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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

子どもたちに正しい歴史認識を!

2006年07月25日 | 増田の部屋
 本日、私の原稿が研究所のホームページにアップされました。
「法学館憲法研究所」http://www.jicl.jp/ にアクセスください。トップに載っています!

   子どもたちに正しい歴史認識を!

                                 2006年7月24日
                                 増田都子さん(元中学校教員)


 私は千代田区立九段中学校の社会科教員でしたが、授業で「ノ・ムヒョン大統領3・1演説」を教材に使い、「つくる会」教科書、侵略否定妄言都議を批判したことがきっかけで、東京都教育委員会により、この3月31日付で分限免職となりました(鎌田慧さんが「週刊金曜日」5月12日号「痛憤の現場を歩く」に、斎藤貴男さんが雑誌「創」6月号「『非国民』のすすめ」に、それぞれ私のことを取り上げてくださっています)。こうした都教委による教育基本法第10条違反の教育への「不当な支配」=東京の教育における「茶色の朝」は1997年の「足立十六中事件」から始まっていたのです。

 1997年3月の足立十二中の卒業式で、しっかりと、かつての日本の侵略と植民地支配の歴史、戦争責任、憲法の理念・原則を教えられた卒業生たちが、『国歌斉唱』時に不起立をしました。これは、卒業生たちが自主的にしたことなので、教育委は私を処分したくとも、当時は、そのための『制度』がなく、私を処分できませんでした。そこで、土屋たかゆき・古賀俊昭都議らがこの『制度不備』を都議会で問題にし、後に『日の君・不起立処分・強制研修制度』が作り上げられたのです。

 当時、ちょうど異動期に当たっていた私は、4月に足立十六中に異動となりました。その一学期に、中二地理「沖縄県」の授業で米軍基地を取り上げたところ、初めて米軍基地被害を知った生徒たちから米軍に対する批判が多かったということで、ある母親から「反米偏向教育」と攻撃を受けたのです。彼女が、自分の娘を私の社会科の授業だけボイコットさせるという手段をとったこともあり、彼女の娘は友人関係が壊れていき、不登校・転校という不幸な結果になりました。都教委は、この「事件」を利用して「職務命令違反」などと処分をかけてきました。

(さわりの部分だけ引用しました。全文お読みになりたい方は、こちらから<リンク>

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