しばらくポップスしか弾いていなかったKくん。
ドラムを習ったり、
バンドをやったりだったらしい。
久しぶりに教室でピアノを弾く。
何年ぶりだろう。
6〜7年ぶりくらいかな?
ピアノの前に座った姿勢を見て
うーーん、と思ってしまった。
キーボードや電子ピアノを弾いていた姿勢。
手と指だけで音を鳴らしていたのが
姿勢だけで分かる。
一応、口頭注意だけしたけれど
Kくんが必要性を感じていないので
直す気配がない(笑)
本格的にクラシックの曲を弾き出して、
音の鳴らし方をレッスンし始め、
私より体格がいいKくんなのに、
私より全く音が鳴らないことに驚いていた。
「それ必要?」
「そんなに鳴らす?」
と聞かれるので、
Kくんの鳴らし方を真似て弾いてみせると、
「全然ダメだね」って😂
徐々に理解してもらえた雰囲気。
Kくん。
色々な弾き方で
あーでもない、こーでもない…
と弾いて試行錯誤。
ヨシヨシと思って見ていたら
おもむろにKくんが椅子の位置を
後ろへ下げる。
はい、やっとスイッチ入りました。
机に向かうみたいに
ちょこんと座っていてはダメ。
腕をきちんと使うためには、
ピアノとの距離がある程度必要なのだ。
「下げないと、鳴らせない」って。
よかった、分かってもらえた。
分かりやすく、
スイッチの入った瞬間だった。
よし。
ここからだ。