ぴあピアノ教室 in 目白

豊島区目白にある
小さなピアノ教室のページです。
日々の出来事を綴っています。

ミュージカル

2009-05-30 21:40:18 | その他
娘のお友達、Yちゃんの出演するミュージカルを見に行ってきた。

ミュージカルはおろか、演奏会や、観劇もの。
子供が生まれてから、そういったものから
随分足が遠のいていた。
昨年あたりから、
娘もそろそろ一緒に静かに座って
見ていられるようになってきたので、
ポチポチと足を運べるようになってきた。

子供が安心して、足を運べる観劇会、音楽会。
もっともっとたくさんあってもいいのに、
と、ついつい子持ちのおばさんは思ってしまう。

それにしても。
お友達Yちゃんは、素晴らしかった。
出演者の殆どが子供なのだけれど、
歌やダンスをたくさんこなし、
しかも、ステージで余裕の微笑み。
…というより、楽しくて仕方がない様子が伝わってきた。

いいよね。こういうのって。

娘はというと、
最初から最後まで背もたれに一度も寄りかからず、
背筋をピーンとさせて、Yちゃんが出てくるたびに
私の方を振り向き、ニコニコしつつも、
Yちゃんに見入っていました。

公演が終わった後、
「お花を渡すんだ」と掛けて行ったはいいけれど、
直接Yちゃんに会っても、胸がいっぱいで言葉が出ない。

帰る道中、ほとんど言葉を発せませんでした。

言葉にならない、衝撃。感動。
そんな娘を、ただただ眺めるだけの母でした。
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待ち時間

2009-05-29 23:54:02 | レッスン
兄妹で通われているお家も何件かあります。
別々にいらっしゃるお家もあれば、
一緒にいらして、それぞれのレッスン時間中は
待ち時間となる。

そんな、待ち時間の過ごし方。

とある兄弟は、
ひたすら公文や学校の宿題をやっています。
終わってしまったり、宿題がない日は
教室に置いてあるマンガや、本を読んで過ごしています。
(ピアノの音が鳴っているのに、とても集中して取り組んでいて
エライなぁ~と、いつも感心してしまいます)

とある姉妹は
妹の方は、私の娘が家にいる時は
レッスン室から出て、娘のいる部屋で元気に遊んでいます。
最初は戻ってこれなくなるんじゃないかと心配していましたが、
ちゃんと時間で戻ってきてくれるので、
最近はずっと、別の部屋で娘と遊んでいます。
この方が、お姉ちゃんがピアノに集中できますしね。
お姉ちゃんはというと、遊びには行かずに
宿題をしたり、本を読んだり、
やはり有意義に時間を使っています。

今日の兄妹は
宿題などは、児童館などで済ませてきているらしく
遊んで待つ派。
最近お兄ちゃんがハマっているのが、
レッスン室にある「日本地図パズル」。
これが結構難しい。
お兄ちゃんは一人で、黙々と取り組みます。
片や妹の方は、中々進みません。
お兄ちゃんのピアノのレッスンが終わりに近づいたころ
「そろそろ終わるから、パパにヘルプしてもらおう」と声を掛けました。

使ったものは元に戻してね…が約束なのです。

パズルやお絵かき、ブロック。
ただレッスンを聞いているだけでは退屈してしまう時間を
それぞれ、思い思いの過ごし方をしているのが、
何だか微笑ましいと思うのでした。


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演奏会

2009-05-28 22:57:20 | お知らせ
サロンコンサートのお知らせ

con affetto
2009年7月18日(土)
会場 アトリエ・ムジカ(新宿、代々木)
開場 13:40
開演 14:00

大人:2000円
小人(小学生以下):1000円

ピアノ演奏者:石澤 恵
        伊藤 愛子
        宇都宮 久子

演奏予定曲:Beethoven ソナタ「熱情」
      Mozart ファンタジーd-moll
      Debussy ピアノのために
      Bartok ルーマニアンダンス

あまりこういったコンサートに足を運べない幼稚園生も、
この機会にぜひ足をお運びください。
温かい気持ちで、お聞きいただけるような、
心地よい雰囲気のコンサートにしたいと思っています。

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オーバーホール

2009-05-27 23:29:54 | レッスン
毎週毎週、丁寧によく練習をしてきてくれるMちゃん。

そのMちゃんが今日のレッスンで初めて、
お母さまからの手紙を携えてきた。

手紙を預かってくるのは、大抵重い話題が多いので
恐る恐る目を通すと、
「ピアノを修理に出したため、
週末から来週頭までピアノがありません。
練習がほとんどできませんでした」
というもの。

なんと!!
オーバーホール!!

