パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

9.14国会前 感動的な若者のスピーチ

2015年09月17日 | 増田の部屋
 ◆ SEALDsの若者
   「日本国憲法は誰かから押し付けられたものではない。これは、おれ自身の言葉なんだよ」

皆様
 こんばんは。増田です。これはBCCで送信しています。重複・超長文、ご容赦を。
 SEALDsの若者の昨夜のスピーチも本当に素晴らしかったのです。あまりMLなどに流れていないようなので…受信してらっしゃった方には申し訳ありません…ご紹介させてください!
 私も、この日、参加してペンライトを一生懸命振り回して「安倍はやめろ!」「戦争する国、絶対反対」と叫んでいましたが、この若者の憲法前文を全文読み上げての…なにしろ、すごい人垣で、彼の姿は全く見えませんでしたが、暗唱したのではないような…スピーチは、とても感動的でした!
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※ IWJ Independent Web Journal
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/264579
 こんばんは。筑波大学3年の本間信和といいます。よろしくお願いします。
 『戦争法案』ともいわれる安保法制が、いよいよ採決されようとしている、こんなことが許されていいのか、日々、不安と怒りがよぎります。
 安倍政権はさながら大日本帝国の亡霊のようで、この国に、戦前から未だ通底しているファシズムの影がちらついています。自民党改憲草案、特定秘密保護法、今回の安保法制、一つひとつの意思を全体として捉えたとき、そこにあるのは戦前回帰以外の何物でもありません。
 だけどぼくは、昔の日本にそんなに憧れというか、懐古するものもありません。生まれた時はもうすでにバブルがはじけた後でした。小学校2年生のときに『9.11』が起き、高校2年生のときに『3.11』を目の前にしました。
 『終わったなら始める』ーーそっちのほうが共感できる。終わってしまった幻想や夢物語に郷愁などありません。けれど、勉強を進める中で自分が過去からある大きな啓発を享受していることに気がつかされました。
 それは何か。『平和』ですよ。

 お金でもなく、武力でもなく、この国の一番の宝は『平和』ですよ。

 もちろん、それは沖縄の多大な犠牲の上に成り立ったものでもあります。けれど、曲がりなりにもこの国は戦争に賛成してはこなかった。それを支えていたのは、間違いなくこの国の憲法『日本国憲法』の文言と理念です。
 『日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
 そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令および詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。
 われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う』
 自分もそう誓います。
 これは、大昔に偉い役人が決めたものでも、誰かから押し付けられたものでもありませんこれは、おれの言葉なんだよ。これは、おれ自身の言葉なんだよ。おれはそう思う。
 戦後日本の平和と民主主義の歩みを支えたこの言葉と意思、そして理念は、脈々と子から子へと受け継がれていたんですよ。そしてこれは、間違いなく自分自身の中にも息づいている。これはおれが日本人だからというだけのものではない。単純に人間として、この宣言が素晴らしい、守るべきものだと思うからですよ。
 70年前の戦争で死んでいった人々、生き延びて、戦後日本の平和を担った人々、数え上げればきりがない。鶴見俊輔、奥平康弘、丸山眞男、普通の人々の声と記憶、それがいまの自分たちの中に息づいている。
 彼らは今日、われらと共にある。

 受け継がれているんですよ。受け継がれていくんですよ、未来へ
 君たちはどう生きるか、そんなタイトルの本もありました。過去から、未来から、生まれくる子どもたちから、私たちが問われています。その問いにどう答えるか、声を上げる時です。
 いま答えを出しましょう。安倍政権には退陣してもらうしかない、と。

 憲法と民意をここまで愚弄した政権は、戦後初めてといっても過言ではないでしょう。しかし絶望することはありません。追い詰められているのは彼らのほうです。
 何度でも繰り返しましょう。私たちには力がある。自分の頭で思考し、行動する力が。そうやってみんなここに集まっているじゃないですか。彼らにそれを止めることはできません。これがおれたちの民主主義の形なんだよ。
 何度でも戦い続けましょう。戦い続けていきましょう。この2週間、歴史的にも本当に重要な2週間になります。やれることは全部やっていきましょう。文字通り、全部やっていきましょう。2015年9月14日、本間信和、私は安保法制に反対し、安倍政権に退陣を求めます。
 ありがとうございました

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 私は石原慎太郎配下の都教委によって免職されるまで、3年生公民の1学期末のテストでは、日本国憲法全文の暗唱を30点ぶんとして生徒たちに課していました。
 「中間テスト終了後から期末テストの前日まで、私の体が空いているときには、いつ来ても…ただし、私がトイレに入ろうとしているときだけは、やめてね…何回、チャレンジしてもいいです。第一段落だけなら10点、第二段落までなら20点、全文暗唱できて30点、どうしても暗唱は苦手なら、朗読すれば5点です。期末のペーパーテストは70点ですから、合計して100点満点です。」というわけでした。
 修学旅行の新幹線の中でも「先生、今から憲法前文を暗唱しますから、聞いてください」という生徒もいて、ほとんどの生徒たちは期末テスト前に、ほぼ前文を全文、暗唱できるようになったものです。少々の言い間違いはO.K!(笑)ですから。
 中には「コピーして、トイレの中にも貼って、覚えたんだよ!」と自慢する生徒もいました。そういえば「お母さんと一緒にやったから、お母さんも暗唱できるようになったよ」という生徒もいましたっけ…
 「『憲法を変えて、この前文をなくす』という政治家も増えているようです」という事実も教えたので、中には「そんなら、今、覚えてもしょうがないから、暗唱なんかさせないでよ」という生徒もいました。「でもね、この前文には戦争で殺された人たちの魂がこもっていると思うのよね。そうそう簡単には憲法は変えられないと思うよ」と言っておきましたので、なんとしても、憲法を変えられないように、できる限りのことをしないと、生徒にウソをついたことになってしまいます。ですから、自分にできる限りのことはやっていくつもりです!
 明日の18:00~の特別委員会で強行採決するのではないかと緊迫していますが、がんばりましょう!
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