今年の夏、4年に一度の中学校の教科書採択があります
4年前から、東京都23区では杉並区だけが「つくる会」(扶桑社版)の歴史教科書を使っています。
◇ 本当に困っているのは子どもたちです。
◇ 4年聞「つくる会」教科書を使った杉並区立中学校では?
■保護者の声
● 教科書の用語以外に、一般的な用語も覚えなければならず、子どもが混乱することが多い。子どもがかわいそう。
● あの教科書は無駄が多く、視点が偏っていて、受験の弊害になる。
● 歴史は事実から学ぶもの。あんな愛国心の教科書は、国際社会の中での自国を客観的に見る力が育たない。子どもたちがかわいそう。
■学習塾の先生は・・・
● 中学生に英語と数学を教えています。生徒に理科と社会はどうやって勉強すればいいの?って聞かれると、「授業をしっかり聞いて教科書をよく読んだら、教科書準拠の問題集で覚えたことをチェックすること」と答えてきました。
保護者からも問題集購入を依頼されますが、「全国採択率0.39%の教科書を使っているために、杉並区だけ教科書準拠の問題集がない」と伝えました。親御さんは困惑してましたが、本当に困っているのは子どもたちの方です。
■杉並区立中学校社会科教員の声
● 歴史を、道徳教材のように扱おうとしている。「ねばならぬ」的印象が強く、資料をもとに深く生徒が想像したり、深く考えさせることが困難。
● 記述が「歴史学」ではなく「歴史物語」なので、歴史を構造的につかまえる視点や考える視点が育ちにくいと思った。
● 国家主義に染まってしまい、人権や自由、人間らしさや真に大切にしなければならないことを見失ってしまうかもしれない、という心配がおおいにある。
● 歴史の流れの理解や語句も、重要な点で大きく他の教科書や問題集と指摘が違うため、子どもが混乱する。
◇ なぜ、こんなに間違いが多いの?
代表執箪者の藤岡信勝氏は、教育学者、西尾幹二氏は、ドイツ文学者で、歴史の専門家ではありません。戦後の歴史研究の成果を認めず、自分たちの「物語」に都合の良いことだけを拾い、都合の悪い事実は歪めるか無視して、研究に基づかない教科書だからです。
■3年間間違い訂正なし!
他の出版社の教科書は、間違いと分かったら、速やかに翌年には直すのですが、「つくる会」の教科書は、明らかな単純ミスでも3年間訂正なしです。扶桑社は、教科書出版社としての責務を果たしていません。
◇ 扶桑社版は、何が不安?どこが変なの?
「日本は侵略戦争をしていない」
「中国の陰謀で戦争に巻き込まれた」
「アジアの人々にあの戦争は支持されている」
という前航空幕僚長の田母神氏のような考え方を国民に持たせたい。
というのが、「つくる会」歴史教科書のねらいです。
◇ こんな記述で世界の人たちと仲良くなれるの?
■韓国併合
「日本の安全と満州の権益を防衛するために、韓国の併合が必要であった。」
■大東亜戦争!?
えっ!アジア太平洋戦争じゃないの?
「日本の勝利は、東南アジアやインドの人々に独立への夢と勇気を育んだ。」
■ビックリ!神話が3ページも
天皇神話にスゴイカを入れているのに、原爆や東京大空襲は、たったの2行なんです!!
■聖徳太子を、天皇中心の国づくりを進めた偉大な指導者として、4ページにわたり記述しています。
◇ 裁判沙汰になっている教科書を、今年も又採択するの?
「つくる会」は、この4年間権力闘争に明け暮れ、二分されました。
扶桑社(八木派)と自由社(藤岡派)とに別れ、「つくる会」教科書が2種類となり、とんでもない事態になっています。
「つくる会」教科書が2種類?
「新編」とか「書き換えた」と言っても、言葉を変えたり、順番を入れ変えたりしただけでほぼ80%同じ内容です。
裁判沙汰って?
扶桑社も自由社も、「つくる会」会長の藤岡信勝氏が代表執筆者で、教科書の発行と著作権をめぐり、醜い泥仕合をしているのです。
こんな権力闘争や醜い泥仕合は、教育や子どもたちとは無関係なことです。
杉並の子どもたちを巻き込まないで!
◇ この教科書では、確かな歴史は学べません。
みなさ~ん 声をあげましょう!
今年の夏、教育委員会で教科書採択があります。
5人の教育委員の判断だけでなく、教員、区民、保護肴の意見を反映させた採択をするよう、教育委員会にもとめましよう。
連絡先●「杉並の教育を考えるみんなの会」電話:090-1859-6656
4年前から、東京都23区では杉並区だけが「つくる会」(扶桑社版)の歴史教科書を使っています。
◇ 本当に困っているのは子どもたちです。
◇ 4年聞「つくる会」教科書を使った杉並区立中学校では?
