パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(77)

2016年03月14日 | 日の丸・君が代関連ニュース
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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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  対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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 まず、▲ 大阪の中学校教員Mさんの卒業式での闘いからです。
 少し長いですが、現在でも職場で、以下のような闘いをしている教員がいることを知って頂きたいと思います。
 また、Mさんを支援している方々もいます。
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 昨年の人事で学校長が、私を卒・入学式の担当学年でない2年に配属した時点で、式場外の役割分担になることはわかっていました。警備担当でした。
 卒業式に向けた焦点は、「君が代」斉唱に対して学校が説明責任を果たすことでした。
 昨年、生徒配布した「資料:卒業式・入学式の国旗・国歌について」を大阪市教育委員会の指示で、校長が今年は使用させないと言っていたので、大阪市教委との「協議」で追及しました。
 3月3日の「協議」で、市教委は、
 「記載事項の個々の部分が事実かどうか、ふさわしいかどうかを検討した結果ではなく、『全体としてのトーン』が学習指導要領の目的(国旗国歌を尊重する気持ちを育成する)に沿っていないことが問題」と繰り返し、居直りました。
 それを受けて、3月8日に、学校長に対して以下の文書を渡し、全職員にも机上配布して、回答を求めました
 学校長への質問及び確認
 2016年3月8日 M


 職員朝礼時に質問からしていると回答時間がなくなると思い、事前に質問させていただきます。職員朝礼時にお答え願えればと思います。
 <質問>
 昨年3年生の生徒に配布して指導に活用した「資料:卒業式・入学式の国旗・国歌について」は、「(大阪市教委の指導によって)今年度は使用しない」と学校長は判断されているということです。
 国歌斉唱指導は、誰が、どういう内容で、いつ行うのですか。

 <確認>
 大阪市教委は、「資料:卒業式・入学式の国旗・国歌について」の内容に関わって、個々の記述がだめだと言っているわけではない、あくまで「全体のトーン」が問題だと言っていると答えています。
 「君が代」の歌詞の意味も分からない生徒も多い中で、「君が代」の意味や扱いの経緯について質問されたら、答えていいことをご確認ください。
 なお、3月3日の市民「協議」で大阪市教委は、生徒の「君が代」斉唱は「思想・良心の自由」に関わる問題だと認めています。
 学校が説明責任を果たすべきことは当然だと思います。

 以上

 この文書を手渡したとき、校長は、前回の学力向上・教育課程検討委員会で、「卒業式の直前ではなくもっと早い段階で、平和教育の中でふれたらどうか」という意見があったように、直前では新たなことはしないと言いました。
 結局、職員朝礼時には何も答えなかったので、「確認」の内容については何も言っていないのですが、それは確認されたことと理解することにしました。
 今年の卒業生、式に参列する在校生代表には学校は何ら説明責任を果たさないことになるので、D-TaCの「おめでとうビラ」でその内容を伝えてもらうことにし、添付ビラ(渡部注:良いビラです。下方にビラを掲載したHPのアドレスが載っています)を準備してもらいました。
 3月11日卒業式当日は、8人の人に校門付近の通路でまいてもらい、350枚ほどまけたとのことです。
 8時過ぎにインターホーンでまくことを通告してもらい、管理職もビラまきが行われていることを知った状態で、職員朝礼がありました。
 教頭、校長は、(2月に『君が代』って何?の生徒むけビラを放課後まいてもらった時)「ビラを捨てたり、ポストに入れた生徒がいて、苦情が来た」とか、「門前が混雑し、問題が起こった」とか言って、「今回も苦情電話が入るかもしれないので、対応を」などと、市民がビラをまくことが違法かのような言い方をし、問題が起こることを印象付けようとしました。
 私は、その後、挙手して発言し
 「市民のビラまきに対して警察を呼んだ学校があり、教育委員会に抗議して、公道でのビラまきは問題ないとの確認をしたと聞いている」
 「今年、『君が代』斉唱に対して、学校長によると直前には特に何も説明しないということだが、生徒たちは歌詞の意味すら知らない状態である」
 「学校が戦争のための教育の場になることを危惧する市民が、それに警鐘を鳴らしたいと思ってビラまきをするのは当然」
 などと言いました。
 管理職も公道でのビラまきは認められていると確認しました。

