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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

日韓首脳会談への配慮か?教科書検定結果公表が延期

2014年03月25日 | こども危機
 ◆ 小学校用教科書の検定結果公表、4月4日に延期に
 皆さま     高嶋伸欣です
 先に今年度の小学校用教科書の検定結果の公表3月26日に予定されている、とお知らせしましたが、4月4日に延期になったとのことです。
 理由は、諸説あります。
 1) 検定審議会の委員の都合が悪くなった=文科省の言い訳のようですが、重要な日程なので早くから決めているはずですし、仮に委員長が欠席しても代行は可能なはずです。
 2) オランダで日韓首脳会談が25日(日本時間26日の未明)に行われるので、竹島問題などが出てくる検定の話題を会談の直後に持ち出して、両国の和解の動きに水を差すようなことは避けるように配慮した=韓国のメディアの情報
 どちらかといえば、2)の方が説得力があります。
 だとすれば、文科省の自主規制? 外務省からの要求? 首相官邸からの要求? あるいは韓国側との摺り合わせ? さらには米国大使館からの要求?
 日本の記者クラブ制度の下では、検定結果の公表期日についてもクラブと文科省との「黒板協定(クラブの予定表にいつ公表と表示されたら、それまでは報道禁止、という馴れ合い制度。抜けがけをすると、クラブの秩序を乱したとして、クラブへの出入り禁止などの制裁を受ける)」の為、この件について報道している新聞はないようです(地方紙などにありますか?)。
 韓国でこの情報が流れているのであれば、そのことを伝えるという形で、「黒板協定」をかわすことが可能なはずですが、そうした報道もないようです。
 それにしても、4月4日になれば、年度単位で実施されるべき検定としては、年度を股がっていることになり、厳密には「違法」です
 教科書会社にとっては、検定合格の通知が1週間遅れることで、見本本の印刷スタートが7日分遅れます。営業活動の面で期間の短縮の負担増は軽くありません
 それに、検定関係資料(白表紙本、修正表など)の公表、展示会年々遅くなって、以前は4月20日頃だったのが最近は5月末まで待たされるようになっています。そうなった理由として、教科書課は「見本本が全部揃うのを待っているため」としています。
 この点については、「以前は、見本本はできたところの分から展示会に出していたではないか」と、この数年、教科書課を追及していますが改善の動きはありません。
 今年は、これでさらに展示会の開催が遅くなる可能性がでてきました
 情報公開の潮流に逆行して恥じない文科省ならではのことだと、言えます。

  以上、取り急ぎの情報とその関連の話題です。

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