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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

板橋高校卒業式事件被告人声明

2011年07月07日 | 板橋高校卒業式
 ◎ 被告人より
 2011年7月7日 板橋高校卒業式事件の 最高裁判決に接して 激しい怒りを覚える


 開式予定時刻10時の18分前、待ち時間の9時42分に 参加者の一人が 早く来場している人々に約30秒話して最後5秒ほど呼び掛けた
 これが何故に刑法の*威力業務妨害罪に該当するのか
 9時45分来賓入場予定の 3分前に到着した教頭・校長が 上告人を無理やり退場させた
 そのことに抗議しつつも諦めて 9時45分に会場を立ち去った行為が 何故に威力業務妨害罪に該当するのか
 主客は 転倒しているのではないか

 今日の最高裁は 司法権の独立の名に値しない 行政の府に堕してしまっている
 次々と都当局の悪政を 拙い言辞・マナー論等を弄して擁護し 憲法の思想・良心の自由と言う崇高な理念に思い至ることをしない
 アメリカの最高裁判事が修正憲法第1条の言論の自由を 断固として守り抜く宣告をしていることに比しても 日本の最高裁裁判官はあまりにも情けない
 憲法99条の裁判官の憲法尊重・擁護の義務を放擲している
 今や彼らは 政府の行政官僚であり、検察の従僕である
 日本に三権分立はない

 学校の卒業式に何の歌を歌うかなどは その学校にまかせればいいではないか
 ここ数カ月にわたる最高裁の君が代起立斉唱職務命令の*合憲宣告というキャンペーンは異様である
 私はこの異様さに大きな疑念を覚える
 彼らは 内心怯えを抱いているのではないか 
 それとも厚顔にも単に開き直っているのか

 言うまでもない
 日本列島の住民に多大な恐怖と長期にわたる病苦を招来し 農業・酪農・漁業その他の人びとの生活を奈落の底に突き落とし ふるさとを壊滅させた 福島第1原発の事故である
 この事故の真因、原子炉設置許可の最終的承認は*最高裁である
 最高裁裁判官こそが 原発のいい加減な耐震基準を容認した
 彼らが 原発事故を惹き起したのだ

 2005年 「もんじゅ」の判決で住民を逆転敗訴にしたのは最高裁である
 2009年4月23日 中越沖地震を一切考慮せずに 柏崎原発の原子炉設置許可を有効としたのは まさにこの最高裁第1小法廷であった
 この時の三人の裁判官は 今日も法廷に臆面もなく出てきた
 心あれば 3月11日以降の状況を見て 直ちに辞職すべきであろう
 無答責とは 恥ずべきことである

 刑事において 無実の者多くを監獄に幽閉し あるいは殺害してきたのも最高裁である
 犯罪と向き合う中で 最高裁裁判官は自らが犯罪者となった
 間違っていたことが公になっても 最高裁判事は誰ひとり謝罪しない
 刑事起訴で無罪となるのは 1万分の1である
 99.99%が有罪となる
 こんな異様なことがまかり通っていいものだろうか
 これは裁判ではない
 裁判官は検察の下請け処理機関となっている

 最高裁という建造物 まるで城塞・要塞のような建物は
 何と震度6強で崩壊の危険があると言う
 53基の原発と同じである
 直ちに更地にして 木造の優雅な建屋に作り替えるべきである
 当然のこととして それに合わせて 現下の裁判官はすべて放逐されねばならない
 全面的な 真の意味での司法改革なくして日本の未来はない

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