パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

☆ 武蔵野五輪弾圧裁判控訴審第2回公判 爆竹無罪!総結集を

2024年02月25日 | 平和憲法

 ※ 武蔵野五輸弾圧とは?
 21年7月、武蔵野市で行われた五輪「聖火」行事。爆竹で抗議した仲間が威力業務妨害で逮捕・起訴。一審判決は「懲役1年執行猶予3年」!控訴中

 ☆ 11/22控訴審第1回公判でまきかの急展開!!
   大善文男裁判長いい人疑惑

● 誰もが予想した「一発結審」せず!
● 3学者意見書、全て証拠採用(検察は反対)
● 「退場遅れなし」松下前市長の手紙も証拠採用
● 次回、黒岩さん被告人質問濃厚
● 武藤元五輪組織委事務総長証人申請も保留

 ☆ 武蔵野五輪弾圧裁判 控訴審第2回公判

日時 2024年3月4日(月)12:15東京地裁正門前集合
   (12:20アピール集会/13:00傍聴抽選予定/14:00開廷
法廷 429号法廷(特別警備法廷)
【予想される審理内容】●黒岩さん被告人質問●武藤証人採用認否 他


 ☆ 11/22控訴審第1回公判ドキュメント

【11:30セクハラ退廷について申入れ】
 救援会は、地裁段階から問題にしてきたセクハラ退廷(男性廷吏が女性傍聴者に接触して強制退廷させること)をやめるように東京高裁総務課に申入れ。
 ところがこの総務課がひどい。「申入れは受けるが回答はしない」「検討するともしないとも言えない」「廷吏の男女比も答えられない」etc…。
 何様だ一!高裁様か一! 裁判所の市民への対応は、あらゆる「役所」で最低なのではないだろうか!?今後も追及する。

【12:30裁判所前集会&ビラまき】
 救援連絡センターの仲間、吉田弁護士などから発言を受けて、「爆竹無罪!五輪有罪!」のシュプレヒコールを裁判所に叩きつける。

【13:30警備法廷前での異常な警備】
 裁判所4Fのエレベーターを降りると、「立入り禁止」のドデカい掲示の柵。集まった職員はざっと30人。「廊下は一列に並べ」「2人ずつ荷物検査・ボディチェックを受けろ」と居丈高な指示にあちこちで抗議の声が上がる。

【14:00開廷】
 429号法廷の傍聴席は37席。何人か入れなかった人もいた傍聴結集があった。法廷内は10人以上の廷吏でびっしり。恐い。
 この日の弁護団&救援会の獲得目標は、「当該黒岩さんに何らかの形で発言の機会を確保すること」。なんと控訴審は、被告本人に口頭陳述の機会が無いという(そもそも出廷の義務すらない)。当事者軽視!
 弁護団が編み出した「秘策」は、刑訴法393条に定められている「被告人の権利」としての「証拠申請」。黒岩さんが自らの名前で「自分に対する被告人質問」と「武藤敏郎の証人採用」を申請するという内容。絶対に結果は「ダメ」と予測していたが…
 弁護団による控訴趣意書の趣旨説明、被告人控訴趣意書の代読を経て、まずは弁護団が証拠申請。

①宮本、酒井、笹沼各先生の意見書、
②「退場を遅らせるようにとは言われなかった」という松下前武蔵野市長のお手紙

 を申請した。その後打合せ通り、やにわに黒岩さんが挙手。
 「裁判長!」の一言のあと、「被告人として、被告人質問と武藤の証人申請を求めます!」
 どうせすぐに止められると思っていたが、大善裁判長は黒岩さんの意見を最後まで聞いてから、検察に意見を求める。検察はもちろん全て「必要無し」の意見。
 ここで裁判官3人が合議に入る。大善裁判長「弁護人からは被告人質問の申請が出されていませんが、同意見で間違いなし?それなら立証主旨は?」と逆質問。
 まさかの展開に約2秒間凍り付いた吉田弁護士だったが、突如立て板に水のごとく、「一審判決後も次々発覚した五輪汚職、判決でゆがめられた本人の動機の補強」と立証主旨を説明。傍聴席でも手に汗握る展開だった。
 再度、合議に入った裁判官。結論は、

①3学者意見書は証拠採用、
②松下前市長の手紙も証拠採用、
③被告人質問・武藤証人喚問は保留、
④次回期日は3月、時間は1時間程度、というもの。

 「1時間」なら、ほぼ被告人質問はとったと見ていい!
 当該一弁護団一救援会の一審判決後の粘り強い闘いが、高裁の壁をこじ開けた瞬間だ!
 黒岩さんは、あいつぐ五輪汚職、世界で広がる五輪反対の声、一審判決で決めつけられた動機への反論など全面展開していく。(森)


 ☆ 山本志都弁護士コメント 裁判官の前で弁論爆発を!

 ちょっと驚くような展開だった。「証拠調べもせずに一発結審で一審無罪をひっくり返すのが東京高裁」という「経験」に基づく想定は一部覆された。
 でも、何を怖れているのか、あふれんばかりの廷吏が傍聴人を待ち受け、二重の荷物検査を実施していたことからも明らかなように、やっぱり法廷は闘いの場だ。
 被告人質問を実施させ、「バクチク無罪」の弁論を裁判官の面前で爆発させよう。(山本)

 

【武蔵野五輪弾圧救援会ニュース】
〒185-0021東京都国分寺市南町2-6-7丸山会館2F・5号三多摩労法センター気付
(メール)noolympicgames@gmail.com
(プログ)https://kyuenmusasino.hatenabbg.com/
郵便振替00150-8-66752(口座名:三多摩労働者法律センター)
※「武蔵野五輪弾圧救援力ンパ」と通信欄に必ず明記ください。


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