◆ 神奈川からの報告
1.「日の丸・君が代」強制
・いよいよ不起立者ゼロの時代。
・昨年の県教委回答で問題とした"国旗及び国歌の意義を理解し、それらを尊重する心情と態度の育成"と書かれていた「心情」部分については今回の回答では削除された。
・「生徒や来客に強制しないということについては(私たちと)完全に共通している」と回答。
・その一方で、「教職員に対しては服務の問題だと考えており、思想・良心の自由の問題だとは考えていない」という姿勢。
・参加者に強制しないことの告知を求めて交渉している
・行政課発言:「新採用の人権意識の低下、5年後の調査ではさらに低下。長く続かず退職する新任教員」
2.元号強制
・「元号使用については文書管理上の規定はない。県民からの文書は、元号、西暦いずれでも受け付けている」との県教委回答。
・しかし、公務員については「慣行で元号は使われている」 →この「慣行」が事実上の強制 (保護者宛文書、公的機関の間でのやりとりなどは元号使用が事実上強制されている)
・「今年度から使っている行政文書管理システムでは、起案、決裁は西暦で行っている」。(文書入力上は混乱しないように西暦で統一しておきながら、行政が出す文書は元号とし、市民には「元号」を常に意識させている)
3.生徒の個人情報の取り扱い問題
・文科省:統合型校務支援システム使用促進、教育委員会による生徒の個人情報の一元管理=名目はデータの安全確保
・総務省:「教育データの非識別加工化による活用イメージ」作成
・総務省:地方公共団体が持つ個人データの非識別加工化イメージ(上図)、その実現のため個人情報保護条例「改正」指示(2017年5月)
4.文科省:新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ 2019.06.25)
Society5.0時代(IoT、AI、ロボット、センサー技術等による社会構造変化)を見据えた教育改革
・一人ひとりの個性、適性に応じた指導(学びの時間・距離の制約を取り払う) / ・指導のあり方、教員配置、免許制度 /・教育ビッグデータの効果的活用 /・統合型校務支援システム→「働かせ改革」
5.神奈川における生徒の個人情報取り扱いに関する交渉
・神奈川県教育委員会情報セキュリティ対策基準(要綱)の開示要請・実現
・生徒の個人情報を利活用しないこと
「総務室は生徒等の個人情報を利用する主体ではないことから、教育委員会で把握している生徒等の個人情報について、非識別加工での利活用は想定していない」(神奈川県教委回答)
・個人情報保護条例の見直し圧力への対応(個人情報保護審議会の動向注視)。
6.オリンピック・パラリンピックに関して
・学習教材は、オリンピックの負の歴史、国家間の競争ではないこと、現在問題となっている様々なこと、根本原則など肝心なことは一切触れていない。
・県教委への要請と質問:国威発揚を基本姿勢とする本教材は不適であり、それに該当する部分を削除すること、学校・生徒の動員や運営補助等に関してどう考えているか?など。回答期限は7月31日。
7. 代替わり儀式、卒業式・入学式に関し県教委へ要請書を近く出す予定
個人情報保護条例を活かす会(外山喜久男)
1.「日の丸・君が代」強制
・いよいよ不起立者ゼロの時代。
・昨年の県教委回答で問題とした"国旗及び国歌の意義を理解し、それらを尊重する心情と態度の育成"と書かれていた「心情」部分については今回の回答では削除された。
・「生徒や来客に強制しないということについては(私たちと)完全に共通している」と回答。
・その一方で、「教職員に対しては服務の問題だと考えており、思想・良心の自由の問題だとは考えていない」という姿勢。
・参加者に強制しないことの告知を求めて交渉している
・行政課発言:「新採用の人権意識の低下、5年後の調査ではさらに低下。長く続かず退職する新任教員」
2.元号強制
・「元号使用については文書管理上の規定はない。県民からの文書は、元号、西暦いずれでも受け付けている」との県教委回答。
・しかし、公務員については「慣行で元号は使われている」 →この「慣行」が事実上の強制 (保護者宛文書、公的機関の間でのやりとりなどは元号使用が事実上強制されている)
・「今年度から使っている行政文書管理システムでは、起案、決裁は西暦で行っている」。(文書入力上は混乱しないように西暦で統一しておきながら、行政が出す文書は元号とし、市民には「元号」を常に意識させている)
3.生徒の個人情報の取り扱い問題
・文科省:統合型校務支援システム使用促進、教育委員会による生徒の個人情報の一元管理=名目はデータの安全確保
・総務省:「教育データの非識別加工化による活用イメージ」作成
・総務省:地方公共団体が持つ個人データの非識別加工化イメージ(上図)、その実現のため個人情報保護条例「改正」指示(2017年5月)
4.文科省:新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ 2019.06.25)
Society5.0時代(IoT、AI、ロボット、センサー技術等による社会構造変化)を見据えた教育改革
・一人ひとりの個性、適性に応じた指導(学びの時間・距離の制約を取り払う) / ・指導のあり方、教員配置、免許制度 /・教育ビッグデータの効果的活用 /・統合型校務支援システム→「働かせ改革」
↓
教育の民営化・個人情報の利活用と監視・「働かせ方改革」
教育の民営化・個人情報の利活用と監視・「働かせ方改革」
5.神奈川における生徒の個人情報取り扱いに関する交渉
・神奈川県教育委員会情報セキュリティ対策基準(要綱)の開示要請・実現
・生徒の個人情報を利活用しないこと
「総務室は生徒等の個人情報を利用する主体ではないことから、教育委員会で把握している生徒等の個人情報について、非識別加工での利活用は想定していない」(神奈川県教委回答)
・個人情報保護条例の見直し圧力への対応(個人情報保護審議会の動向注視)。
6.オリンピック・パラリンピックに関して
「かながわオリンピック・パラリンピック教育学習教材」
・学習教材は、オリンピックの負の歴史、国家間の競争ではないこと、現在問題となっている様々なこと、根本原則など肝心なことは一切触れていない。
・県教委への要請と質問:国威発揚を基本姿勢とする本教材は不適であり、それに該当する部分を削除すること、学校・生徒の動員や運営補助等に関してどう考えているか?など。回答期限は7月31日。
7. 代替わり儀式、卒業式・入学式に関し県教委へ要請書を近く出す予定
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