ことぐ

「こんにちは」
と挨拶の勢いで
「ことぐってな～に？」
と尋ねてきたのはＭちゃん。

はい？ことぐ？？

発音がアレに似ていたので、
「その言葉、どこで聞いたの？」
と尋ねてみた。

「テレビだよ」
ってＭちゃん。

間違いない。
私の大好きなブッキー様のＣＭだ！！

「ごとく、のことだよね？」

「そう、それそれ。ごとくってな～に？」

聞けばＭちゃんのお家、ＩＨだそうな。
コンロに○が描いてあるんだって
おじいちゃま、おばあちゃまのお家は？と聞いても、
○が描いてあるんだそう。

なるほど！ごとくを知らないわけだ。

それでブッキーのＣＭに出てきた単語だからこそ！
拙い絵を駆使してごとくを説明。
ついでにブッキーのことも説明（…カッコいいよね♪って）

一人で教室に歩いてくる道々、
「ことぐ」のことを考えていたらしいＭちゃん。
オモシロイ

落下する夕方

「落下する夕方」　江國　香織

感想。
にはならない。
今、読んでいるところだから…。

実はこれ何回か読んでいる。
でも、全くストーリーを覚えていない。

そう、全然。

この人の作品は好きだ。
言葉の使い方が絶妙で、
リズム感も、そして何より空気感がいい。

物語の間の「無」な世界観が好きなのだ。

だから、この人の作品は映像にされると当たらない。
役者さんの感情が見えてしまうし、ＢＧＭも邪魔。

で、今。
久々に江國ワールドを楽しんでいる。

いよいよ

いよいよ、来ましたね。

花粉…。

秋頃から「ブタクサね～」なんて耳鼻科の先生に軽く言われていましたが、
いよいよスギの季節到来。
だましだまし、まだまだ…
なんて自分を思い込ませながら、それでもちょこっとずつ薬を服用し始めていました。

が、昨日あたりからダメですね。

いよいよ薬全開です。

暗譜しにくくなるから薬、嫌なんだけど。
でも飲まないと何にも出来なくなっちゃう、トホホ。

いよいよ、の始まったばかりですが、
早くスギの季節、終わらないかなぁ～。

って、発表会が終わるってことか。
まだちょっと、困るなぁ～～～～。

がんばった

発表会には、いつもより少し難しめの曲を渡す。
長い期間練習することになるから、
それぞれが深く掘り下げられるものを選び、練習していく。

が、中々譜読みに腰の上がらなかった数名の生徒たち。
レッスンで私に読んでもらおう…とばかりに何もしてこなかった。

普段から譜読みの手伝いを、私はする方ではない。
自分の力で読める教材を渡しているつもり。
発表会の曲に関しては、少々のお手伝いはする。

少々。

そう、あくまで少々です。

が、丸投げ。

年が明けて晴れ晴れとした気持ちでレッスン…なはずなのに、
今年は数名の生徒に説教…してしまった。

「がんばったけど分からなかった、できなかったというのと、
何にもして来ないというのは違うんだよ。
準備がしっかりできていなくて発表会で失敗…、
先生は困らないからね。
それも、いい意味で勉強だから。
やるかやらないか、
それはあなた次第！！」

とある種突き放したような物言い。

普段の練習に関して、
たぶん私はあまりうるさい方ではないだろう。
ただ、本番に向けて距離感がつかめずエンジンのかからない生徒たちに
ハッパを掛けていくのは私の仕事…かな？

