パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

◆ 処分撤回を求めて(558)10・20集会成功!

2024年10月23日 | 「日の丸・君が代」強制反対

 東京・被処分者の会 近藤 徹 です。一部BCCで配信しますので、重複はご容赦ください。

 ◆ 学校に自由と人権を!10・20集会
   ~10・23通達から21年。「日の丸・君が代」強制反対!子どもたちを戦場に送らない!

 石原元都知事の下、都教委が「日の丸・君が代」を強制する10・23通達(2003年)を発出して今年で21年。処分された教職員は延べ484名
 卒入学式での不起立などによる不当処分撤回を求め闘ってきた全都の訴訟団・元訴訟団9団体が大同団結して「学校に自由と人権を!10・20集会」を日比谷図書文化館で開催し、155名が参加し、「日の丸・君が代」強制反対・子どもたちを戦場に送らない決意を新たにした。集会は成功ため力を貸してくれた皆さんに心から感謝する。

 集会では、ダニー・ネフセタイさん(家具作家・平和活動家)が「イスラエル軍元兵士が語る非戦論」と題して講演した。ダニーさんの講演は素晴らしく、参加者からよく理解できた、疑問が解けた、子どもたちに聞かせたい(参加者に教員が多い)、などと大変好評だった。

 ライブの辻村マリナさん(ミュージシャン)は「それはきっと勘違い」と題して歌い、その爽やかで澄み切った歌声に魅了された。

 全国でも稀に見るひどい東京都教委の教育行政の根源に10・23通達がある。
 2021年3月に提訴した被処分者の会・東京「君が代」裁判五次訴訟は、来たる12月16日に東京地裁で最終弁論・結審となる(添付ファイル①)
 この訴訟は全国で唯一の「日の丸・君が代」裁判となった。原告団・弁護団は特別報告でこれまでの闘いを報告し傍聴支援を訴えた。

 集会は最後に、「広範な教職員、保護者、労働者、市民の皆さんに「日の丸・君が代」強制と都教委の教育破壊を許さず、共に手を携えて闘うことを呼びかけます。何よりも『子どもたちを再び戦場に送らない』ために!」との集会アピールを採択して終了した(添付ファイル②)

 これからも、あきらめることなく都教委と全面的に対決して勝利するまで闘うので、ご支援をお願いする。

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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
     携帯:09053278318
被処分者の会HP↓(7月20日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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(添付ファイル①)

 ◆ 裁判傍聴に裁判所へ行こう!
   ~いよいよ結審!

 提訴から3年9ヶ月。いよいよ結審します。学校に自由と人権を!―粘り強く闘われている「日の丸・君が代」強制反対の裁判に絶大なご支援を!
 多くの傍聴をお願いします。

 東京「君が代」裁判第五次訴訟・地裁結審
 (東京地裁民事36部。卒入学式及び再処分取消請求事件。原告15名)
 12月16日(月)
 13時 傍聴希望者集合(裁判所前で案内あり)13時30分 開廷
 東京地裁631号(定員42名)→先着順
 内容:原告側・被告側双方の最終弁論

*終了後、報告集会 TKP新橋カンファレンスセンター会議室12D(内幸町 案内あり)
<東京地裁・高裁への行き方> 地下鉄霞ヶ関A1出口。徒歩1分。

「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団 連絡先:近藤 090-5327-8318

(添付ファイル②)

―10・23通達発出から21年にあたって―
◎「学校に自由と人権を!10・20集会」アピール

 東京都教育委員会(都教委)が卒業式・入学式などで「日の丸・君が代」を強制する10・23通達を発出してから今年で21年になります。これまで「君が代」斉唱時の不起立・不伴奏等を理由に延べ484名もの教職員が処分されています。10・23通達と大量処分は、東京の異常な教育行政の象徴です。

 7月の都知事選の結果、小池百合子都政が継続することになりました。これにより、卒入学式での不起立を理由とした処分の強行などこれまでの都教委による命令と処分の権力的教育行政が一層強まることが予想されます。私たちは、これからも都教委と正面から対決して闘う決意です。

 石破政権は憲法改悪の動きを加速させ、敵基地攻撃能力の保有、防衛費2倍化など「戦争する国」へと暴走しています。憲法改悪・大軍拡・大増税を止めるために、大きな闘いを構築せねばなりません。
 また、2025年の中学校歴史教科書に侵略戦争を賛美し、教育勅語を礼賛する令和書籍の「国史」が検定に合格するなど教育の政治支配と愛国心教育による「お国のために命を投げ出す」子どもづくりが狙われています。

 最高裁判決は、職務命令は思想・良心の自由を「間接的に制約」するが「違憲とはいえない」として戒告処分を容認する一方、減給処分・停職処分を取り消し、機械的な累積加重処分に歯止めをかけました。一連の最高裁判決とその後の確定した東京地裁・東京高裁の判決により、10・23通達関連裁判の処分取り消しの総数は、77件・66名にのぼります。

 都教委は違法な処分をしたことを反省するどころか、減給処分を取り消された現職の都立学校教員を再処分するという暴挙を行いました。また、2013年3月の卒業式以降、最高裁判決の趣旨に反し、不起立4回以上の特別支援学校、都立高校の教職員を減給処分にしています。
 しかし、これらの攻撃に屈することなく、従来の最高裁判決の枠組みを突破し、全ての処分及び再処分の取り消しを求め、東京「君が代」裁判五次訴訟が東京地裁で闘われています。

 被処分者・原告らは、21年間、都教委の攻撃に屈せず、東京の学校に憲法・人権・民主主義・教育の自由をよみがえらせるために、法廷内外で、学校現場で、粘り強く闘いを継続しています。多数の市民、教職員、卒業生、保護者がともに闘っています。

 本日、10・23通達関連訴訟団・元訴訟団が大同団結し、「日の丸・君が代」強制に反対し、「憲法を変えさせず、誰も戦場に送らせない」運動を広げるために、「学校に自由と人権を!10・20集会」を開催しました。
 集会に参加した私たちは、広範な教職員、保護者、労働者、市民の皆さんに「日の丸・君が代」強制と都教委の教育破壊を許さず、共に手を携えて闘うことを呼びかけます。何よりも「子どもたちを再び戦場に送らない」ために!

2024年10月20日
「学校に自由と人権を!10・20集会」参加者一同

 


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