<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
本日(7月11日)、東京地裁で、「君が代」不起立累積加重処分裁判が開かれました。(原告:元八王子夜間中学の近藤順一さん)
開始直前、原告・被告双方が、突然13階の事務局に呼ばれ、青野裁判長から「人事異動があるから本日は結審しない」と言われたということです。
「結審」は結局、8月22日(月)になりましたが、本日の裁判では、近藤さんが用意してきた「一審結審にあたっての最終陳述」が読み上げられました。
その中には以下のような下りもありました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜間中学には多くの外国人生徒が学んでいます。
『日の丸・君が代』に対する起立・斉唱を自然な行動としては受け入れられない生徒もいます。
私はやはり、生徒に多様な考え、行動があることを示すことが自分のやるべきことだと考え実行してきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
卒業式では不起立・不斉唱ができるだけ生徒に見えるように正対して実行しました。私は”立ってはいけない”とか”歌ってはいけない”といったのではありません。
公正な判断力を育てるためには不起立・不斉唱しかないと考えました。
そうすることが正しい教育を行うことだと確信しました。
・・憲法23条・26条に違反する職務命令によって私の教授の自由が侵害され、私が校務として人格的接触を行う生徒の学習権が侵害される時、それを拒否し自由の意義を示すのは教育公務員としての責務であり、生徒の学習権を保障する職務遂行は公共の福祉の見地から制約を受けるものではないと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・学校行事での一律起立・斉唱は、一般的なしきたりによる振る舞いではなく、象徴天皇制国家への敬意の表明に当たると思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・世界の人々、特に中国をはじめとするアジアの人々は帝国日本に侵略された経験から当然のことながら、不再戦、再び戦争をしないために日本の公立学校が次世代に対してどのような教育をしているのかに注目しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
近藤さんは、真正面から堂々と、・「日の丸・君が代」強制の不当性と、・自己の不起立の正当性を、裁判所に問うているのです。
「結審」が次回(8月22日)に伸びたため、近藤さんにもう一度意見陳述の場が与えられることになりました。
是非、最高裁判決の不当性、日本社会に与える危険性、をも糾弾して欲しいものです。
なぜ、主権者の私たちが、天皇制賛美の歌、天皇主権の歌である「君が代」を強制され、処分(しかも加重処分)までされなければならないのか、と。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大阪での「全国集会」(このメール「反撃」では③になる予定)に関する動きなどを紹介します。
6月3日、「君が代」条例成立
6月8日、大阪府教委は、教職員による起立・斉唱をさらに徹底するため、教育長通達を教職員あてに発出(この通達は、職務命令としての性質を有する。)
6月9日、府立高校の臨時校長会を開き、13日(月)からの「日の丸」常時(月曜から金曜、8時30分~17時)掲揚を指示。
6月13日、一斉に「日の丸」常時掲揚始まる。
さらに橋下知事は、9月府議会において、「3回不起立で免職」など教職員処分条例を強行成立させようと目論んでいる。
7月6日、「君が代」条例反対アピール賛同者の皆さんへの訴え
≪「君が代」条例の撤廃、教職員処分条例の上程阻止のために、全国から闘いを作り出そう≫
が、「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪(代表 黒田伊彦)から出される。
「全国集会の時期等」
□仮タイトル: 「君が代を起立して歌え!立たないとクビ!?」
□時期:9月24日(土)(大阪府議会9月議会開会(9月20日予定)の直後)
□規模:1000人以上をめざす
□場所:大東市立総合文化センター 文化ホール・大ホール
1202席(オケピット154席含む) 車いす席:6席 親子室:16席
〒574-0037 大阪府大東市新町13-30 (TEL:072-873-0030)
(JR学研都市線 住道駅より約500m)
□集会直後の府議会、府教委、文科省などへの要請行動
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
①『最高裁判決糾弾・大阪府条例反対7・24集会』
(都教委包囲首都圏ネットワーク主催)
<日時> 2011年7月24日(日)13:30~16:30
<場所> 文京区区民センター
<内容>・東京における不起立闘争の報告(卒・入学式での不起立の方)
・この間の最高裁判決原告からの発言
・最高裁判決の批判・分析(東京都退職教員)
・板橋高校事件・藤田さん吠える
・大阪府条例反対闘争の報告(大阪「日・君」ホットラインの方)
・福島原発事故現地からのアピール(福島県教組郡山支部の方)
・包囲ネットからのまとめと今後の方針、行動提起
・その他 *当初計画していたデモはなくなりました*
<資料代> 500円
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
本日(7月11日)、東京地裁で、「君が代」不起立累積加重処分裁判が開かれました。(原告:元八王子夜間中学の近藤順一さん)
