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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

都教委の請願制度改善に関する陳情

2010年09月18日 | 暴走する都教委
 ◆ 都教委の請願制度改善に関する陳情
 9月16日(木)都議会文教委員会で、9団体・3個人から出された陳情に対し、1時間にわたる充実した質疑が行われた。都民の請願に主管課が直接正対しない都教委の特異な対応ぶりが浮き彫りにされたが、採決の結果は賛成2で不採択に。<賛成は、星ひろ子委員(生活者ネット・みらい)、畔上三和子委員(共産)>
 ただ収穫もあって、島田幸成委員(民主)の質問に、庄司総務部長は「これからは『請願書』本体のコピーをすべて教育委員に配付すると答弁した。それを受けて島田委員は「改善が認められるので民主党は今回に限り採択に賛成しない」と態度を表明した。


 東京都議会
 議長 和田 宗春 様
(団体名)

★ 東京都教育委員会の請願制度改善に関する陳情

 陳情事項
 東京都教育委員会(以下「都教委」)の請願処理規則など請願の取り扱いを下記の通り改善するよう都教委に働きかけること。
 1.請願者の声を直接担当主管課が聴くようにすること。
 2.請願内容を教育委員会の会議で審議するようにすること。
 3.「要請」「質問」等に対しても「請願」と同様に、主管課が直接聴取し、教育委員会で審議するようにすること。
 4.請願者からの要請があれば、教育委員会の場で意見を陳述することができるようにすること。
 5.請願に対しては請願内容に正対して具体的に回答すること

 陳情理由
 1 現行では、請願の具体的な内容が主管課及び教育委員に届いていない。
  ① 現行では、教育情報課が窓口になり、請願者の意見を聴き、主管課に文書で伝えるだけのメッセンジャーにすぎなくなっている。主管課が同席していないため、情報課は質問に答えることも、見解を述べることもしない。
  ② 教育委員会の会議では請願事項がまったく報告されないか、請願の「要旨」のみが「報告」されるだけで、請願者の熱い思いが伝えられていない。
  ③ 教育委員会から回答がないか、回答があっても請願内容に正対しておらず、一方的で、これに対して請願者が質問も反論もすることができない。
 2 請願の内容について教育委員会の会議で審議していない。
  請願要旨が教育委員会の会議に報告された場合でも、例えば、「教科書の採択においては学校現場の教職員の意向を尊重すること」という採択方法に関する請願に対して、採択方法を見直すかどうかの審議をすることなく、採択決定後に「本日の採択結果にしたがって、事務局において適切に対応するように。」という、順序を逆転させた処理をしている。
 3 「公開質問」や「要請」は「苦情等」として扱われ、教育委員会に「報告」されない。

以 上

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