<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
少し長いです。
最初の<経過>は飛ばされて、後半の▲ <国旗掲揚及び国歌斉唱に関する調査の報告書>だけを読まれても結構です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<経過>
卒業式などのビラまきの際、校長や副校長から「生徒にビラを配らないでくれ」とか、「警察を呼ぶ」などと管理職は言います。
聞いてみると「都教委から言われているから」とのこと。
そこで私は、昨年から都教委に対し、卒業式の実施にあたって管理職にどのように指導してきたのか、それに関する文書・マニュアルなどを公開するよう、情報開示請求をやってきました。
しかし、これまで出てきたのは、一般的な「通知」と管理職に渡した判例集(これにより、都教委にとって都合の悪い部分は、管理職には隠していることがわかりましたが)だけでした。
そこで、この3月23日には
・校長会又は副校長会での口頭での指導に係る議事録・メモ等
・卒業式におけるビラ配りに関する報告
と付け加えて開示請求をしました。
すると、その後、4月6日付けの<非開示非開示通知書>
(理由:請求に係る公文書は作成及び取得しておらず、存在しないため)
が届きました。
そこで、4月13日再度、
①校長会又は副校長会で配布された卒・入学式にかかわる文書
②上記会の指導にかかわる議事録
③卒業式に関する報告書(各学校からの)
の開示請求をしました。
すると、その後4月27日付けの
<開示決定等期間延長通知書> 期間は4月13日~6月12日まで
(理由:対象公文書の確認及び精査に時間を要することから、当初の期間内に決定をすることは事務の遂行上困難であるため)
が届きました。
私は、「文書はあるのだ。しかし、出すか出さないかで<精査>しているのだろう」と思いました。
その後、期限ぎりぎりの6月12日付けの
〇<非開示決定通知書>上記①②について
(理由:請求に係わる公文書は、作成及び取得しておらず、存在しないため)
〇<開示決定通知書>上記③について
が届きました。
私は、①②については、
「長々と<精査>したあげく、出すのは都合悪いので、不存在にしたのだろう」
と思いました。
でなければこれほど時間がかかる理由がわかりません。
昨日(6月22日)、③の文書を閲覧し、必要な文書をいただくために都教委に行ってきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上記③として、各都立高から都教委に上げられた「報告書」(230校分)が出てきました。
そこで分かったことは、なんといってもその調査の細かさです。
ここまでして卒業式に「国旗・国歌」を強制しているのか、と思わざるを得ません。
ここには「教育」という言葉は全くふさわしくありません。
また、個々の人間に対する思いやりも全くありません。
彼らにとっては、人間よりも「旗」「歌」が大事なのです。
都の教職員の方々はすでに以前から知っておられることと思います。
が、「日本国憲法」下の教育現場でこのような異常なことが行われていることを記録しておくことも必要だと思い、以下にその調査項目を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(注)(1)~(9)の各該当箇所に〇を付けること。複数回答不可。
ただし、(3)(6)(9)については該当校のみ、
(7)は、ツとテの重複は不可
これではまるで卒業式を、生徒たちの卒業を祝う場ではなく、「国旗・国歌」をあたかも神聖なものとして、式参加者一同に絶対服従を強いる場にでもしているようです。
これこそ現在の国家主義教育の典型です。
1999年の「国旗・国歌法」の時、政府は繰り返し「強制するものではない」と述べました。
しかし、一度成立してしまえばこっちのものとばかりに、反対する教職員たちを弾圧し、教育現場に強制してきました。
(「日の丸・君が代」強制の都教委の「10・23通達」は2003年でした)
「日の丸・君が代」強制は、国家主義教育への大きな第一歩でした。
その後、2006年には民主教育を支えた「教育基本法」が改悪され「愛国心」が導入されました。
そして現在では、「日の丸・君が代」強制と同じことが教育活動全体に及んでいます。
「大綱的基準」と言われた学習指導要領は、実際には、厳格に守るものとして処分を背景に強制されています。
そのため、現場教職員はたえず管理職によって監視され、民主的で自由な教育活動は窒息させられつつあります。
「日の丸・君が代」強制は国家主義教育樹立の突破口であり、その極地であると言えます。