ハッパをかける意味での説教…だったつもり。

そしたら今週、
先週説教された子たちがみんな、
すごい勢いで弾いてきた。
殆ど譜読みをしていなかった子でさえ、最後まで弾いてきた。

オイオイ普段からこうしてくれると、
私も一週間、心を痛めて過ごすなんてしなくて済んだのに。。。

でも、発表会まではまだあと2カ月弱。

よく読んできたことは認めるけれど、
仕上げにまで至っているわけではない。

総じてこうした子たち、気力がアップダウンしがち。

心の中で
「こんなに弾いてきてくれてすごく感動したよ、
目一杯褒めてあげたい…ケド、ごめんね、今は褒めないよ」
とつぶやきつつ、

「頑張ったのは認めるけど、まだまだだよ」

とまた、突き落としてしまった。

褒めるのはもうちょっと先にしよう。
だから、こんなところで褒めておく…

風邪対策

お腹の風邪が流行っているようですね。
そして、これからはインフルエンザ…でしょうか。

教室の発表会は３月なので、
毎年この時期は、体調管理と演奏の仕上げとで、
すごく緊張感のある時期となります。

私がインフルエンザにかかってしまったらレッスンはお休み、
それが娘にうつってまた翌週レッスンがお休み。
…なんてことになったら、２週連続でレッスンがなくなり、
この１～２月のレッスンで追いこみをかけようと計画していたレッスンも、
うまく行かなくなってしまう。。。
そんなこと考えただけで、末恐ろしい…

はたまた私が発症しなくても、
教室をモトに風邪やインフルエンザを伝染させる…
なんて考えるのも、もっともっと恐ろしい

なので換気には注意をしています。
以前レッスンの合間に窓を開けたら
「すごく寒いんだけど…」とＭくんに言われたこともありますが、
寒いより、風邪の伝染の方が嫌です。

アロマディフューザーもいつも付いていますが、
湿度を上げるためにも、
この時期には活躍してもらわなければいけません。

夏場は除湿機が大活躍ですが、
この時期は空気清浄機もお部屋でフル稼働させています。

できることは何でもやりたいと思っています。

体調の悪い方は、どうぞ前日までにご連絡ください。
無理してレッスンに足を運ばず、
回復してから振替レッスンをしましょう。

治りかけで休むほどではない、
あるいはお家の方や学校が学級閉鎖中の場合は、
教室についたら最初に手の消毒（準備してありますので）のご協力を
お願いいたします。
ピアノは手で弾く楽器です。
咳をカバーした手から鍵盤へ…の拡がりも防ぎたいものです。
マスクもありますので、必要な方はお声かけください。

がんばってこの時期を乗り越えたいと思います。
どうぞ、ご協力ください！

たま～にね

ついこの間まで
「ド」から数えないと、「ソ」や「ラ」や「シ」が
見つけられなかったＨちゃんですが、
今日は鍵盤のシール貼りをスイスイ。
本当に、驚くほどスイスイと楽しく取り組んでいました。

「Ｈちゃん、上手に鍵盤が探せるようになったねぇ」
と私が言うと、
「そりゃ～、たま～にピアノ、弾いてますから～」
って

「たま～に」

用法間違ってますね
Ｈちゃん、かなりよくピアノを弾いてくれていますから

練習って…

できれば、練習なんてほとんどしないのに上手くしてあげたい。
できれば、週に１回のレッスンだけで、何とかしてあげたい。

切にそう思う。

それでもやっぱり、
毎日、超短時間だとしても毎日弾いている人と、
週に一回だけガツンと弾いている人では、
ピアノとの馴染み具合に違いが出る。

人は忘れる生き物だ。
分かりやすく言ってしまえば、
たとえば100まで練習しなくてはいけないとして、
今日30まで練習できたとする。
翌日また弾くと30から始まるのではなく、10とか良くて20とかから始まる。
それで練習して35まで辿り着いたとしても、
翌日弾くと、また20とか25くらいからになる。

こんなことを繰り返しやっていくと、
いずれ100に辿り着く。
昔、家庭科でやった半返し縫いな雰囲気。
３歩進んで２歩下がる。
それでも少しずつ少しずつ前進していくのだ。

もちろん、ピアノの演奏にゴールなんてないのだけれど。

週に一回。ガツンと練習して一度に85まで上がっても、
また一週間後に弾き始める時にはきっと20か25くらいまでは戻っているのではないかしら？


練習しなさい！！

は、言葉としてはとっても簡単だけれど、
言う方も言われる方も「あ～もう！！」という気分は同じ。
このセリフ、私も昔は言われたような気がするけれど、
言われれば言われるほど練習なんてするもんか！！という気分になってしまう。
とってもよくないセリフ。

