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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

米公民権運動:歴史を書き換えることはできないが、正すことはできる

2015年02月02日 | 人権
 ◆ 米公民権運動で白人席座り込み
   黒人男性9人有罪 54年ぶり取り消し
(TOKYO Web)


 【ニューヨーク=北島忠輔】ロイター通信などによると、米南部サウスカロライナ州の裁判所は二十八日、人種差別に反発しレストランの白人専用席に座り込んで逮捕された黒人男性九人に対する一九六一年の有罪判決を取り消した
 州北部ロックヒルの裁判所での手続きで、市当局者と裁判官が「人種差別に対する男性らの抵抗は犯罪ではないと確認。裁判官が「歴史を書き換えることはできないが、正すことはできる」と述べ、満員の傍聴席から拍手が起きた。
 男性らは人種差別撤廃を求める公民権運動が盛り上がり始めた一九六一年一月にロックヒルの人気レストランに入店。白人しか座ることを許されていなかったカウンター席に陣取り、不法侵入で有罪となった。
 不当な扱いを社会に訴えるため男性らは罰金の支払いを拒んで三十日間服役。公民権運動の象徴的な戦術として全米に広がった。九人のうち八人は当時フレンドシップ大学の学生で、後に「フレンドシップ・ナイン」と呼ばれた。
 この日は存命の八人が出廷。クラレンス・グラハムさん(72)は「私たちは英雄になりたかったわけじゃない。ただ下級市民として扱われる現状にうんざりしていたんだ」と感慨深げに語った。
 男性らは「九人が逮捕されたことを記録に残すことは重要。公文書から削除しないでほしい」と要請している。
『東京新聞』(2015年1月30日【国際】)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015013002000122.html
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