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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「教員免許更新制の凍結を」署名3万7千人分

2011年11月08日 | こども危機
 ★ 「教員免許更新制の凍結を」署名3万7千人分、文科省に
 教員養成や研修のあり方を研究している東京学芸大の渡辺雅之教授らのグループが、教員免許更新制の凍結を求める現場の教員ら3万7789人分の署名を集め、7日、文部科学省に提出した。東日本大震災の被災地の教員らにとって更新に伴う手続きなどの負担が大きいことや、被災地以外の教員も子どもの受け入れや教職員派遣をしていることなどを挙げ、「制度継続は難しい」としている。
 制度に反対して更新講習を受けず、東京都立六本木高校を今春退職した尾形修一さん(55)は記者会見で「資質の向上は研修ですればいい。真面目に仕事をしている教員を失職させる制度はおかしい」と訴えた。

『asahi.com』(2011年11月7日20時56分)

http://www.asahi.com/national/update/1107/TKY201111070506.html
 『尾形修一の教員免許更新制反対日記』から
 ★ 「記者会見」-教員免許更新制再考⑤

 11月7日14時から、文部科学省記者クラブで記者会見を行いました。
 更新制「凍結」を求める署名運動の結果とともに、尾形が当事者として初めて発言してきました。
 まずは、私の免許が失効しているのかいないのかに関して、文科省と都教委で見解が違うのではないかというあたりから始めて、更新制についての反対論、熊本県で起こった出来事の紹介、生徒からの「更新認定証」を最後に示して終わりました。
 時間も短い中、制度が複雑で、なかなか理解してもらえない部分が多いのがこの問題だと思います。すぐに報道に結びつくかどうかは難しい問題もあると思います。教員の側も、現実に「失職」するわけにはいかないという中で、「失効を防ぐ」が当面の目標になってしまいがちです。その陰で、「本質論」を忘れてしまうというのが、この問題に限らず現代日本の大きな問題なんだろうと思っています。
 この問題で当事者として反対発言している教員が他に見当たらないことも、実は驚いています。500人以上の教員が更新しないで辞めたはずなので、誰か他にも名乗って反対する人が出てこないものでしょうか。昔なら絶対考えられないと思うんだけど。
 ということは、僕がいなかったら、教師の誰一人として反対せずに「教員免許更新制度を受け入れてる」と教育行政側に思われてたわけです。それでは困ると思ううんだけど。僕も「現実界」ではこの成り行きをどうなのかなと思わないでもないですが、「象徴界」においては僕一人がいて良かったんじゃないかなと思っているところです。

『尾形修一の教員免許更新制反対日記』(2011年11月07日)
http://blog.goo.ne.jp/kurukuru2180/e/3a5a664b89c4a9bac322c28fca0eb8df

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