パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

明けない夜はない(160)<怒りの「8・31国会正門前大行動」>

2022年09月02日 | 暴走する都教委と闘う仲間たち

(レイバーネット日本)

<転送歓迎>(重複ご容赦)・「新芽ML」・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。

 昨日(8月31日)、安倍元首相の国葬に反対する▲ 「8・31国会正門前大行動」が行われた。
 (主催:安倍元首相の「国葬」に反対する実行委員会
  呼びかけ:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)

 多くの参加者たちが色々なプラカードを持ち国会正門前に集まった。
 コロナ禍もあり、これだけの人が国会正門前に集まったのは久しぶりである。
 それだけ、安倍元首相の「国葬」に対する怒りが大きいということだろう。

 プラカードの中には、
   「旧統一教会と癒着した政治家は、追悼できません。」
 というものもあった。
 多くのビラの中には<世直し川柳かわら版>というものもあり、そこには
   「国葬の跡に民主主義の墓」、
   「九条を葬るための国葬か」、
 という川柳もあった。
 いずれもよく情勢をとらえている。

 最初に、主催者挨拶に立った内田雅敏さん(戦争をさせない1000人委員会事務局長)は次のようなことを述べた。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 安倍元首相が旧統一教会の広告塔で、三代にわたったことが白日に晒され、全国で多くの人が反対している。
 追悼は個人的行為だ。国葬は、疑惑にフタ、旧統一教会問題にフタ、そして安倍派に忖度するためだ。
 こんなものの為に税金を使われてはならない。
 自分たちの金で、靖国ででもやればよい。
 法的根拠はないのに、閣議決定でなんでもできることになる。
 これは安倍政権のやり方と同じことだ。
 こうした政治を許してはならない。
 セミが鳴いている(夕刻で多くのセミが鳴いていた)。
 大きな声で訴(国葬反対を)訴え続けよう。
 全国でも同じ時刻に国葬反対の行動が開かれている。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 次に菱山南帆子さんの力強い音頭で「国葬反対!」のシュプレヒコールが行われた。
 その後国会議員のスピーチが以下のように続いた。

 <共産党・小池晃議員>
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 みんなは怒っている。強制されてはならない。
 岸田首相は国全体であらわす儀式だという。
 しかし誰が決めるのか。
 本日岸田首相は、当日哀悼するために、各府省庁で半旗・黙とうをやると述べた。
弔意の強制が着々と進んでいる。
 安倍元首相は、戦争法、共謀罪などを強行し、政治の私物化をした。
 また、統一教会や国際共連合との関わりの頂点が安倍氏だった。
 もっともふさわしくない人物である。
 法的根拠もなく、勝手に予算を組むが、どれだけかかるか明らかにしない。
 まるでぼったくりだ。
 国葬そのものが民主主義の破壊そのものだ。
 国葬を止めさせよう。民主主義の葬式にしてはならない。
 岸田首相を許すな、日本中で声を上げるべきだ。
 国葬やめて、国会を開け。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 <社民党・福島みずほ党首>
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 みんなの力で撤回を!国葬令は戦後廃止された。
 閣議決定ではできない。
 本日、岸田首相は、府省庁で半旗・黙とうを決めた。
 これは強制される危険性がある。同調圧力もある。
 公務員の思想・良心の自由の侵害だ。
 国葬すれば安倍の政治を正当化できる。
 戦争法の強行やモリトモサクラ、差別分断など、憲法を踏みにじってきた人を国葬にはできない。
 旧統一教会ともズブズブだった。
 統一教会の正当化にもつながる。
 やってはならない。
 外国の現職の首脳は来ない。意味がない。
 家族葬には防衛相の儀仗兵が出た。
 どこまで国政の私物化を続けるのか。
 費用も総額は終わった後報告するという。あり得ない。
 国葬を私たちは許さない。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 <立憲民主党・阿部知子議員>
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 国葬の理不尽!
 銃撃事件の時、岸田首相は「民主主義、言論の自由を守る」と言った。
 しかし、長年の日本の政治で、勝共連合、旧統一教会の介入で民主主義を壊してきた。
 安倍氏が行ったことは、モリ。カケ・サクラ、国会でのウソの答弁など、最も恥ずべきことであった。
 小児科医として、統一教会の二世の子どもたちは自由であったか。
 苦しみを抱えてきた。国葬をやってはいけない。
 旧統一教会はけじめをつけなければならない。
 国葬は、旧統一教会を讃え美化することになる。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 <沖縄の風・伊波洋一議員は沖縄からメッセージ>
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 県知事選最中だ。
 閣議決定だけで国葬、法的根拠はない。
 独裁政治と同じだ。反対の民意にも拘わらず、
 民主主義を踏みにじって強行している。
 県知事選で勝つ。
 南西諸島へのミサイル配置、防衛費増大、敵基地攻撃能力、軍備拡大で沖縄を戦場にしようとしている。
 二度と繰り返されてはならない。
 玉城デ二―氏への支援を!
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 次に市民団体などからの発言が続いた。

