◎ 未完の大作『板橋高校卒業式事件』 藤田勝久 〈再掲〉11
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/f8/81c6267b0d909e1ac628fc5cd139903d.jpg)
「エゾリス」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》
★ マスコミ 3月16日都議会、教育長発言を受け動き出す。
3月12日、産経が朝刊で、「卒業式撹乱」なるでっち上げ記事を四段で載せたことは既に記した。ついで各社が動き出した。
3月16日、午前9時50分、時事通信、高等学校教育指導課長・賀澤恵二に電話をかける。
それなのにこの杜撰とインチキ極まる回答はどういうわけか。
関係者が虚偽の報告をなしているのか。
教育長、都議会答弁の朝である。
一年の時に授業は担当していない。
9時45分には、配布したコピーの説明も終わっている時刻である。
教頭は、すでに終わっているのに対し「やめろ」と言ったのである。
教頭が急きょ校長を呼んだのではない。教頭も校長とともに校長室で来賓の接待に当たっていたのだ。
校長は来賓を案内して式場に向かうため教頭に一足先に行くよう指示したのである。
校長は何らの説得もしていない。
いきなり元教員の前に行き「退去せよ」と叫んだのである。応じることなく、というが前提の説得行為を校長は行っていない。トラブルではない。
一方的に来賓に退去を命じた校長は、口頭の抗議を受けたのみであって、元教員は無抵抗で退去している。
★ 協力者、関係者狩り開始 警察寄ってから学校へ
3月16日の都議会において教育長が協力者、関係者の調査、処分を明言した。
この異様ななりゆきのもと、現場は重苦しい暗雲に包まれることとなる。
3月19日、指導主事十数名が乱入する。
情報公開で得た「旅行命令簿兼旅費請求内訳書」によると、「旅行用務」は、「聴き取り調査」である。
唯一、「事務連絡」と記入した指導主事、佐々木哲の旅行の経路は、新宿ー板橋ー板橋区役所前ー板橋ー池袋ー千川ー池袋ー新宿である。
都営三田線、板橋区役所前には板橋警察署がある。
「旅行先」には、板橋警察署、板橋高校とある。
警察によってから学校に来る。
「法的措置」に向けて指導主事は警察の指導のもと行動するにいたったとみるほかない。
教育庁が警察とグルになったというわけだ。
来校した指導主事は、金子一彦、大林誠、佐々木哲、山田悟志、勝部純明、牛島三え子、岡田正治、田神仁、岡島まどか、鶴田秀樹、阿部善雄、小宮恭子の12名である。このうち金子一彦のみ主任指導主事である。
なお細かいことを記せば、ほかは池袋ー新宿間150円と記入しているに対し牛島三え子のみ160円ととして交通実費計790円を請求している。
校内に入った指導主事は、3学年担任ほか多くの者の聴き取りを開始した。
内容は元教員の法的措置に資する材料集めが主目的であるが、当日式場にいた者、その他多岐にわたった。
★取材報告書 続き
土屋の意向をそのまま載せたのであろう。
・「校長は・・・警察署に相談するようである」との課長の言は嘘である。すべては都教委の指示である。
この間「職務命令」にしても、校長が出したのだと逃げている。実に卑劣である。
・「9時45分頃から・・・配布し始めた」。
もう五日も経っている。杜撰というか滅茶苦茶な認識である。この日の午後、この件に対する議会での教育庁答弁があるというのに。
9時37分頃から配布し200枚ほどの配布を終了、その後の説明が終わったのが9時43分ころである。
9時45分というのは突然の「退去」に抗議しつつ退出した時間である。
こお虚偽のシナリオは誰が主導してなされたものなのであろうか。
・「校長を支援する」。
これも真っ赤な嘘である。校長は将棋の駒である。
・3月11日、急遽作成された「通知」なるものは、生徒に対して起立させよとの趣旨で細かく書かれているが、官僚の作文以外のなにもでもない。
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「エゾリス」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》
★ マスコミ 3月16日都議会、教育長発言を受け動き出す。
3月12日、産経が朝刊で、「卒業式撹乱」なるでっち上げ記事を四段で載せたことは既に記した。ついで各社が動き出した。
3月16日、午前9時50分、時事通信、高等学校教育指導課長・賀澤恵二に電話をかける。
質問: この教員は、どのような教員なのか。卒業式からもうまる五日も経っている。
回答: 3月11日に卒業式があり、1年生の時に授業を担当していた元教師を来賓として招待した。
質問: 何をしたのか。
回答: 9時45分頃から会場で週刊誌のコピーを配布した。
質問: 他の来賓と一緒に、式場に入場したのか。
回答: 一人で入場した。その時点では、校長は体育館に不在であった。教頭が制止し、急きょ校長を呼び、校長が説得したが、応じることなくトラブルとなった。
質問: どのような物を配布したのか。
回答: 配布したものは週刊誌のコピーである。
質問: 校長の考え方について伺う。
回答: 警察と相談して告訴する考えである。
(以下、略)
それなのにこの杜撰とインチキ極まる回答はどういうわけか。
関係者が虚偽の報告をなしているのか。
教育長、都議会答弁の朝である。
一年の時に授業は担当していない。
9時45分には、配布したコピーの説明も終わっている時刻である。
教頭は、すでに終わっているのに対し「やめろ」と言ったのである。