アップライトのオーバーホールはあまり聞いたことがなかったのと、
ピアノを楽しく弾いてくれ、これからも続けたい。
そんな気持ちを私が勝手に想像してしまい、
とってもとってもうれしい気持ちになってしまいました。

お母様の代からのピアノを丁寧に使いたい。
今の世の中にとてもとても大事な
そして、素敵なことだと
心の底から、温かい気持ちになりました。
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講演依頼…?

2009-05-26 21:53:36 | 著書
「講演しませんか?という話が来たら、やりませんか?」
と、突然担当者から言われた?

「はじめてのおんがくドリル」が少しずつ動き始めたのかしら…?
もし、もっと動いたらそんな話が現実になるかも知れない…
…そんなレベルでのお話でした。

が、なんとも言えず、うれしかった。
自分の書いたものに対する、反響…?のような気がして。
私の考えに近いピアノの先生たちが、私の教材を手にしてくれてると思うと
それはそれは嬉しい。

…が、ホンキで講演会、な~んてなったら、そりゃタイヘン。
自分の考えや、方針なんてすべて盛り込んでしまっているから
敢えて話すことなんて、見当たりましぇん。
それに、そんな私の話を「聞きたい」なんて人
いるとは到底思えず…。
人はきっと集まらないに違いない。。。

あ~!びっくりした!!

でも、とってもとっても
幸せなお話が聞けた瞬間でした。
いい夢、見させていただけました
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ムムムムム

2009-05-25 21:07:16 | 演奏
7月の con affeto ピアノ演奏会まで、
早いものであと2か月を切りました。

モーツァルトは何だか好きになって来ました。
まだ音が乱れるのでそこを改善していきたいのと
ペダルがイマイチいい感じに使いこなせていない。
練習あるのみ。

ドビュッシーの「ピアノのために」
最初の2曲は、弾けば弾くほどやりたいことが出てきて
どんどんのめり込んで行ける。
がしかし。
やっぱりトッカータだけは、どうにもこうにも音が馴染まない
弾ける時は弾けてしまえるようになってきたけれど
何と言ったらいいか…、「弾けた」「分かった」みたいな
確信が持てない。
まだまだ弾き込み不足なんだろうな。。。

5月中にとにかく手に収めるぞ!!
がんばります。
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大地讃頌

2009-05-24 20:21:11 | レッスン
共学中学3年生の定番「大地讃頌」。
今年も準備の季節。Mちゃんが持ってきた。

「弾きにくい」…と渋い顔。

そうなの。これ、弾きにくいの。
今となっては、なんてことない伴奏なんだけど、
手の小さい人にとっては、結構ムツカシイ曲。
私も中学の時に弾いたけれど、
確か弾き歌いもしにくかったような…。

和音を転回して歩くだけなんだけれど、
外しやすくて苦労した記憶あります。
そして、間奏とcoda。
手が小さくて、中々思うように音が鳴らせなくて
悲しかったんだな。

とまぁ、そんなことばかり言ってはいられません。
なんとかしなくては!!

まずは現実問題、手の届かない和音をピックアップ。
練習しても届かないものは練習しても仕方ないので、
これに関しては、少々音を抜きます。
そして、これによってこの周囲にも弾いてはいけない音が出現。
これを整理して、Mちゃんの手で弾ける楽譜にしました。

ここまでで、Mちゃん、だいぶ安心したよう。
音は抜いたけれど
「聞いた感じは全然変わらない!!」と。
そう、この安心が大事なの。
曲に対する恐れは、ピアノを弾く時の妨げになってしまうから。

coda手前まではこれで大丈夫。
あとは練習して手をなじませましょう。

codaの盛り上げは手がもう少し慣れてからにするけれど
とにかく、下手にフォルテを張りすぎないことを指示。
体の小さい子に、「大地讃頌」のcodaの盛り上げ
ピアノにすべて任されるのは結構ツライのです。


私も中学の時に必死になって弾いていた「大地讃頌」ですが
今弾けば、かなりいい曲で、そしてカッコイイ。
結構好きな合唱曲です。
伴奏も素敵。
そんな、今の私の気持ちの余裕を分けてあげたい…
そんなことを思いながらのレッスンでした。

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パズル?