ところで、全230校の調査報告書を見ると、殆ど都教委の求める項目に〇が付けられていました。
それでも、
(5)伴奏等
セ ピアノ伴奏 ( )
ソ ピアノ以外の楽器で伴奏 ( )
タ テープ CD ( )
の中で、<タ テープ CD>に〇がついているのが69校ありました。
また、
(7)教職員の状況
ツ 国歌斉唱時全員起立 ( )
テ 国歌斉唱時、一部不起立、入場拒否、退場 ( )
ト ピアノ伴奏拒否 ( )
の中では、
<テ 国歌斉唱時、一部不起立、入場拒否、退場>に〇がついているのが2校ありました。
ここには、困難な中で、それでも諦めずに闘う教職員たちがいる事が見えるのではないでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<日時> 2017年7月23日(日)
10:00から16:30 その後、デモ行進
<場所> 日比谷図書文化館地下ホール(日比谷野音となり)
(24日(月)は午前中文科省交渉を計画中)
≪記念講演≫高嶋伸欣さん(琉球大学名誉教授)
東京・大阪をはじめ全国からの報告もあります。
<主催>上記集会名の実行委員会
<資料代> 500円
<連絡先>090-7015-3344(永井)
==================
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/
少し長いです。
最初の<経過>は飛ばされて、後半の▲ <国旗掲揚及び国歌斉唱に関する調査の報告書>だけを読まれても結構です。
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<経過>
卒業式などのビラまきの際、校長や副校長から「生徒にビラを配らないでくれ」とか、「警察を呼ぶ」などと管理職は言います。
聞いてみると「都教委から言われているから」とのこと。
そこで私は、昨年から都教委に対し、卒業式の実施にあたって管理職にどのように指導してきたのか、それに関する文書・マニュアルなどを公開するよう、情報開示請求をやってきました。
しかし、これまで出てきたのは、一般的な「通知」と管理職に渡した判例集(これにより、都教委にとって都合の悪い部分は、管理職には隠していることがわかりましたが)だけでした。
そこで、この3月23日には
・校長会又は副校長会での口頭での指導に係る議事録・メモ等
・卒業式におけるビラ配りに関する報告
と付け加えて開示請求をしました。
すると、その後、4月6日付けの<非開示非開示通知書>
(理由:請求に係る公文書は作成及び取得しておらず、存在しないため)
が届きました。
そこで、4月13日再度、
①校長会又は副校長会で配布された卒・入学式にかかわる文書
②上記会の指導にかかわる議事録
③卒業式に関する報告書(各学校からの)
の開示請求をしました。
すると、その後4月27日付けの
<開示決定等期間延長通知書> 期間は4月13日~6月12日まで
(理由:対象公文書の確認及び精査に時間を要することから、当初の期間内に決定をすることは事務の遂行上困難であるため)
が届きました。
私は、「文書はあるのだ。しかし、出すか出さないかで<精査>しているのだろう」と思いました。
その後、期限ぎりぎりの6月12日付けの
〇<非開示決定通知書>上記①②について
(理由:請求に係わる公文書は、作成及び取得しておらず、存在しないため)
〇<開示決定通知書>上記③について
が届きました。
私は、①②については、
「長々と<精査>したあげく、出すのは都合悪いので、不存在にしたのだろう」
と思いました。
でなければこれほど時間がかかる理由がわかりません。
昨日(6月22日)、③の文書を閲覧し、必要な文書をいただくために都教委に行ってきました。
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<国旗掲揚及び国歌斉唱に関する調査の報告書>
上記③として、各都立高から都教委に上げられた「報告書」(230校分)が出てきました。
そこで分かったことは、なんといってもその調査の細かさです。
ここまでして卒業式に「国旗・国歌」を強制しているのか、と思わざるを得ません。
ここには「教育」という言葉は全くふさわしくありません。
また、個々の人間に対する思いやりも全くありません。
彼らにとっては、人間よりも「旗」「歌」が大事なのです。
都の教職員の方々はすでに以前から知っておられることと思います。
が、「日本国憲法」下の教育現場でこのような異常なことが行われていることを記録しておくことも必要だと思い、以下にその調査項目を紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