 受けとった生徒がビラを捨てているなどして、「不要な人はここに入れてください」と書いた箱をおくなどのことはありましたが、ビラまき自体は問題なく終わりました。
 ビラの中に「Mさんの不起立処分撤回のためにつどう市民の会」というD-TaCの説明があり、それが私のことだということは多くの生徒・保護者が知っていると思われますが、そのことで私に声をかける生徒・保護者はほとんどいませんでした。
 この雰囲気を打ち破ることが課題だと思いますが、公然とビラまきができ、トラブルも起こらなかったことは、大きな前進かなと思います。
 3年生を1クラスだけ持っていたのですが、受験生応援歌とか、卒業の歌とか、自分が勝手に作った歌を何度か歌っていました。
 卒業式が終わって、いっしょに写真を撮ろうといってきた生徒が歌を録音したいと言い応援歌を歌ったら、「Mのビラ持ってるで」と言ってくれたことが嬉しかったです。
 とりあえず報告でした。

 「D-TaC卒業おめでとうビラ」をD-TaCホームページにアップしてもらいました。
https://democracyforteachers.files.wordpress.com/2016/03/sotsugyoshiki20160311.pdf
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 Mさんの闘いは一歩一歩前進していると思います。

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 ▲ 都立高校卒業式ビラまきの続報です。
 いずれも大きな混乱はなかったようです。
 ただ<井草高校>では校門前にお祝いの「生け花」が置かれていました。

 (3月11日(金))
 <立川高校定時制>
 16時50分から18時20分まで、80枚程度でしょうか。
 とにかく寒かった!
 定時制なのでぱらぱらしか生徒は来ず、たまにしか口元動かさないので、おめでとうという言葉もうまく言葉が出ないほどに。
 最初は下校時の在校生。18歳選挙のほうを表にして渡そうとするが、95%は受け取らない。声をかけても見向きもしない。
 この辺りでは進学校かと思うけど、この程度の偏差値レベルの進学校で公務員だとこわっぱ役人になるんだろうけど、60歳も上の先輩に何なんだと腹が立つが仕方が無い。
 それなりに精一杯活動してきた積りだが、こんな世の中しか作れてなく、手渡せない。
 昨年は都合でこの活動に参加できなかった。
 一昨年もこの高校で撒いたが、全般的な印象はおとなしくなった感じがする。
 受け取り率も悪くなって、70から80%程度。それでも全日制よりは良いのだろう。
 Fさんが言うように「昔は、有名進学校の方が生徒もリベラルで、社会意識も高かった。」のだが、今はそういう高校ほど権力の意向に忠実なように教育が徹底されているのだろうか?
 先生は転勤はつきもので学校をいろいろ変わるのだろうけど、学校差の原因はどうお考えですか?
 立川高校の学校自体の態度は、門には卒業式の表示も旗もなし。
 入った左端に旗の掲揚ホールが3本あって、日の丸、都の旗、高校の旗が、それがいずれも古く、雨に濡れぱなし、しかも半旗の位置?で、いかにも常時そのままの感じ?
 これって普通ですか?どういう意味。
 先生は定時制担当の先生が2人、おめどとうと声をかけたり、親に会場を教えている。
 私には全く対応なし。式は18時からですか?と聞いたら18時30分からですと答えたのみ。
 最後にこれで失礼しますと挨拶したら、ご苦労様と。回収の箱などもなし。