教頭が急きょ校長を呼んだのではない。教頭も校長とともに校長室で来賓の接待に当たっていたのだ。
校長は来賓を案内して式場に向かうため教頭に一足先に行くよう指示したのである。
校長は何らの説得もしていない。
いきなり元教員の前に行き「退去せよ」と叫んだのである。応じることなく、というが前提の説得行為を校長は行っていない。トラブルではない。
一方的に来賓に退去を命じた校長は、口頭の抗議を受けたのみであって、元教員は無抵抗で退去している。
★ 協力者、関係者狩り開始 警察寄ってから学校へ
3月16日の都議会において教育長が協力者、関係者の調査、処分を明言した。
この異様ななりゆきのもと、現場は重苦しい暗雲に包まれることとなる。
3月19日、指導主事十数名が乱入する。
情報公開で得た「旅行命令簿兼旅費請求内訳書」によると、「旅行用務」は、「聴き取り調査」である。
唯一、「事務連絡」と記入した指導主事、佐々木哲の旅行の経路は、新宿ー板橋ー板橋区役所前ー板橋ー池袋ー千川ー池袋ー新宿である。
都営三田線、板橋区役所前には板橋警察署がある。
「旅行先」には、板橋警察署、板橋高校とある。
警察によってから学校に来る。
「法的措置」に向けて指導主事は警察の指導のもと行動するにいたったとみるほかない。
教育庁が警察とグルになったというわけだ。
来校した指導主事は、金子一彦、大林誠、佐々木哲、山田悟志、勝部純明、牛島三え子、岡田正治、田神仁、岡島まどか、鶴田秀樹、阿部善雄、小宮恭子の12名である。このうち金子一彦のみ主任指導主事である。
なお細かいことを記せば、ほかは池袋ー新宿間150円と記入しているに対し牛島三え子のみ160円ととして交通実費計790円を請求している。
校内に入った指導主事は、3学年担任ほか多くの者の聴き取りを開始した。
内容は元教員の法的措置に資する材料集めが主目的であるが、当日式場にいた者、その他多岐にわたった。
★取材報告書 続き
Δ 3月16日(火)、午前10時10分、・産経は、校長が言っていないのに3月12日、「告訴する」と流した。
応接者 高等学校教育指導課長 賀澤恵二、 電話、 読売新聞社
質問: 産経新聞の記事にあるように、今日告訴するのか。
回答: 校長は卒業式を混乱させたことについて法的手段をとれるかどうかを所轄の警察署に相談するようである。
質問: 来賓として招待したのは、他にどのような人か。
回答: 町会長、同窓会長などである。
質問: いつコピーを撒いたのか。
回答: 来賓は通常校長の誘導で会場に入るが、その前の9時45分頃から会場内で週刊誌のコピーを配布し始めた。制止された際に、保護者席に向かって都教育委員会の指針を批判する演説を始めた。
質問: この元教員は、どのような人物か。
回答: 2年前まで板橋高校の社会科教員であった。
質問: 組合の活動家だったのか。
回答: 確認のしようがない。主観的な評価はできない。
質問: 教育委員会としては、どのように考えているか。
回答: 我々としても許せない行為である。校長もそう思っている。校長を支援する。
質問: 他の学校に同様なことは起きていないか。また、生徒の起立状況はどうか。
回答: このような混乱は他にはない。3月11日に適正な実施についての通知を出しており、それ以後生徒の目だった不起立はない。
土屋の意向をそのまま載せたのであろう。
・「校長は・・・警察署に相談するようである」との課長の言は嘘である。すべては都教委の指示である。
この間「職務命令」にしても、校長が出したのだと逃げている。実に卑劣である。
・「9時45分頃から・・・配布し始めた」。
もう五日も経っている。杜撰というか滅茶苦茶な認識である。この日の午後、この件に対する議会での教育庁答弁があるというのに。
9時37分頃から配布し200枚ほどの配布を終了、その後の説明が終わったのが9時43分ころである。
9時45分というのは突然の「退去」に抗議しつつ退出した時間である。
こお虚偽のシナリオは誰が主導してなされたものなのであろうか。
・「校長を支援する」。
これも真っ赤な嘘である。校長は将棋の駒である。
・3月11日、急遽作成された「通知」なるものは、生徒に対して起立させよとの趣旨で細かく書かれているが、官僚の作文以外のなにもでもない。
Δ 3月16日(火)、15時、 対応者 指導企画課長、 電話、読売新聞社
1 板橋高校の件の対応について
(回答) 教育長は法的措置をとると答えた。
2 不適切な指導で何を公表するのか。
(回答) 学習指導要領に基づかない、生徒を巻き込む指導や、通達に反した職務上に問題があるものについて、公表するという意味である。
3 生徒を立たせないというのは不適切な指導なのか。
(回答) 立って国歌斉唱を指導しなければならない場面で、立たなくてもよいという指導を行うのは、不適切な指導となる。
Δ 3月16日(火)、 15時50分、 対応者 指導企画課長、 電話、毎日新聞社
1 調査委員会はいつ設置するのか。
(回答) ただちに設置する。
2 小中学校の公表について
(回答) 都は、昨年の調査でも、都立学校の実施状況はすべて公表し、小中学校は区市町村教育委員会のデータを公表している。 小中学校の公表はあくまで区市町村教育委員会の責任であるので、都としてはあくまで働きかけていく。
3 ある学級の生徒がすべて立たないということがあれば、担任は処分になるのか。
(回答) そのような状況があるのは、教員が何らかの働きかけをしていると考えられる。 調査をした上で、法令に違反していれば、処分の対象となる。
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