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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

都教委の歴史教科書採択に係る違法な介入明るみに

2012年07月23日 | 暴走する都教委
 ◆ <第2報> 都教委の「高校日本史A」不採択工作情報は本当でした!
皆さま 高嶋伸欣です

 1.先日、「情報」の段階ですという条件付きでとりあえずお知らせした、東京都教育委員会が、来年度用の教科書採択では実教出版の『高校日本史A』を採択するなとの指示、圧力等を、都立高校長たちに懸けているとの件は、やはり本当でした
 2.本日までに寄せられた情報の中に、現職の教員の方からのものがあり、校長(その教員の学校の校長ではありません)に直接尋ねたところ、「都教委の高校指導課から、電話があった。不愉快だけれども、やむを得ないので書類を私が書き換えて、別の社のものにした」旨の回答があり、指導があった事実を認めたというものがありました。
 3.また、別の情報では、「実教版『日本史A』を採択した社会科の教員に、校長が『実教の「高校日本史A」を採るのか?』と尋ねてきたので、『そうです。でも、うちの日本史の授業は2年生なので、来年度用はまだ旧課程のままですから今年と同じ現行版にしただけですよ』と答えたところ、校長は困ったような表情になった」とのことです。
 4.一方、全日制の普通科の高校では、校長が「私のところには、何も来ていない」と明言したという情報もあります。
 5.以上の情報を整理してみると、都教委は、2012年度に『高校日本史A』を採択している都立高校(数十校、主に実業科と定時制)を狙い打ちにして電話などで圧力を懸けているものの、それが1年生用か2年生以上用かまでは確認できていないようです。
 6.しかも、そうした電話を受けた校長の中には、高校の新課程への切り替えが小・中学校のように全学年一斉なのではなく、1年毎の学年進行であるから、来年の2年生以上は旧版の教科書であることと、自校の日本史授業が何年生であるのかを、正確に把握できていないまま、「はあはあ、そのようにします」の如く安請け合いの返事をしてしまい、上記2.のように困惑する事態になってしまった、お粗末なケースが生じているのではないかと、思われます。
 何しろ、都立高校の校長たちの中には、校長たちの飲み会の場ででた都教委批判の発言を、都教委に告げ口するような人がいるのですから。
 7.という次第で、やはり実教版『高校日本史A』を都立高校では採択するなという、都教委の校長たちへの指示・圧力かけは事実だったと判断できます。
 8.とりあえず、この件の中間的情況報告は、以上の通りです。さらに、情報集めと証拠固めをしたいと思いますので、皆さんの協力をお願いいたします。
 *長くなるので、都教委が同教科書をターゲットにした経過などは、別立てで整理して報告をするようにいたします。
 以上 文責は高嶋伸欣にあります 転載自由です

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