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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

全国ネット要請書:9月9日、再発防止研修を中止せよ

2015年09月02日 | 日の丸・君が代関連ニュース
◆ 「君が代」不起立で処分された、田中聡史さんへの
<9月9日「服務事故再発防止研修」を中止せよ!>
の声を都教委に届けてください。

 許すな!「日の丸・君が代」強制、止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク(「ひのきみ全国ネット」)代表世話人の小野です。
 長文、重複送信をお許し下さい。転送・転載可です。

 おはようございます。
 3学期制の学校では、本日、9月1日始業式が多いと思います。
 全国の子どもたち、生徒たちが、元気いっぱい登校できますように。
 子どもたちが誰も自死など選ぶことのないように祈っています。
 さて、2015年4月28日、東京都教育委員会は、石神井特別支援学校教諭田中聡史さんに対して、4月7日に行われた同校入学式で、「君が代」斉唱時に不起立をしたとして、減給10分の1、1ヶ月の不当処分を発令し、合せて、5月13日東京都教職員研修センターで「再発防止研修」を行うとの不当な研修命令を発令しました。
 「君が代」斉唱時の不起立を理由とする処分は、日本国憲法で保障された内心の自由・良心の自由・思想の自由・表現の自由・教育の自由を侵害するものです。
 私たちは、東京都教育委員会が、田中聡史さんを対象に予定している9月9日の「思想転向強制研修」である「服務事故再発防止研修」を中止することを求めて、本日、9月1日、以下の「抗議・要請書」を、東京都教育委員会教育委員長、東京都教職員研修センター長、東京都立石神井特別支援学校校長宛に送りました。
 全国各地から、どうか、多くの皆さんが、
 <東京都教育委員会は、不当処分の被処分者である東京都立石神井特別支援学校教員・田中聡史さんを対象に予定されている9月9日の「服務事故再発防止研修」を中止せよ!>
 の声を、以下の連絡先にぜひ届けて下さることを願っています。
よろしくお願いします。

 ① 東京都教育庁総務部教育情報課
   電話03-5320-6733;FAX03-5388-1725
 ② 東京都教職員研修センター
   電話03-5802-0201
 ③ 東京都立石神井特別支援学校
   電話03-3929-0012;FAX03-3929-1911


 お元気で。再見。

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2015年9月1日(火曜日)

東京都教育委員会教育委員長 中井敬三 様
東京都教職員研修センター長 金子和彦 様
東京都立石神井特別支援学校校長 豊田栄治校長 様

許すな!「日の丸・君が代」強制、止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク ★連絡先:「ひのきみ全国ネット」代表世話人・小野政美(FAX 052-916-7655)
★ 東京都教育委員会への要請

★東京都教育委員会は、不当処分の被処分者である東京都立石神井特別支援学校教員・田中聡史さんを対象に予定されている9月9日の「服務事故再発防止研修」を中止せよ!
★東京都教育委員会は、都立石神井特別支援学校教員・田中聡史さんへの不当処分を撤回せよ!
★東京都教育委員会は、都教委自らが控訴を断念し処分取り消しが確定した原告21名の内、9名の現職の都立高校教員に改めて戒告処分(以下「再処分」という)を発令された教員への不当処分を撤回せよ!

