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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

板橋高校藤田裁判第10回公判(1/18)速報その1

2006年01月19日 | 板橋高校卒業式
開式前に何があったのか、現場にいた4人の証言
~いきり立つ検事、無神経な質問や用語を連発
~こちらは大受け「シュウマイ2個」をチンする時間


 三寒四温の寒い方の朝、冷たい風が吹きさらす地裁玄関外には熱心な傍聴者の列。さすがに人数はこれまでと比べてだいぶ少なく見える。それでも傍聴席は7~8割埋まったが、勇気を持って証言台に立つ証人を、もっと多くの傍聴者で力強く支援したいものである。次回2月8日(水)は、「午前中のみ」と変更になったので、ぜひ倍旧の支援を期待したい。

 本日は、問題の開式前の会場に実際にいた方々4人の、まさしく威力業務妨害(!?)があったかどうか、核心に触れる証言があった。
 形勢不利を自覚したか、検察側の反対尋問は、なりふり構わぬえげつないもので、ヤジも飛ばせぬ傍聴席は切歯扼腕。
(丸一日の審理を再現するには、いくら簡潔にしても1回では済まないので、何回かに分けて報告します。)

1,一人目の証人 卒業生の保護者Nさん(男性)
(1)主尋問 大山勇一弁護士 10:10~

a,開式前の会場の様子
 30分ほど前に到着し、7組の後ろの保護者席に座った。既に指導主事が2名。
 藤田氏がコピーを配り始めたのを見た。面識はなかった。保護者席はまだまばらで、歩いたり談笑したりの雰囲気。誰も配布を阻止していない。
 配り終わって、保護者席前方で呼びかけを始めた。内容は、後ろの方の私の席からはよく聞き取れなかった。周りは出入りや談話で静粛な状況ではない。真剣に聞いている人は少なかった。
b,教頭の制止行動
 礼服の男が近づいてきて、「出ていけ」という主旨の発言。藤田氏も、「板橋高校の教員だ」と反発。その後の推移にはあまり関心を持たなかった。自分の周囲の保護者も、特に反応していなかった。
 もう少し、静かな計らいがあってもよかった、という感想を持った。
c,卒業式全体の印象
 開式の遅れは、特に意識していなかった。娘に感想を聞いたら、親友の子がピアノ伴奏して「旅立ちの日」を歌えて、非常に感動的だった、国家斉唱時の「立ちなさい」の怒鳴り声を除いては、と言っていた。
 あとで新聞報道に接したが、とてもそんな事件とは思えなかった。
 卒業式を妨害されたという意識はない。
※裁判長から、怒鳴り声とは「坐ろうぜ」という生徒の声か、と質問があり、弁護士の再質問で、怒鳴り声とは来賓席からの「立ちなさい」という声のことであると、確認。

(2)反対尋問 阪井博・石嶋正貴検事 10:35~
a,レッテル貼り
 Q:組合に入っていますね、Q:10・23通達に反対ですね、Q:国旗国歌法に反対ですね、の問いにいずれもきっぱり、A:yesの回答。(証人は近県の教師である)
b,開式前の一連の出来事について
 コピー配布を、始めから終わりまで、全部見ていたわけではない。
 教頭が近づいてきたのは、話が終わる前か後かは、関心を持って中止していたわけではないので分からない。
 話の内容も、周りがざわついていたし、良く聞き取れなかった。
 式が始まる前で、席もまばらな状態だったから、トラブルになるとは思わなかった。
c,校長のお詫び挨拶について
 校長がことさらに「遅れた」ことを必要以上に強調するのを不自然に聞いていた。
(石嶋検事は、教育現場では既に死語となっている「父兄」を連発。法律家の人権感覚はこんなものか。)

(続く)

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