 (3月12日(土))
 <豊多摩高校>
 3月12日土曜日、2人で行いました。
 女子はきれいな着物と袴、男子もかなりおしゃれです。
 途中副校長が出てきて、「高校の敷地内でまかないでくれ、生徒にはまかないでくれ」とつげにきました。
 「私の息子がお世話になった地元のものです」というと、そそくさと引き上げてしまいました。
 校門前が交通で危険なため、2人の指導教諭が出ていましたが、「互いにご苦労様」と和気あいあいとまき続けることができました。
 卒業生の受け取りは20人に一人くらい、在校生はさらに悪い。
 校門の中にビラ回収箱がおかれ、受け取るなという指導がなされているかもしれません。
 保護者には最後までまき続け、計150枚ぐらいでした。

 (3月13日(日))
 <上野高校>
 私は、午前7時55分に、正門前に着いたのですが、その時には、すでにKさんが包囲ネットのチラシを撒いていました。
 7時45分から始めたそうです。
 校門には、すでに旗竿にさした「日の丸」が左右に1本ずつ取りつけられていました。
 また、「(平成27年度) 卒業式 (東京都立上野高校)」( )内は小文字との看板が、校門に立てかけてありました。
 警部担当の教員が2~5名、校門の内外にいましたが、私たちに干渉することはありませんでした。
 例年なら、1回は登場する校長や副校長は、全く登場せず、チラシにまきに学校として注意はありませんでした。
 保護者などからの「抗議」もありませんでした。
 9時45分までまきました。

 しかし、チラシの受け取りは、例年以上に悪かったように感じました。
 生徒は、いままでも2~3割程度の受け取りでしたが、今年は1~2割でした。
 教師の受け取りも大変悪い。
 例年なら比較的受け取りの良かった保護者の受け取りも2~3割でした。
 とても気温が低く、正門前は狭く冷たい風が吹き抜ける場所だったので、冷たい風を避けて、校門脇の歩道で配っていたのですが、正門前で配った方が保護者の受け取りはよかったようにも感じました。
 3人で、250枚弱 配りました。

 以前は私服通学だったためか、多くの卒業生の服装はスーツや和装(着物・袴)・ドレスでした。
 ところが、今年は制服(標準服?)制に変わったのか?、
 スーツや和装(着物・袴)の卒業生もいましたが、制服(?)の卒業生が 結構多かったように感じました。不景気の影響かも。
 <井草高校>
 7時50分頃着くと、校門の横に花屋さんがやってきて聖火台みたいな籠に「生け花」をしていました。
 聞くと毎年PTAからの要望で出しているとのこと。
 なかなかいいので、「このような学校は始めて見ました。いいですね。」と言いながら、写真を撮っておきました。
 なお、しばらくして校門の「生け花」のある側には校旗、他の側には「日の丸」が立てられました。
 この学校は制服がないとのことで、男子生徒は背広か羽織袴、女子生徒はほとんど和装、しかも髪や簪、口紅までにぎやかで、「生け花」の前で写真をとっていました。(例年恒例とのことでした)
 ビラまきしてまもなくすると副校長が出てきて、「通りが激しいので気を付けてください」とだけ言い、ビラを受け取り帰っていきました。
 職員も友好的・協力的でした。
 生徒のビラの受けとりはあまりよくありませんでしが、保護者は比較的よく受け取ってくれ、一人で186枚撒きました。
 (追)
 校門を少し入ったところに<ああ井草 我らが青春の灯 ここに燃ゆ>という小さな石碑があったので、それを写真に取らせてもらおうと、職員の方に頼むと、「どうぞどうぞ。中に入って撮って下さい」と言います。
 そして「この碑文は誰が書かれたのですか」と聞くと、「ここにはかつて定時制高校があったのです。石碑の裏に書いてあります」と言うので、後ろに回ってみると、
 <昭和二十三年四月開校以来 三十六年間の歴史を経て
  一〇九八名の友が巣立つ 
     昭和六十年三月十七日 
     東京都立井草高等学校 定時制同窓会>
 と書いてありました。
 改めて碑文の意味がよくわかりました。
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  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
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「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
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