 <mネット・民法改正情報ネットワーク代表、坂本洋子さん>
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 安倍がゆがめてきたジェンダー攻撃は、旧統一教会とのつながりがあった。
 性教育へのバッシングでは、高橋史郎氏は性教育を扱った教科書を焚書にすると言った。
 選択的夫婦別姓も、山谷えり子氏にバッシングにさらされた。
 男女共同参画も反対された。
 杉田水脈氏は少子化対策などでも問題発言をしている。
 安倍氏の国葬には絶対反対だ。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 <NPO法人アジア女性資料センター、本山央子さん>
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 国葬をさせない。国葬を許すことは安倍政治を再生産させること。
 ジェンダー平等問題は、旧統一教会のカルトのせいだけか。
 安倍は戦前の社会を理想化しているが、
 男性中心の考え方は今も残っている。
 それが改憲案にもあらわれている。
 安倍の強さは古い家父長制に新しい装いをまとわせるもので、「女性活躍」などといった柔軟性もあった。
 そのカゲで慰安婦問題を抑圧した。
 国葬はアベ政治の基盤を維持するものだ。
 再生産させてはならない。たとえ0円でやるとしても。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 <上智大学の中野晃一さん>
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ここまで多く反対が広がるとは思わなかったのでは。
 私たちはチャンスをもらえた。
 反対がこれだけ出てくると、「故人は望まなかった」という声も出てくる。
 安倍はやってきたことを認めるのだから喜んでいるだろう。
 岸田は自民党の右派を喜ばそうとしてやったことを反省しているのではないか。
 岸田氏は国際的にも見せたかったのだろう。
 しかし、これまでいろいろなことがわかってしまった。
 自分に海外メディアからの取材がいっぱいある。
 岸田首相のやることは安倍路線と変わらない。
 日本・東アジアを危うくしている。
 国葬反対の声を広げよう。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 最後に行動提起に立った菱山さんは次のようなことを述べた。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 本日の参加者は4000人
 この間韓国に行ってきたが、「安倍総理の国葬はありえない」と言われた。
 「自分たちはパクヲ倒せたからアベも倒せる」とも。
 7年前の8月31日は、国会周辺に12万人集まった。
 闘いはこれで終わらない。
 悪政の犠牲を、なくしたことにしてはならない。
 非正規雇用を増やし、コロナ禍で命をなくし、民主主義を破壊したアベの国葬を許せない。

 今後のとりくみとしては、
   9月27日(国葬当日)14:00 国会正門前へ
 その他
   9月1日 有楽町で女たちの行動
   9月19日 13:00~、代々木公園「さよなら戦争 さよなら原発 9・19大集会」
   9月25日 18:00 新宿東南口 総がかり国葬反対ユースアクション
   9月26日 18:00 新宿西口 総がかり街宣 
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 最後に、力強いシュプレヒコールで大行動を終えたが、「国葬」に対する怒りが大きいことを実感した。
 日本社会の大きな曲がり角、川柳には、
   「国葬に反対のこえくに救う」
 というものもあった。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 有田芳生さんを呼び学習講演会(添付参照)。
 <日時>9月2日(金)19:00~
 <場所>浜田山会館ホールとZOOM
   (会場参加は感染防止のため先着150名まで。超過の場合はZOOM参加でお願いします)
 <講師>有田芳生さん(ジャーナリスト・前参議院議員)
 <演題>統一教会と政治 そして憲法改正 カルト政治の現在地
 <資料代>500円
 <主催>立憲民主党杉並区議会議員・ひわき岳
 <賛同>戦争をさせない杉並1000人委員会
 <お問い合わせ> 090-7261-5260(ひわき岳)

 ******************************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
        http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
       http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
       http://hinokimi.web.fc2.com/

 


コメント    この記事についてブログを書く
« 教育の政治的中立性に反する... | トップ | 東京「君が代」裁判・第5次... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

暴走する都教委と闘う仲間たち」カテゴリの最新記事