★ 明けない夜はない（226）

　★ ＜草の根から世界は変わる＞

＜転送歓迎＞（重複ご容赦）・「新芽ML」・「ひのきみ全国ネット」・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」の渡部です。

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　本日（2024年1月2日）、東京の「ポレポレ東中野」にて、草の根ドキュメンタリー映画「〇月〇日、区長になる女。」の新春ロードショーが始まりました。

　初日の今日は満員で予約を入れていなかった方は入れませんでした。
　この映画は東京杉並区の2022年に行われた区長選を主に、翌2023年の区議選結果も付け加えられて、どのようにその闘いが闘われたかを記録した映画です。

　この映画を監督したぺヤンヌマキさんは、添付した小冊子「〇月〇日、区長になる女。」の中で次のように述べています。

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　私が住んでいる閑静な住宅街に大きな道路を通す計画があることを知りました。
　計画が進むと私の家は立ち退きになってしまいます。
　自分のことに精一杯で社会問題のことなんてちっとも考えてこなかった私ですが、自分の住まいが奪われる危機に直面して初めて、政治や選挙が私たちの生活につながっていることに気づきました。

　そして・・・カメラを回し始めました。
　投票率を少しでも上げるために。

　本当は、猫（映画に何度もでてきます：渡部注）とまったりお昼寝したり、お気に入りの川沿いを散歩してバードウォッチングを楽しんだりしていたかっただけなんです。
　だけど黙っていたら、この生活が奪われてしまう。
　もう黙っちゃいられない！
　これは現在私に起きていることであり、杉並で起きていることであり、どこで誰にでもおこりうること。
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　また、解説には次のようなことが書かれています。

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　杉並区在住の監督ぺヤンヌマキは、道路拡張地域に住む当事者として、カメラ片手にこれまで無縁だった選挙の世界へ。

　候補者と支援者たちが悩み、ぶつかりながら、合意形成の対話を積み重ねていくリアルなやり取りを記録し続けた。

「この選挙スタイルで良いのか？」
「住民自治とは？」「公共とは？」

　主題歌は、杉並区民が作った応援歌（以下に渡部注）を、黒猫同盟（上田ケンジと小泉今日子）がカバーした『黒猫同盟のミュニシパリズム』。
　「ミュニシパリズム」とは、地域に根付いた自治的な民主主義を重視する考え方で、本作の重要なテーマである。
　ジャーナリズムとはちょっと違う、未来への希望に満ちた新しい市民映画が誕生した。

　（渡部注）応援歌「ミュニシパリズム」は区内在住のブランシャー明日香さんの作で、彼女は「天からこの歌が降りてきた」と言っていました。
　また彼女はその後、区議選に立候補し当選しました。

　この歌はどちらかというとまったりした歌ですが、最後はしっかりと、「it’ｓ you(それは　あなた）」で締められています。

　この歌は区内の公園や街角、各駅頭などの映像とともに流されます。
　さらにこの映画では、道路(都道133号線）が通ることになれば、切り倒されるだろう大きな「あけぼの杉」が影の主役とばかりに登場します。これも象徴的です。

　添付にある小冊子の真ん中にある樹はそのイラストです。
　この映画をご覧になれば、杉並区の住民たち、そして急に外国から帰国して区長候補となってくれた岸本聡子さんが、それぞれ苦悩を抱え、ぶつかり合いながらも、それを乗り超え勝利を獲得したことが分かります。

　混迷する時代の中で、草の根から一般の人々が自ら立ち上がることがいかに重要であるかを示していると思います。

　その意味で、この映画が作られたことは大きな意味があり、今後の住民運動や市民運動の発展のための新たな第一歩になるとも思います。

　スローガンは「みんなでつくるみんなのまち」でした。
　今、世界は大動乱状況です。戦争の危険も身近に迫っています。

　しかし、岸本区長はその著書で、「草の根から世界は変わる」と述べていました。

　杉並でも問題はなお山積していますが、全国の皆さん、2024年、共に屈することなく闘いましょう。

　なお、当面のポレポレ中野での上映は以下のようになっています。
　予約が必要です。03－3371－0088　pole2.co.jp　http://pole2.co.jp/
　　　　　　　　或いは添付ビラのQRコード。

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＜公開初日～上映最終日＞
2024年1月2日　～　1月中旬　～　未定

＜最終日＞　未定

＜タイムテーブル＞

1/2(火)～4(木) 12:30
1/5(金)   12:00
1/6(土)   16:20
1/7(日)    9:50
1/8(月祝)～12(金) 12:00
13日以降、時間未定(上映は継続します)

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★ 2024年『2・12総決起集会』のご案内 ★

メインテーマ　
　・今こそ反戦・平和の運動を教育と社会に
　・「日の丸・君が代」強制反対
　・「10・23通達」処分撤回

日時：2024年2月12日（月）13：15開場　13：30開会
場所：文京区民センター・３A
講演：大内裕和さん（武蔵大学教授）
　　　　演題「21世紀ファシズムと戦争にどう立ち向かうのか」
発言：おもに現場から（7人を予定）

当日の資料代：500円
賛同金（個人1000円、団体2000円。）
　　　振込先・ゆうちょ　００１００－２－６１１１８７）

主催：都教委包囲・首都圏ネット

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
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千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
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「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
       http://hinokimi.web.fc2.com/