気の回る人

Ｈちゃんが希望する曲のアレンジ譜。
やぁ～っと時間を見つけて書けたので、
今日、レッスン時にＨちゃんに渡す。

するとＨちゃん、
「先生、大変だったでしょ～」
って。

Ｈちゃん、小３です。
すごく気が利くというか、気が回る。
自分のことでなく、
他人目線で物事を考えられる。



家の子も、
こんな風に育たないかなぁ～。

さて、どうしたらいいものか？？？

やったぁ～♪

ピアノを始めてはや半年近くになるＭちゃん。

柔軟な発想、想像力。
豊かな感性。

ホントに目を見張るものがあるのですが、
中々こちらが提示したことには目を向けてくれません。

それでも、地道にコツコツと基礎力を身につけて
今日、ようやく、そして初めて！！
一曲完奏いたしました。

やったぁ～♪
うれしいです。
感動で泣きそうでした。

今日は妹のＹちゃんがお部屋にいられない様子だったので、
パパはお外でＹちゃんとお散歩中。
このＭちゃんの完奏の感動を誰にも伝えられず…、
後から報告はしたものの、中々言葉にできませんでした。

今日は教室に来た時からＭちゃんの様子は違っていました。
パパもママもＹちゃんもお部屋にいなかったというのもありますが、
私が言う、「こうしてください」「～～～しましょう」にも
一生懸命やろうと努力してくれていて。
そして、ピアノを弾きに行ったのかなぁ～？と思ったら、
「これがドね？」「これもこれもドだよ」と。

今までは「ドはどこかな？」と聞いても、
全く違う角度から返答されるので、
中々本当に理解してくれているか手探りだったのです。

「すごいね！！」
「よく知ってるね！！」
と私が言うと、次は楽譜を広げ音をスラスラ読んでくれます。

「すご～い！！上手に読めるんだね。これ、弾いてみる？」
と誘うと、
これまた簡単そうにあっさりと完奏してくれたのです。

感動～～～

知識だけはものすごくたくさん蓄積されてるんだろうな…
とは思っていましたが、
まさかここまで急に、突然弾いてくれるとは…。
しかも、上手！！


例えば、
言葉の出るのが遅い赤ちゃんが、
突然話し始めたかと思ったら、
最初から完璧なトークだったという…。
そのパターン。

すごいです。

これからのＭちゃんが、俄然楽しみになりました

忙しい…？

レッスン室に入ってくるなり
「今週はすごく忙しくて練習ができなくて…」
と申し訳なさそうにＳちゃんが言った。

他のおけいこごとや塾、色々あって…と言う。

こういうことしっかり伝えられるのって大事だと思う。
出来てない時は出来てない、
出来なかった時は、～～で出来なかった、と。

ただね。
Ｓちゃんのピアノを聞く限り、何か様子がおかしいんだよね。

確かにあまり練習していない感じなんだけど、
よく分からないけど何かがおかしい。

とは言っていても仕方がないので、
まずは1冊目の宿題を一緒に練習する。
ああやって、こうやって、それから…などと、
普段どう練習していけばいいかのヒントにもしてほしくて、
色々な練習方法を一緒にトライする。

で2冊目。
ナントナント。
すごくしっかり練習してある。
宿題では足りなかった？のか、次の次の次の…曲まで練習してあった。

「ねぇねぇ、おかしくない？
確かにさっきの本は練習出来てなかったかも知れないけど、
この本はしっかり弾いてあってさ、
しかも先の曲まで弾いてあるの。
忙しかったって言うには、無理がない？」
と尋ねると、Ｓちゃん慌てて、
「実はその本（1冊目）、ずっと無くなってて、今日やっと見つけたの…」
とボソボソと自供。

な～るほど（笑）！！
そりゃ、様子がおかしいワケだ。

Ｓちゃんなりに考えて、
1冊紛失したなら紛失したで、
手元にあった本の曲を少しでも多く弾こうとしたのだね。

自己申告、大事よね。
でもさ、本が見つからなくなってたのはワザとじゃないし、
一生懸命探してくれたのがすごく嬉しいし、
なかったことですごく困って困って、
すでに反省しまくりなＳちゃんでしょ。
そこはさ、そのままをできれば話してね。

などと話し、その件はおしまい。

本がなくなったと思ってすごくすごく大変だ！と思ったんだろな。
どうしよう、どうしようって思ったんだろな。
っつか、私はそれで鬼みたいに怒ると思われたんだろうか…（汗

まだまだ心を許してもらえてないのかと、
私自身も大変反省しました。

笑顔

教室に通い始め、そろそろ2カ月になろうというＹちゃん。

最初の頃はうまくお話してもらえず、
表情も硬かったＹちゃんでしたが、
最近では、ママがレッスン室にいなくても、
笑顔で楽しくお話しながらレッスンが進められるようになりました。

時にはゲラゲラ笑ってくれて、
ようやく教室に、そして私に慣れてくれたんだなぁと
私もホッとしています。

ピアノは…。
これが驚くほど楽譜を読むのが早いので、
教室でパッと見てもらった曲もあっという間に弾くことができて、
その場で◎ということがよくあります。
きっと、お家で本をたくさん読んでいるんだろうな…と想像。。。

「こんなに上手に弾けたらマルでもいいよね？」
とＹちゃんに聞くと、うれしそうに
「うん！！」と答えてくれます。

これからも、楽しくレッスンが続けられるといいな、と思います。

やってない！！

私はレッスンの中で、
「練習した？」とかいうのは、あまり口にしない。

というより、生徒の方から
「今日はいっぱい弾いてあるよ」とか
「今週は忙しくて弾けなかった」とか
はたまた、「今週、も！　弾いてないよ」とか
言ってくれることがほとんどだから。

それから、「練習した？」を聞かない理由、もう一つ。
弾いたかどうかなんて、演奏を聴けば分かっちゃうから。

そんな中Ｒくん。
彼はとっても面白い。
「弾いた？」とつい聞きたくなってしまう存在なのだ。

Ｒくんが弾いてくれるピアノを聞いて、
「あ～、今週はあんまり弾けなかったんだなぁ」と思いつつも、
何故かつい「今週、弾いた？」と聞きたくなるのだ。
するとＲくん、即答で
「弾いたよ！いっぱい弾いたんだから！」
と返してくる。

演奏聞けば分かるんですけど…。

字だけだと伝わりにくいけど、
この返答がすごくカワイイのだ。
もちろん、彼を傷つけないようには注意してるけど。。。

先日レッスンで、
練習してないのは分かってたんだけど、
いつもいつも疑うところから聞いてはいけないな…と思い、
「よく丁寧に弾いてきたね」
と言ってみた。

するとＲくん。
こちらにも即答で
「え～？！　全然弾いてないよ！」
って自信満々に答えてくれた。

なるほど。
こっちの聞き方の方がラクになれるね。

Ｒくんの反応を楽しんでばかりいてはいけない。
ちょっと反省した。

素直に話せるようにしてあげなければいかんな。。。
ごめんね、Ｒくん。