開始直前、原告・被告双方が、突然13階の事務局に呼ばれ、青野裁判長から「人事異動があるから本日は結審しない」と言われたということです。
「結審」は結局、8月22日(月)になりましたが、本日の裁判では、近藤さんが用意してきた「一審結審にあたっての最終陳述」が読み上げられました。
その中には以下のような下りもありました。
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夜間中学には多くの外国人生徒が学んでいます。
『日の丸・君が代』に対する起立・斉唱を自然な行動としては受け入れられない生徒もいます。
私はやはり、生徒に多様な考え、行動があることを示すことが自分のやるべきことだと考え実行してきました。
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卒業式では不起立・不斉唱ができるだけ生徒に見えるように正対して実行しました。私は”立ってはいけない”とか”歌ってはいけない”といったのではありません。
公正な判断力を育てるためには不起立・不斉唱しかないと考えました。
そうすることが正しい教育を行うことだと確信しました。
・・憲法23条・26条に違反する職務命令によって私の教授の自由が侵害され、私が校務として人格的接触を行う生徒の学習権が侵害される時、それを拒否し自由の意義を示すのは教育公務員としての責務であり、生徒の学習権を保障する職務遂行は公共の福祉の見地から制約を受けるものではないと思います。
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・・学校行事での一律起立・斉唱は、一般的なしきたりによる振る舞いではなく、象徴天皇制国家への敬意の表明に当たると思います。
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・・世界の人々、特に中国をはじめとするアジアの人々は帝国日本に侵略された経験から当然のことながら、不再戦、再び戦争をしないために日本の公立学校が次世代に対してどのような教育をしているのかに注目しています。
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近藤さんは、真正面から堂々と、・「日の丸・君が代」強制の不当性と、・自己の不起立の正当性を、裁判所に問うているのです。
「結審」が次回(8月22日)に伸びたため、近藤さんにもう一度意見陳述の場が与えられることになりました。
是非、最高裁判決の不当性、日本社会に与える危険性、をも糾弾して欲しいものです。
なぜ、主権者の私たちが、天皇制賛美の歌、天皇主権の歌である「君が代」を強制され、処分(しかも加重処分)までされなければならないのか、と。
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大阪での「全国集会」(このメール「反撃」では③になる予定)に関する動きなどを紹介します。
6月3日、「君が代」条例成立
6月8日、大阪府教委は、教職員による起立・斉唱をさらに徹底するため、教育長通達を教職員あてに発出(この通達は、職務命令としての性質を有する。)
6月9日、府立高校の臨時校長会を開き、13日(月)からの「日の丸」常時(月曜から金曜、8時30分~17時)掲揚を指示。
6月13日、一斉に「日の丸」常時掲揚始まる。
さらに橋下知事は、9月府議会において、「3回不起立で免職」など教職員処分条例を強行成立させようと目論んでいる。
7月6日、「君が代」条例反対アピール賛同者の皆さんへの訴え
≪「君が代」条例の撤廃、教職員処分条例の上程阻止のために、全国から闘いを作り出そう≫
が、「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪(代表 黒田伊彦)から出される。
「全国集会の時期等」
□仮タイトル: 「君が代を起立して歌え!立たないとクビ!?」
□時期:9月24日(土)(大阪府議会9月議会開会(9月20日予定)の直後)
□規模:1000人以上をめざす
□場所:大東市立総合文化センター 文化ホール・大ホール
1202席(オケピット154席含む) 車いす席:6席 親子室:16席
〒574-0037 大阪府大東市新町13-30 (TEL:072-873-0030)
(JR学研都市線 住道駅より約500m)
□集会直後の府議会、府教委、文科省などへの要請行動
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①『最高裁判決糾弾・大阪府条例反対7・24集会』
(都教委包囲首都圏ネットワーク主催)
<日時> 2011年7月24日(日)13:30~16:30
<場所> 文京区区民センター
<内容>・東京における不起立闘争の報告(卒・入学式での不起立の方)
・この間の最高裁判決原告からの発言
・最高裁判決の批判・分析(東京都退職教員)
・板橋高校事件・藤田さん吠える
・大阪府条例反対闘争の報告(大阪「日・君」ホットラインの方)
・福島原発事故現地からのアピール(福島県教組郡山支部の方)
・包囲ネットからのまとめと今後の方針、行動提起
・その他 *当初計画していたデモはなくなりました*
<資料代> 500円
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http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
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