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君が代不起立の氏名収集「不適当」

2010年01月26日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ★ 君が代不起立の氏名収集「不適当」、
   県審査会が2度目の答申/神奈川


 県教育委員会が県立高校の卒業、入学式の君が代斉唱時に起立しなかった教職員の氏名を収集している行為について、県個人情報保護審査会(会長=矢口俊昭・神奈川大大学院教授)は21日までに、氏名収集を適当でないなどとする答申を出した。
 この問題をめぐっては、これまで審査会が収集停止を求め、県教委の諮問を受けた県個人情報保護審議会からも収集を「不適当」とする答申が出されていたが、県教委は答申に従わず氏名収集を続ける異例の事態に発展していた。再び審査会に「ノー」を突きつけられた県教委が今後、どう判断するか注目される。
 審査会答申によると、氏名収集を不適当とする理由について、これまでの審査会や審議会の答申と同様に、氏名収集で得た情報は「(県個人情報保護条例で)原則取り扱い禁止とされている思想信条に該当する情報と判断した。
 答申では、県教委が2年前の審議会答申の「最終的にいかなる職権行使をするかは、実施機関である教育委員会に条例上委ねられている」との記述部分を、「過度に重視している」と指摘。答申に反し収集を続けていることについて「(県教委は)十分な理由を示して結論を出したとは言い難い」と批判した。
 その上で、条例はただし書きで例外的に認められる場合も定めているが、ただし書きに該当するとはいえない」と結論づけた。
 県高校教職員組合は「当然な結論だと思う。今後の収集はやめるべきで、これまで収集したものは廃棄してほしい」とした。
 山本正人・県教育長は「きちんと議論し、審査会の中でも説明している。理解しづらい」と今回の答申に不服を表明、「卒業、入学式の国歌斉唱の際、教職員は起立して指導を行う必要がある」などと従来の見解を繰り返した。今後の対応については「答申を踏まえ、2月上旬の教育委員会でどういう対応を取るか審議する」と述べた。
 県教委は2006年3月の卒業式から不起立の教職員の氏名の把握を開始。
 07年10月に審査会収集停止を求められ、同月に審議会に諮問した際に、氏名情報を一時は廃棄した。
 08年1月には審議会からも「不適当」との答申を受けたが、同年2月に氏名収集の継続を決め、同年3月の卒業式から行っていた。
 一方、氏名を収集された教職員らは08年11月、思想・信条に関する情報収集は県条例に違反するなどとして、横浜地裁に提訴し、現在係争中。
『カナコロ』(2010年1月21日)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1001210049/

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