練習しない→叱る→渋々練習する

この構図が私は嫌いだ。
どんどん「やらされる」感が強くなって、逆効果だと思うのだ。

ならばどうすれば練習するようになるのか。
難しい問題だ。


「私を弾けるようにして～～～」
と個人努力一切なしに来られると、
これはもう大変。

ピアノは自分自身で上手くなりたいと思ってもらわないと
進歩は中々見られない。
そのやる気を導き出せるレッスンがしたいのだが、
これが果てしなく難しい。

褒める

のは好きだけれど、

おだてる

のは、性に合わない。

本人の気持ちが本当のところで前に向くように促したい。


そのためには。

きっと私自身がもっともっともっと、
その人自身に歩み寄らなければいけないのだろう。
「練習してきなさい！」
と突きつけるのではなく、どうするか。
そこをきちんと考えていきたいと思う。

成人の日

今日は成人の日、でした。

昔は１月15日と固定されていたので覚えやすかったし、
お正月も明けてしばらくして…のイメージが強かったのに、
今年は１月９日。
世の中、学校だって始まっていません。
何だか、感覚がくるってしまう…。

成人の日。成人の日。

私のウン年前（いや、ウン十年前か？…違う十ウン年前だ←まぁいいか）の成人の日。
これはかなりしっかり覚えています。

実家に帰らず、成人式にも出ず、
大学の実技試験に向け、レッスンに行ってました。

おお！真面目～！！！

とか言われそうですが、
そうでもない。

いや、真面目なんです。
そう、真面目だったんです。

（どっちかって？
そりゃ、周りの見えない真面目さ！と言えよう）

その日の私、思い切り風邪を引いていました。
でも先生が私のために空けてくださった時間をどうしても捨てることができず、
風邪なのにレッスンへ行ったのです。

多分、先生は私が熱のある身でレッスンに行ったのに気づいたんでしょうね。
レッスンの途中で
「練習していなさい」
と言い残し、しばしレッスン室から離れました。

次にレッスン室に顔を出された先生が、
「甘酒作ったから飲む？」
と。

なんと、心優しい先生。

がしかし、その優しさを思いやる余裕のない状態だった私、
「甘酒、キライです…」
と思わず正直に言ってしまった。

今更ですが、先生、ごめんなさい

レッスンから帰り、そのまま布団に入り休んでいたところに、
地元の友だちが酔っぱらって
「成人、おめでとう！！」
って電話をくれたっけ。
そのハイテンションに付いて行ける体調でなかった私は、
思わず電話を切ったっけ

成人式に出なかった私に
成人式のお裾分けをしてくれた友人の心遣いに気づかなかった私。

悲しいヤツでした

あ
先生の身になって思うこと。
風邪の時はレッスンはお休みしましょう。
第一に、頭がうまく働かないのでレッスンがうまく行きません。
第二に、先生に遷してしまう可能性もあります。
どちらにしても良くない。



今日は、外出するとあちこちに着物を着た若者たちの姿が。
綺麗な着物を着て、何だかちょっと羨ましくも思いました。
そして、自分の成人の日の失礼な自分までも、
思い出してしまいました…とさ

発表会、申込

発表会まで、あと2カ月ほどとなりました。

その発表会の申し込みですが、
申し込み手続き、お早めにお願いいたします。

１月中にお申し込みいただけないと、
プログラムにお名前が載せられません。
２月以降のお申し込みだと、
発表会当日の差し込み、貼りだしという形になりますので、
あらかじめご了承ください。

３月に入ってからだと、
「出演無理！」と言ってしまうかもしれません。
（練習状況によります）

ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

名探偵シャーロック・ホームズ

「名探偵シャーロック・ホームズ」シリーズ　岩崎書店

私が大好きなホームズシリーズ。
親の趣味を子どもに押しつけてはいけない！！
と分かりつつも、
ついつい娘に薦めてしまいました。

あんまりにも有名なホームズ。
コナン・ドイルはこれを大人向けのミステリーとして書きましたが、
岩崎書店のホームズシリーズは、
子ども向けにやさしめ、短めの文章で、
簡潔な物語にしています。
少々削り過ぎ感があったり、
挿絵がコミカルだったりして、
緊張感が伝わりにくいところが残念ですが、
娘も立派なホームズファンになってくれそうです

ゾロリシリーズが読めるようになったら、
大丈夫、読めます