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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

条件付採用音楽教員免職取消請求ふじのまい裁判進行協議第5回報告

2021年05月10日 | 暴走する都教委
  【条件付採用音楽教員免職処分取消請求事件】
 ◆ 進行協議期日 第5回報告
(2021年5月8日)

 原告から報告をさせていただきます。
 期日は非公開ということもありますので、期日の中での、裁判官や被告、原告の発言等の詳細はお知らせせず、大まかに話し合ったことや次回の期日日程等をお知らせいたします。この報告については、代理人と相談したうえで、お送りさせていただいております。
 4月26日(月)の16時30分から、東京地裁の13階にある民事第19部で、第5回進行協議期日が行われました。出席者は、当事件担当裁判官3名と被告側は被告代理人・被告指定代理人2名、原告側は原告及び原告代理人2名の計9名でした。テーブルを囲んだ期日は、約20分間にわたって行われました。
 今回の期日では、最初に、原告から懲戒分限審査委員会にかかわる都教委作成の文書の提出を求める文書提出命令申立書(3)について原告代理人により取り下げをしたことを確認しました。
 こちらについては前回お伝えした、マスキングされた文書で、前回裁判所によりインカメラ類似の手続で確認されました。
 次に、「懲戒分限審査委員会」における諮問書と答申書に「事務局案」「原案」と記載された文書の提出を求める文書提出命令申立書(4)に対し、被告側から提出された意見書を確認しました。
 内容は、たった7行で、「事務局案」「原案」とは「不採用」という3文字を指すもので原告が求める書面は存在しない、ということを主張してきました。
 これに対し、今期日に、原告代理人から、新たに「懲戒分限審査委員会」への諮問書の他に提出された文書や添付資料の有無についての求釈明を申し立てる原告第6準備書面を提出しました。
 そして、管理職2名の手帳の原本の提出を求める文書提出命令申立書(2)についての確認をしました。
 今回、被告都教委は、裁判所から前回期日に提出を指示されていた書面を提出することなく、準備書面(8)としてたった1枚の反論をしてきました。前回までに原告が申立をしているすべてに対しての反論ではありませんでした。
 今回、副校長Fは原告以外にも仕事を抱えていているのでそれ以外のことも記載していたということや校長Fについては、音楽記号のメモについてはNHKのEテレをみて忘れないようにメモをしていたことなどの主張をしてきました。
 被告代理人からは、手帳に300以上の多数のマスキング箇所があり、エクセルデータの一覧表の形で整理しているが間に合わなかったという話がありました。
 被告都教委のそれぞれの反論・主張は、どちらも薄っぺらいもので、これらはまるで私の在職期間で校長Fが軽率で雑な指導をしていた状況と同じようなものです。
 校長Fは、私に「小学校には小学校の文化がある」などと、抽象的かつ曖昧な指導をしていました。しかし、この裁判の被告提出書面では、「小学校の文化」という表現は全くありません。おそらく、この表現は、何を意味しているのか具体的な説明が困難であるので言ってきていないのでしょう。
 しかし、私は校長Fの言った言葉を覚えています。いつか指導のおかしさを明らかにするつもりです。
 私が免職処分を受けてから4年の月日が流れています。訴訟の内容によっては早期に解決されている方もいらっしゃいます。
 期日の中で、原告代理人から、『原告は停職や減給ではなく免職になっています。早急にお願いしたいです。』と言ってくれました。
 それに対し、裁判長からは、平成30年から続いている訴訟であるので早期に進めるようにしたい旨の話がありました。
 最後に、二つのことを確認しました。一つは、尋問について、もう一つは被告の書面の提出についてです。
 尋問については、被告側は複数名を人証申請するということ、原告からは原告本人、校長、副校長の3名と場合によっては都教委のレヴェルの関係者を人証申請することを考えていることを述べました。
 二つ目の被告の書面の提出については、裁判所は、5月24日までに原告第6準備書面による求釈明に対する回答を記載した準備書面の提出を、6月30日までに管理職2名の手帳についての文書提出命令申立書(2)に対する意見書(前記のエクセルデータの一覧表が添付される見込みです)やマスキングの範囲を修正した証拠の提出をするように求めました。
 裁判長は、そのあとに大きな論点整理をしたい旨を述べ、次回7月8日に引き続き進行協議期日を行うこととして、今期日を終えました。
 まだまだ口頭弁論や尋問までは時間がかかりますが、応援してくれる支援者の皆さんがいらっしゃることに感謝し、全力で臨む限りです。
 引き続きご支援・ご協力をよろしくお願い致します。

 ♪ 次回の予定 第6回進行協議期日(非公開)
 一 日時  2021年7月8日(木) 午前11時30分より
 二 場所  東京地裁13階民事19部 
 三 出席者 担当裁判官・被告代理人及び東京都指定代理人・原告代理人及び原告

 ☆口頭弁論期日は、しばらくの間、開催されませんが、皆様からのカンパや署名のご協力を引き続き宜しくお願い申し上げます。
 問い合わせ先 吉峯総合法律事務所電話 03‐5275‐6676

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カンパ振込先は → https://wind.ap.teacup.com/people/13625.html
署名用紙ダウンロードも → https://wind.ap.teacup.com/people/13625.html

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