 ①2015年4月28日、東京都教育委員会は、石神井特別支援学校校長室において、同校教諭田中聡史さんに対して、4月7日に行われた同校入学式で、「君が代」斉唱時に不起立をしたとして、減給10分の1、1ヶ月の不当処分を発令し、合せて、5月13日東京都教職員研修センターで「再発防止研修」を行うとの不当な研修命令を発令した。私たちは、田中さんを処分し、不当な研修命令を発した都教委に対し満身の怒りを込めて抗議する!
 また、東京都教育委員会は、本年1月16日の東京地裁判決で減給処分が取り消された26名中、5名について取り消しを受け入れず控訴したばかりか、東京都教委自らが控訴を断念し処分取り消しが確定した原告21名の内、9名の現職の都立高校教員に改めて戒告処分を発令した。
 言うまでもなく、「君が代」斉唱時の不起立を理由とする処分は、日本国憲法で保障された内心の自由・良心の自由・思想の自由・表現の自由・教育の自由を侵害するものである。
 私たちは、ここに、「全国ネット」として、東京都教育委員会に対し、東京都教育委員会による卒業式・入学式における「君が代」不起立への不当処分及び再処分に、心の底からの怒りを込めて抗議し、この不当処分を撤回することを要求する。
 ②東京都教育委員会は、田中聡史さんに対して、2015年4月の不当処分で9回目(3回目までは戒告処分、4回目から9回目までは減給10分の1・1ヶ月)となる「君が代」不起立処分を行っている。この間、2015年3月30日には、「君が代」斉唱時に不起立だったことを理由とする懲戒処分(減給10分の1・1月)の発令を行い、この間、「服務事故再発防止研修」という名で、田中さんへの不当な「思想転向強制研修」を強行し続けている。
 私たちは、東京都教育委員会による田中聡史さんへの不当処分と処分に基づく度重なる不当な「思想転向強制研修」の強行に怒りを込めて抗議するとともに、入学式被処分者である東京都立石神井特別支援学校教員、田中聡史さんを対象に予定されている9月9日の東京都教育委員会が「服務事故再発防止研修」を中止することを求めるものである。
 ③2014年度、卒業式・入学式ともに「君が代」不起立をし、減給1ヶ月処分を受けた田中聡史さん(当時、板橋特別支援学校教員)に対しては、半年で18回にも及ぶ「服務事故再発防止研修」を強行した。4月から始まり10月17日まで(2012年の累積加重処分を原則違法とした最高裁判決までは年に1~2回だったところ、2012年は8月まで、2013年は9月まで、2014年は一段と強化された)、研修センターでの研修が3回、研修センターや経営支援センター(ともに都教委の出先機関)の統括指導主事が学校に出向いての「訪問研修」が4回、さらに校長による研修が毎週1回程度と、長期にわたる「服務事故再発防止研修」なるものを受けさせた。
 ④この「服務事故再発防止研修」の内容も、2011年度までは「地方公務員法(服務規律)について」だけだったが、2012年度からは、「教育における国旗掲揚及び国歌斉唱の意義と教育者の責務について」が加わり、思想転向をさらに強要するものになっている。「研修」の度に、田中さんは、日本国憲法で保障された内心の自由・良心の自由・思想の自由・表現の自由・教育の自由を侵害され、「反省」を求められているということに他ならない。この「研修」は、東京都教育委員会の行うさまざまな形での服従に対して、自分の良心と教員としての責任として不服従・不起立を続ける田中聡史さんに対し、「反省」の機会を与えたのに「反省」がなく、職務命令違反を繰り返したと、すなわち、「不起立の態度」がよくないとの名目を作り、さらに重い処分をするための実績づくりであると言えるものである。
 ⑤東京都教育委員会が行う、被処分者に対する「服務事故再発防止研修」は、日本国憲法で保障された「思想・信条・良心の自由」違反であり、自由権の国際基準違反であり、「研修」に名を借りて「思想転向」を迫る人権蹂躙の拷問と言えるものである。この「服務事故再発防止研修」は、2004年7月の東京地裁決定において、「繰り返し同一内容の研修を受けさせ、自己の非を認めさせようとするなど、公務員個人の内心の自由に踏み込み、著しい精神的苦痛を与える程度に至るものであれば、そのような研修や研修命令は合理的に許容される範囲を超えるものとして違憲違法の問題を生じる可能性がある」としたことにも違反するものであり、私たちは、田中聡史さんに対する、東京都教育委員会による憲法違反の「服務事故再発防止研修」の中止を強く求めるものである。
 ⑥なお、この間、私たちの要請書・要請項目に対して、東京都教育委員会より、東京都教育庁総務部教育情報課長の名で、回答が送られてきたが、私たちの日本国憲法に基づく真剣な要請に対して、東京都教育委員会が誠実な回答を行っているとは到底思えないものである。今回の要請書に対しては、具体的な要請内容・理由を精査した誠実な回答を行うことをここに改めて要請するものである。本要請書に対する回答を、「全国ネット」連絡先宛に求めるものである。
 ⑦私たち、<許すな!「日の丸・君が代」強制、止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク>は、日本国憲法で保障された内心の自由・良心の自由・思想の自由・表現の自由を侵害し、自分で考えずに指示に従う子どもや教職員にすることに繋がる「君が代」処分と、東京都教育委員会が被処分者に対して行う不当な「思想転向研修」に抗議するものである。
 私たちは、不当処分と不当な研修強制の中止を求め、全国各地の現職教員や退職教員、保護者、市民、労働者とともに、東京都教育委員会が不当処分を撤回し、不当な「思想転向研修」を中止するまで、全国各地で抗議の意思表示を行っていくことをここに表明する。
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