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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

都民の8割以上が五輪「反対」データ隠し

2011年10月01日 | 暴走する都教委
 ◆ 石原知事の暴走に"痛烈"データ
 東京都の石原慎太郎知事が進める20年の五輪招致。16年招致に失敗し150億円もの費用をドブに捨てたのに、性懲りもなく再挑戦に躍起になっているが、都民は五輪開催など全く望んでいないことがデータで裏付けられた。
 ◆ やっぱり!都民の8割以上が五輪「反対」!!
 今年6月から8月にかけて都の「都民の声」に寄せられた五輪招致に関する意見・要望420件のうち、ナント82%にあたる346件が「反対」だったのだ。賛成は38件でたったの9%。共産党都議団が情報開示請求をして明らかになった。
 寄せられた反対意見は、どれももっともな内容だ。

 〈そんな余力とお金は今ありません。東京都の直下地震がきてもいいように、地震対策をすることに税金とお金と知識と時間を使うべきです〉
 〈もし誘致したいのなら、前回の負債を知事のポケットマネーで返済してから行ってください都民の税金は知事の名誉のために使わないでください〉
 〈オリンピック招致は、原発問題が収束しないと無理だと思います〉

 ◆ 批判が多すぎて"情報隠し"も
 フザケているのは、都がこのデータを隠そうとしていたフシがあることだ。共産党都議団の担当者がこう言う。
 「情報公開請求したのですが、五輪招致を所管するスポーツ振興局は『件数が多いので時間がかかる』とか『(条例上の)期限までには3日分しか出せない』と、なかなか情報を出してくれない。開示逃れの様子が見えたので、『情報を出したがらないなら、そのことをマスコミに公表しますよ』と言うと、渋々出してきたという次第です」
 このやりとりについて本紙が都に問い合わせると、アッチコッチにたらい回しにされた揚げ句、「都民の声を所管局に送り届けるのが私たちの仕事なので、中身についてはスポーツ振興局に聞いてくださいと伝えました」(都民の声課)、
 「開示請求に従ったまでです。細かいやりとりは、いろいろありますから……」(スポーツ振興局)とモゴモゴ。
 都政記者がこう言う。
 「石原知事に直結するマイナス情報には、最近、特にピリピリしていますよ。どこが情報を出したのか責任を問われたくないので、各部署がお互いになすりつけ合いをしているのでしょう。側近が現場にプレッシャーをかけているという話もあります」
 情報隠しに責任逃れ。堂々と招致できない五輪など、やっぱりやめるべきだ。

 『日刊ゲンダイ』(2011/9/30)

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