■保護者の声
● 教科書の用語以外に、一般的な用語も覚えなければならず、子どもが混乱することが多い。子どもがかわいそう。
● あの教科書は無駄が多く、視点が偏っていて、受験の弊害になる。
● 歴史は事実から学ぶもの。あんな愛国心の教科書は、国際社会の中での自国を客観的に見る力が育たない。子どもたちがかわいそう。
■学習塾の先生は・・・
● 中学生に英語と数学を教えています。生徒に理科と社会はどうやって勉強すればいいの?って聞かれると、「授業をしっかり聞いて教科書をよく読んだら、教科書準拠の問題集で覚えたことをチェックすること」と答えてきました。
保護者からも問題集購入を依頼されますが、「全国採択率0.39%の教科書を使っているために、杉並区だけ教科書準拠の問題集がない」と伝えました。親御さんは困惑してましたが、本当に困っているのは子どもたちの方です。
■杉並区立中学校社会科教員の声
● 歴史を、道徳教材のように扱おうとしている。「ねばならぬ」的印象が強く、資料をもとに深く生徒が想像したり、深く考えさせることが困難。
● 記述が「歴史学」ではなく「歴史物語」なので、歴史を構造的につかまえる視点や考える視点が育ちにくいと思った。
● 国家主義に染まってしまい、人権や自由、人間らしさや真に大切にしなければならないことを見失ってしまうかもしれない、という心配がおおいにある。
● 歴史の流れの理解や語句も、重要な点で大きく他の教科書や問題集と指摘が違うため、子どもが混乱する。
◇ なぜ、こんなに間違いが多いの?
代表執箪者の藤岡信勝氏は、教育学者、西尾幹二氏は、ドイツ文学者で、歴史の専門家ではありません。戦後の歴史研究の成果を認めず、自分たちの「物語」に都合の良いことだけを拾い、都合の悪い事実は歪めるか無視して、研究に基づかない教科書だからです。
■3年間間違い訂正なし!
他の出版社の教科書は、間違いと分かったら、速やかに翌年には直すのですが、「つくる会」の教科書は、明らかな単純ミスでも3年間訂正なしです。扶桑社は、教科書出版社としての責務を果たしていません。
◇ 扶桑社版は、何が不安?どこが変なの?
「日本は侵略戦争をしていない」
「中国の陰謀で戦争に巻き込まれた」
「アジアの人々にあの戦争は支持されている」
という前航空幕僚長の田母神氏のような考え方を国民に持たせたい。
というのが、「つくる会」歴史教科書のねらいです。
◇ こんな記述で世界の人たちと仲良くなれるの?
■韓国併合
「日本の安全と満州の権益を防衛するために、韓国の併合が必要であった。」
■大東亜戦争!?
えっ!アジア太平洋戦争じゃないの?
「日本の勝利は、東南アジアやインドの人々に独立への夢と勇気を育んだ。」
■ビックリ!神話が3ページも
天皇神話にスゴイカを入れているのに、原爆や東京大空襲は、たったの2行なんです!!
■聖徳太子を、天皇中心の国づくりを進めた偉大な指導者として、4ページにわたり記述しています。
◇ 裁判沙汰になっている教科書を、今年も又採択するの?
「つくる会」は、この4年間権力闘争に明け暮れ、二分されました。
扶桑社(八木派)と自由社(藤岡派)とに別れ、「つくる会」教科書が2種類となり、とんでもない事態になっています。
「つくる会」教科書が2種類?
「新編」とか「書き換えた」と言っても、言葉を変えたり、順番を入れ変えたりしただけでほぼ80%同じ内容です。
裁判沙汰って?
扶桑社も自由社も、「つくる会」会長の藤岡信勝氏が代表執筆者で、教科書の発行と著作権をめぐり、醜い泥仕合をしているのです。
こんな権力闘争や醜い泥仕合は、教育や子どもたちとは無関係なことです。
杉並の子どもたちを巻き込まないで!
◇ この教科書では、確かな歴史は学べません。
みなさ~ん 声をあげましょう!
今年の夏、教育委員会で教科書採択があります。
5人の教育委員の判断だけでなく、教員、区民、保護肴の意見を反映させた採択をするよう、教育委員会にもとめましよう。
連絡先●「杉並の教育を考えるみんなの会」電話:090-1859-6656
ちゃんとあの教科書読んだんですか。
どこが問題なのかさっぱりわからん。
歴史を知らない人ばかりであつまって、イデオロギー先行で騒いでるようにしか見えません。
見苦しいですよ。
内容が偏っているし、受験に使えないのは事実。
間違いの数々 ↓
『新しい歴史教科書をつくる会WATCH』
http://hatopoppo.iza.ne.jp/blog/
外に持ち出すのは、恥ずかしいよ~。
その上、間違いが多いときているのだから、教育にも受験にも使えない。
こんな教科書使わされる子どもが哀れです(;_;)