パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

安倍を倒そう!(548)<また泥舟か?、冊子「今、天皇制を問う」>

2019年11月03日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 「即位の礼」(10月22日)前後に、▲ 安倍政権を揺るがすようなことが次々に起きている。
 台風15号、19号、21号による大災害。、
 あたらしく任命した菅原経産相、河井法相が公選法違反で辞任、あたらしく任命した文科大臣が「身の丈」発言で英語民間試験が延期に。
 安倍首相は自分に任命責任があると言っているが、どのような責任を取るつもりか。
 今後、安倍首相に対する批判が強まることは避けられないだろう。
 彼この間、他を見下し馬鹿にするような言動が多かった。
 どうやらその付けが回ってきたようだ。
 かつて「お友達内閣」などと言われた第一次安倍内閣は、泥舟状態になり沈没した(2007年)。また泥舟か?
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 すでにメールなどで紹介されいますが、この10月に、
 ▲ 『今、天皇制を問う』
 ~主権者たる国民の立場で即位礼・大嘗祭に反対する~

 という冊子(A4版73ページ、300円)が発行されました。

  ・大阪社会文化法律センター・「日の丸・君が代」強制反対、不起立処分を撤回させる大阪ネットワークの共著です。
 本日(10月31日)の「朝日新聞」(大阪版)にも簡潔に紹介されました。

 この冊子は、1990年9月15日に発行されたものを「現代の状況に合わせて訂正・追加・補足した上で、新版として再発行」されたものです。
 この冊子は、73ページもあって、読むのは少し大変なのですが、きわめて具体的で、よくまとめてあると思います。
 そこでここでは、<第6章 即位礼と大嘗祭のあらまし>の所で述べてあることを少し紹介したいと思います。
まず「即位儀礼とは?」として、
 「歴史的に遡ると、記録上最も早いのは、天皇の位をあわす宝物(三種の神器)を新天皇に捧げる儀式で、ついで天皇の代替わりごとに大がかりな稲の収穫祭が行われるようになりました。古代において、天皇は支配している国々の稲を実らせる力をもっているということが、その権力、権威の根源でした。日本書紀においても、天照大神(あまてらすおおみかみ)がニニギノミコトに授けた稲種によって地上の稲作が始まったとされています。そこで、支配する国々の稲の収穫祭を毎年秋に行うことが天皇の最も重要な仕事とされました。これが新嘗祭(にいなめさい)で、やがて新天皇が最初に行う新嘗祭が大掛かりなものになり、これを大嘗祭と呼ぶのです。」
 「『登極令』(とうきょくれい)(注)によれば、即位儀礼は『践祚(せんそ)』『即位礼』『大嘗祭』の三点セットからなるとされています。
 (注:践祚(せんそ)の式、元号制定・即位礼などにつき定めていた旧皇室令。戦後廃止された)
 今回の明仁の退位、徳仁新天皇の即位にあたっても、・・やはり『剣璽等承継の儀』『即位後朝見の儀』を行い、明仁天皇の即位の際のやり方が踏襲されました。」
 しかし、これらの儀式は平安時代に定まったものの、戦国時代から江戸初期にかけては中断されていたことも冊子では説明してあります
 要するに、明治憲法下で、これらの儀式は「天皇家の儀式」ではなく、大々的に「国家儀式」になったということです。
 そして「天皇にひれ伏する即位礼」という項目では、昭和天皇の即位礼(1928年)が紹介されていますが、
 そこでは天皇が「高御座」(今回も使われる)の上から「勅語」を与え、
 総理大臣が「寿詞」を述べ「万歳三唱」の音頭をとっていました。
 (先日の即位礼とほとんど同じです)

 また「大嘗祭で神様に」という項目では、
 「儀式の骨格は、新天皇が新米、酒、料理を天照大神に供え、神々に感謝し、その加護を祈る御告文(おつげぶみ)を読み上げたのち、自らも神と共に食べること(・・・)とされています。・・これによって天皇は祖神と一体になり、神格を身につけるのです。」
と述べられています。
 さらに「「伝統的」というウソ」という項目では、
 「即位礼は、中国の皇帝の即位式のまねをしてはじめられたものですから、幕末までは徹底して中国の儀式でした。・・また仏教の影響も受けていました。
 ・・それが、幕末の水戸学、国学といった国粋思想の影響で、明治天皇の即位礼において神道儀式に大きく改変され、多くの新しい儀式が行われたのです。
 さらに列強の即位礼(戴冠式)に見劣りがしないような儀式が模索され、1909(明治42)年に登極令に結実したのです。
 天皇の玉座である高御座に加えて、皇后が昇る御帳台(みちょうだい)が用いられたのも大正天皇のときからでした。
 大嘗祭は、室町時代から江戸時代にかけて、約220年間にわたって行われていませんでした(その間も即位式は行われました)・・・。」
 次の<第7章 ここがおかしい即位礼・大嘗祭>では、
「憲法に規定なし」
「亡霊の復活ーー登極令--」
「憲法違反の儀式がゾロゾロ」
「私的行為ならやるのは勝手?」
「大嘗祭は服属儀式」
 などなどの項目について解説されています。

 この冊子は、「即位の礼」「大嘗祭」などを通して天皇制が大々的に宣伝される中で、私たちがどういう状況下にあるか、また何をなすべきかを考える上で、大変参考になる冊子です。
 全国の皆さん、是非読んでみてください。
 ※ 申し込みは以下へ。
 「日の丸・君が代」強制反対大阪ネット

    ryoushin2012@gmail.com

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 <討論集会> 10・12「天皇代替わりと学校教育」
 日時:11月4日(月・振替休日)13:00開場、13:30開始~16:30終了
 場所:日比谷図書文化館・スタジオプラス(小ホール)
 内容:問題提起
    大阪の皇国史観教育反対の取り組み
    東京八王子の天皇奉迎反対の取り組み
    小学校、高校現場からの報告
    北村小夜さんの話(新著『画家たちの戦争責任』も販売します)
    討論 まとめ
 資料代:500円
 主催:都教委包囲首都圏ネットワーク


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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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  対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
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「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
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