演奏する中で大事にしてもらいたいと、
私が強く思っていること。
個性。
同じ曲を同じようにレッスンしても
演奏する人が違えば違う演奏になる。
演奏する人の個性が出る。
それが一歩違うと、
その人臭さになる。
「らしい」演奏を、
と練習しても、
実は演奏する側の何やら癖、のようなものが出過ぎて、
「臭い」演奏になってしまう。
録音して聞いてみると、
これは本人がすぐに分かる。
「私って、こんな風に弾いちゃうんだよね」
って思わされるのだ。
以前、Tさんに録音して聞いてみることを勧めた。
私が口で言うより、はるかに容易に分かってもらえるだろうと思って。
翌週、「分かっちゃった」
と話してくれた。
個性と癖。
似ているけれど、方向が大分違うと思う。
レッスンの中で、
その人が演奏するものが「らしさ」であって
「臭さ」にならないように、
注意する。
また、その人の演奏が、
何を思ってどう感じて弾いているのか、個性を潰さず、
そこも出来るだけ汲み取って行きたいとも思う。
だから、
同じ曲をレッスンするにしても、
演奏する人によって、こちらが言うことも変わる。
その人がこの場面を、またはこの先をどうしようと思っているのか、
できる限り汲み取り、
それが活かせる方向性を提案する。
たまに、
私の提案を教える側の個性だと思って、
そうしないようにと演奏されることがある。
私の提案を避け、違う演奏をされるから、
またこちらは違う提案をする。
するとまたそれを避けらる。
堂々めぐり…(苦笑)
作曲者の意図を楽譜から読みとる。
作曲者自身が書いたスラーやスタッカート、
アクセントも多種類存在し、
音楽用語も加わり、
どんな場面を作り出そうと考えたのか、
それを考える。
作曲者の意図を無視して弾くことも可能だけれど、
最初にそれをやりすぎると、
自分流、が染み着いてしまって、
作曲者の意図は「やりにくい」ものになってしまう。
指使いと一緒かな?
最初にテキトーな指使いで弾きこんでしまうと、
ちょっとやそっとでは直らない。
自分流のテキトー指使いでは外しやすい、止まりやすい箇所が出てきてしまう。
でも、もう直せない。
指使いも、楽譜に載っている指使いがベスト!でもないこともあるので、
一概に「全部守ろう!」とは言えないけれど、
その曲に取りかかろうと始めた、その辺りで、
よくよく考えながら、時にサラッと弾きながら、
ベストの指使いを探らなければ…。
たまに、一度決めた指使いを、
どれだけ馴染んでからでも、
サラッと変更できる人もいるけれど。
以前、小さなHくんに
「僕はこの指で弾いた方が弾きやすい!」と、
頑なに言われたことがあった。
Hくんの指使いは、Hくんが馴染んでいるポジションに由来しているもので、
新しいポジションへのチャレンジから目を背けているものだった。
確かに弾きやすい、んだろうな…とは思いつつも、
指使いの基本的なパターンを勉強している大事なところだから、
慣れたポジションだけでなく、
新しいポジションや使い方にチャレンジしよう
と話し、納得してくれた。
この指使いの選択からも「臭さ」は出ることもある。
そうそう、私の教室ではツェルニーを弾いている人は、
指使いの基本パターンを勉強している人が多いので、
自分流になりすぎないように注意してね。
まずは静かに楽譜と向き合う。
楽譜の中に隠れた作曲者の意図、
そしてその曲の世界を考える。
そこを突き詰めていくうちに、
きっといい意味での「らしさ」が出てくるのではないかしら?
私が強く思っていること。
個性。
同じ曲を同じようにレッスンしても
演奏する人が違えば違う演奏になる。
演奏する人の個性が出る。
それが一歩違うと、
その人臭さになる。
「らしい」演奏を、
と練習しても、
実は演奏する側の何やら癖、のようなものが出過ぎて、
「臭い」演奏になってしまう。
録音して聞いてみると、
これは本人がすぐに分かる。
「私って、こんな風に弾いちゃうんだよね」
って思わされるのだ。
以前、Tさんに録音して聞いてみることを勧めた。
私が口で言うより、はるかに容易に分かってもらえるだろうと思って。
翌週、「分かっちゃった」
と話してくれた。
個性と癖。
似ているけれど、方向が大分違うと思う。
レッスンの中で、
その人が演奏するものが「らしさ」であって
「臭さ」にならないように、
注意する。
また、その人の演奏が、
何を思ってどう感じて弾いているのか、個性を潰さず、
そこも出来るだけ汲み取って行きたいとも思う。
だから、
同じ曲をレッスンするにしても、
演奏する人によって、こちらが言うことも変わる。
その人がこの場面を、またはこの先をどうしようと思っているのか、
できる限り汲み取り、
それが活かせる方向性を提案する。
たまに、
私の提案を教える側の個性だと思って、
そうしないようにと演奏されることがある。
私の提案を避け、違う演奏をされるから、
またこちらは違う提案をする。
するとまたそれを避けらる。
堂々めぐり…(苦笑)
作曲者の意図を楽譜から読みとる。
作曲者自身が書いたスラーやスタッカート、
アクセントも多種類存在し、
音楽用語も加わり、
どんな場面を作り出そうと考えたのか、
それを考える。
作曲者の意図を無視して弾くことも可能だけれど、
最初にそれをやりすぎると、
自分流、が染み着いてしまって、
作曲者の意図は「やりにくい」ものになってしまう。
指使いと一緒かな?
最初にテキトーな指使いで弾きこんでしまうと、
ちょっとやそっとでは直らない。
自分流のテキトー指使いでは外しやすい、止まりやすい箇所が出てきてしまう。
でも、もう直せない。
指使いも、楽譜に載っている指使いがベスト!でもないこともあるので、
一概に「全部守ろう!」とは言えないけれど、
その曲に取りかかろうと始めた、その辺りで、
よくよく考えながら、時にサラッと弾きながら、
ベストの指使いを探らなければ…。
たまに、一度決めた指使いを、
どれだけ馴染んでからでも、
サラッと変更できる人もいるけれど。
以前、小さなHくんに
「僕はこの指で弾いた方が弾きやすい!」と、
頑なに言われたことがあった。
Hくんの指使いは、Hくんが馴染んでいるポジションに由来しているもので、
新しいポジションへのチャレンジから目を背けているものだった。
確かに弾きやすい、んだろうな…とは思いつつも、
指使いの基本的なパターンを勉強している大事なところだから、
慣れたポジションだけでなく、
新しいポジションや使い方にチャレンジしよう
と話し、納得してくれた。
この指使いの選択からも「臭さ」は出ることもある。
そうそう、私の教室ではツェルニーを弾いている人は、
指使いの基本パターンを勉強している人が多いので、
自分流になりすぎないように注意してね。
まずは静かに楽譜と向き合う。
楽譜の中に隠れた作曲者の意図、
そしてその曲の世界を考える。
そこを突き詰めていくうちに、
きっといい意味での「らしさ」が出てくるのではないかしら?