2009-05-23 20:37:19 | レッスン
慎重派のSちゃん。

新しい曲に対して、ものすご~く慎重に譜読みをします。

右手は○番でこの音で、左手は○番で音は…。
次は右手の音が…。。

「この曲は難しいんだよ」と言われてもね。

「Sちゃん、右手だけ最初の2小節を歌いながら弾いてごらん」
と言うと、あっさりできるのです。
「今と同じことが曲の中に何回も出てくるんだよ。探してごらん」
探しながら、色鉛筆でチェックを入れていきます。
「わぁ~!!こんなに弾いていたんだ」
「そのパターンを弾いている時の伴奏を見てみよう。」
と、さっきとは別の色鉛筆でチェックを入れていきます。
「わぁ~!!全部おんなじだ」
「伴奏は伴奏で同じことを繰り返しているんだよね」

「なんだかパズルみたいだ」と感心したよう。

それでは、ということで、曲全体を通してピアノで弾いてもらうと
今度は難なく、弾くことができました。

大雑把に楽譜を見る…。
大雑把。
結構いい言葉だと思います。
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家族の応援

2009-05-22 21:39:41 | レッスン
通い始めて1年ちょっと。
学生時代やっていたブラスのお陰でト音記号はバッチリ。
ヘ音記号は…?という状態だった、現在主婦のKさん。

始めてお会いしたとき
「ずっとずっと昔からピアノを弾きたかったんです」
と語っていました。

その言葉通り、お子さん二人いながら、
感心するほどいつもいつも練習してきてくださいます。

聞けば、
息子さんたちがゲームなどをしたりしている横?で
ピアノの練習を繰り広げているのだとか。
…家の娘では絶対許してくれません。
が、Kさんの息子さんたちは違うんです。
弾けない箇所を何回も繰り返して練習していると
「ママがんばって!!」「だんだん弾けるようになってきたんじゃない?」
などと応援してくれるんだそう。

ナンテステキなご家族なんでしょう。
秋の発表会には、
ご主人がお仕事の隙間で駆けつけてくださいました。
(残念ながら、Kさんの演奏直後にたどり着き
聴いてもらえなかったようですが)

こんな、優しいご家族に応援されて
Kさんの練習は続きます。

ヘ音記号もスラスラ読めるようになりました。
新曲視唱も、始めこそ「無理~」と言っていましたが
今では「好きになってきました」との言葉通り、
楽しそうに歌います。

次なる課題は、弾き歌い。
Kさん曰く「無理です」。。。。って。
さてさて、さらに1年後。
きっと好きになっていることでしょう…
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頼れる兄貴

2009-05-22 10:00:54 | レッスン
私の教室に通い始めて3年になるTくん。

最初の頃は、
とにかく両手で弾きたくて、
ピアニストみたいにカッコよく弾きたくて、
その思いが強すぎて
中々じっくり楽譜と向き合ってくれず苦労しました。
「もっとカッコいい本がやりたい」
「絵のない本がいい」ばかり言ってました。

が、最近は地味な練習もよく頑張っています。

最近「ピアノ名曲集②」を渡したときは
「さすがにこれは難しすぎるでしょ」
と言いながらも、よく練習してきてくれます。

1か月1曲くらいずつ、
きちんと曲として仕上げていこうと
渡した本だったのですが、
これがどうして
1週間でほぼきちんと弾いてくるではありませんか。
聴かせる演奏にするために、
そのまま○にはできませんが、
本当によく頑張っています。

しかし今も変わらず、よくしゃべります。
隙あらばおしゃべり。
それもレッスンと関係のあることや、ないことや。。。

Tくんと同じ小学校に入ったばかりの家の娘。
明日の遠足に際し、分からないことが出てきました。
「分からないことは、学校で解決してくるべし」と
常々言い聞かせてはいましたが、
「自分で聞くなら、Tくんに特別に聞いてみたら?」
と話すと、
娘なりに一生懸命Tくんに聞いています。
分かりづらい文章をTくんはじっと耳を傾けてくれ
「~~~すれば、大丈夫だよ」
としっかり受け答え。

頼もしくなりました。
子供たちの成長がみれる、すてきな場に立ち会えました。
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