 都の五輪読本「憲章に違反」
   国旗国歌記述で監査請求
(東京新聞)

東京都教育委員会が独自に作成した東京五輪・パラリンピックを紹介する「学習読本」

 東京都教育委員会が独自に作成した二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックを紹介する「学習読本」について、国旗、国歌を巡る記述が五輪憲章の精神に違反し、配布にかかった費用は違法な支出に当たるとして、都民約百十人が二十七日、中井敬三教育長らに約一億六千万円の返還を求めるよう住民監査請求した。
 都教委は昨年三月、授業で五輪の歴史などを学べるよう、都内全ての小学校、中学校、高校に学習読本を配布した。
 監査請求書などによると、学習読本は表彰式の形式について国旗が掲揚され」「国歌が演奏されるときには敬意を表し、起立して脱帽する」(中学校編)などと記載。
 だが、〇三年までの五輪憲章には国旗国歌ではなく「選手団の旗」「選手団の歌」と記載されており、現在の憲章自体には旗や歌の記載がなくなっている。
 請求人は「現在の憲章には『五輪は選手間の競争であり、国家間の競争ではない』と明記しており、読本は明らかに違反する」と主張。
 「誤った知識や一方的な観念を子どもに植え付ける教育を強制するもので、違法・違憲だ」と訴えている。
 請求人には高嶋伸欣(のぶよし)琉球大名誉教授らが参加している。

『東京新聞』(2017年3月27日【夕刊】)

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