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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「奉仕」アンケート~その1

2008年02月14日 | 暴走する都教委
「奉仕」アンケート集計結果
 08.2.5 都高教教文部         
 回収 182分会(全121、定59、不明2)

  都立高必修科目「奉仕」アンケートから
 ◎ 負担増に現場から悲鳴

 ■ ただでさえ忙しいのに過重負担

○ 教科指導、生活指導、学校行事、特別指導、個別面談、研修(会議)、部活指導などフルに活動している日々の中で、とにかく負担で早くやめてほしいというのが職場の声。
○ たたでさえ忙しいのに、全く前例のないことを企画し、生徒を動かすのは大変な労働となる。専門家を専属で派遣する。または担当する職員には時間軽減などを十分に行い、効果的な指導をする余裕を持たせてほしい。
○ 外部との連絡調整に時間を取られる。いろいろなことを導入させられ、その上、授業カも向上させろという。教師はスーパーマンではない。教師には無駄な時間があると思っている。年がら年中、仕事だけしてろというのか。
○ 専門の教員がいない中で、各教職員、生徒に過大な負担になっている。クラス単位で体験活動をしろ、校内での活動はだめなど制約が多く、とても自発的な活動は行えない。ボランティア(「奉仕」ではなく)の精神を生かす取り組みにすべき。
○ 毎週、毎週休日出勤。
○ 負担になってないと言ってる学校があればそちらの学校の先生、生徒のお話をぜひうかがいたいものです。
○ 「奉仕委員会」を毎週開いており、委員の負担は大。意義を認めがたいことを生徒にやらせる精神的苦痛は計りしれない。

○ 18時間分の実施をする為には教員の負担はほんとうに大である。何とかしてもらいたい。総合で代替しているので、これまで総合で行ってきたことができなくなってしまった。
○ 今回放課後行ったので3:20~5:00というハードスケジュール。2クラスことで11月の毎週木曜日実施した。戦前・戦中の動員や奉仕を思いおこさせる。
○ 体験活動の引率(学年は最低2ヵ所。5ヵ所担当した者もいます)。主に夏休み、体験学習を行ったので、合宿や講習などと重なり、教員全員体制で臨むという基本方針は崩れました。7時間目ということもあり、生徒も担任も疲れきった状態で事前、事後学習のノルマをこなしていました。
○ 「奉仕」という授業の必要性が感じられないまま始まってしまったため、教師の「奉仕」に対する抵抗感が強い。本校では大変カをいれて行っている。多くの団体を学校に呼んだり、多くの団体に生徒を参加させて、夏休みばかりでなく非常に多くの時間を費やしている。教員の負担も過大で、来年はとにかく縮小したいという希望が強い。過剰な印刷物のため、紙が不足してしまっている。

 ■ 本来の教育活動に支障が出ている
○ 担当学年の担任団は企画・準備が大変。生徒を遅くまで拘束するのは部活動にも悪影響があり、負担。
○ 本校45分7限授業で、火曜日は奉仕は8眼目3時40分~4時25分と、生徒への負担や委員会、クラブ活動へ支障が出ている。
○ 「奉仕」のための出張で、部活動、補習、生徒指導ができない。

 ■ 一部の者に負担が集中しがち
○ 「奉仕」のための出張で、部活動、補習、生徒指導ができない。
まず教科の教員がいないものなので、担当者への負担が大きすぎる。授業内容や外部との交渉等、毎年一定の質を保ってできるのかも不安であったり、連携先開拓等が特に大変である。
○ 「奉仕」のための出張で、部活動、補習、生徒指導ができない。
週一回の授業日には、必ずワークシートを作ってきた。担当の教諭には負担である。講演会も年3回実施した。担当する教諭はその交渉から、計画から、すべてやらなければならぬ大きな負担となっていた。
○ 「奉仕」のための出張で、部活動、補習、生徒指導ができない。
負担が一部の教員にだけ集中する。引率する教員の割り振りが大変。時間の確保が難しい。受け入れ先を探すのが大変。1学年全体で作業することが出来ない。
○ 「奉仕」のための出張で、部活動、補習、生徒指導ができない。
非常に負担となっている。まず全員に奉仕体験先を確保することに苦労した。座学の誘導のためのビデオ教材を探すのに苦労した。教科書はまったく役に立たず、座学用の準備は大変。
○ 「奉仕」のための出張で、部活動、補習、生徒指導ができない。
生徒全員を対象とした必履修科目である為、実施内容、時期の設定カ難しい(とくに体験学習の設定)。「奉仕」担当教員の負担が多いと伴に、仕事の分担が難しい(教職員全体人数が少ない)。評価法が困難、又、欠席者への対応も負担増。
○ 「奉仕」のための出張で、部活動、補習、生徒指導ができない。
欠時の補習。教員の引率。生徒に理解させることがむずかしい。夜間定時は夜なので長期休業中以外は校内と場所が限定されてくる。
○ 「奉仕」のための出張で、部活動、補習、生徒指導ができない。
誰が担当するか。通常の授業に加えて奉仕の担当となるのは負担である。総合だけでも負担増なのに、学習指導要領にも無い科目を都教委が勝手に設定する権限があるのか。しかも人員を加配するわけでもなく、現場に負担を押し付けるやり方は、言語道断である。
○ 「奉仕」のための出張で、部活動、補習、生徒指導ができない。
本校は奉仕のパイロットスクールとして、先行して実施したため、全都から見学や研究会に多くの教員が訪れた。本校の奉仕の内容は担当教員が一人で仕切ってやったため、多くの教員の同意が得られていない。校内でも批判が多いが、数名の教員が奉仕の担当となり苦労してやっている。一年の担任も休日出勤などが多く負担が大きい。

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