記
(注)(1)~(9)の各該当箇所に〇を付けること。複数回答不可。
ただし、(3)(6)(9)については該当校のみ、
(7)は、ツとテの重複は不可
<国旗掲揚>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)式典会場内
ア 式典会場舞台檀上正面掲揚 ( )
イ 式典会場舞台檀上三脚 ( )
ウ 舞台檀上使わず会場内計掲揚( )
エ 舞台檀上使わず会場内三脚 ( )
オ 式典会場内掲示せず ( )
(2)式典会場外
カ 式典会場外に掲揚 ( )
キ 式典会場外に掲揚せず( )
(3)全体
ク 式典会場内・外に掲揚せず( )
<国歌斉唱>
(4)国歌斉唱
サ 斉唱した ( )
シ 斉唱せずメロディだけ流す( )
ス 斉唱せずメロディも流さず( )
(5)伴奏等
セ ピアノ伴奏 ( )
ソ ピアノ以外の楽器で伴奏 ( )
タ テープ CD ( )
(6)式次第
チ 国歌斉唱と記載 ( )
<国歌斉唱>
(7)教職員の状況
ツ 国歌斉唱時全員起立 ( )
テ 国歌斉唱時、一部不起立、入場拒否、退場 ( )
ト ピアノ伴奏拒否 ( )
<会場設営等>
(8)卒業証書授与
(体育館、舞台のある会場で実施)
ナ 舞台檀上で演台を設置し実施 ( )
ニ 舞台を使わず、演台を設置し実施 ( )
ヌ 舞台を使わず、演台を設置せず実施( )
(視聴覚室等舞台のない会場で実施)
ネ 会場正面に演台を設置し実施 ( )
ノ 演台を設置せずに実施 ( )
(9)会場設営
ハ 児童・生徒(在校生も含む。)が正面を向いて着席 ( )
これではまるで卒業式を、生徒たちの卒業を祝う場ではなく、「国旗・国歌」をあたかも神聖なものとして、式参加者一同に絶対服従を強いる場にでもしているようです。
これこそ現在の国家主義教育の典型です。
1999年の「国旗・国歌法」の時、政府は繰り返し「強制するものではない」と述べました。
しかし、一度成立してしまえばこっちのものとばかりに、反対する教職員たちを弾圧し、教育現場に強制してきました。
(「日の丸・君が代」強制の都教委の「10・23通達」は2003年でした)
「日の丸・君が代」強制は、国家主義教育への大きな第一歩でした。
その後、2006年には民主教育を支えた「教育基本法」が改悪され「愛国心」が導入されました。
そして現在では、「日の丸・君が代」強制と同じことが教育活動全体に及んでいます。
「大綱的基準」と言われた学習指導要領は、実際には、厳格に守るものとして処分を背景に強制されています。
そのため、現場教職員はたえず管理職によって監視され、民主的で自由な教育活動は窒息させられつつあります。
「日の丸・君が代」強制は国家主義教育樹立の突破口であり、その極地であると言えます。
ところで、全230校の調査報告書を見ると、殆ど都教委の求める項目に〇が付けられていました。
それでも、
(5)伴奏等
セ ピアノ伴奏 ( )
ソ ピアノ以外の楽器で伴奏 ( )
タ テープ CD ( )
の中で、<タ テープ CD>に〇がついているのが69校ありました。
また、
(7)教職員の状況
ツ 国歌斉唱時全員起立 ( )
テ 国歌斉唱時、一部不起立、入場拒否、退場 ( )
ト ピアノ伴奏拒否 ( )
の中では、
<テ 国歌斉唱時、一部不起立、入場拒否、退場>に〇がついているのが2校ありました。
ここには、困難な中で、それでも諦めずに闘う教職員たちがいる事が見えるのではないでしょうか。
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☆ 全国から集う!全国で闘う! ☆
~ 洗脳「教育」はゴメンだ! ~
『第7回「日の丸・君が代」問題等全国学習交流集会』
~ 洗脳「教育」はゴメンだ! ~
『第7回「日の丸・君が代」問題等全国学習交流集会』
<日時> 2017年7月23日(日)
10:00から16:30 その後、デモ行進
<場所> 日比谷図書文化館地下ホール(日比谷野音となり)
(24日(月)は午前中文科省交渉を計画中)
≪記念講演≫高嶋伸欣さん(琉球大学名誉教授)
東京・大阪をはじめ全国からの報告もあります。
<主催>上記集会名の実行委員会
<資料代> 500円
<連絡先>090-7015-3344(永井)
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
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