ぴあピアノ教室 in 目白

豊島区目白にある街のピアノ教室のブログです。日々の出来事を綴っています。

『ぼくのメジャースプーン』

2022-07-10 15:30:00 | 
『ぼくのメジャースプーン』辻村深月

ひたすら考えさせられる本だった。
もし自分なら…と。
お陰で読み終えるのに時間がかかってしまった。
でも考えても名案は浮かばない。

残忍な犯行に及んだ犯人に必要なのは、
罰? 復讐?

物語としての結末には
驚いたけれど、
結局のところ、どうすることが正しいのかは
きっと永遠の課題。
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樹氷の街

2022-06-19 21:59:00 | 
『光待つ場所へ』辻村深月

という本の中の『樹氷の街』。

中学生の合唱コンクールにまつわる
ピアノ担当のあるあるイザコザからのお話。

力及ばないけれど、
ピアノに立候補して、
孤立してしまうあるある。
クラスメイトからも
トゲトゲされてしまう。

ここまでは、本当によくある話。
学校の先生、罪だなぁ、
といつも思う、いつものお話。

ただこのお話は…。

共に助け合う本当の友達ができる。
みんなで頑張ろうに変わっていく。
ピアノ担当が孤立しない。。。

こんな合唱コンクールに
なってもらえるといいなぁと
心から願う。
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「しあわせのこみち」

2022-06-16 14:12:00 | 
辻村深月作品は大好きで、
よく読むけれど。

『しあわせのこみち』
これはスゴい。

何がって、
はっきり言葉にできないけれど、
いや、
言葉にならない想いでいっぱい。

よく手にしていた辻村作品の
ファンタジーや
ミステリーっぽいもの
伏線回収などは一切なし。

とにかく。

すごい。

ひたむきさに打たれる。
真摯に生きたいと思う。
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かがみの狐城

2021-07-09 17:54:00 | 
『かがみの狐城』辻村深月

久々ファンタジー。
付いていけるかしら?
の当初の思いをよそに
一気読み。
途中、自分の現実世界と
何だかよく分からない感じになるくらい
のめり込んで読んでしまった。

「生きて!」と叫ぶ主人公に拍手を。
「たかが学校」発言に喝采。

学校で問題を抱え、
不登校になった子たち。

実際に助け合えるわけでなくても、
自分のことを分かってくれる友だちがいることは
大きな大きな気持ちの拠り所になる。

勇気のもらえる一冊でした。


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一瞬の風になれ

2021-06-18 23:37:00 | 
『一瞬の風になれ』 佐藤多佳子

すごーく面白かった。
すごーく感動した。

陸上というスポーツが、
こんなにも繊細なスポーツだということに
ただただ驚いた。
そして、こんなにも濃い
高校3年間を送る彼らを
とても眩しく感じた。

ライバルという仲間。
支え合う気持ち。
個の競技なのに
ワンチームの感覚。

勝負なのに、
楽しそう。

いいな、いいな。
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『百戦錬磨の台所』

2021-05-02 22:54:00 | 
『百戦錬磨の台所』中村好文

建築家の本なので、
設計図は載っていてムムム…
一見難しそうだったのだけれど。
そして、キッチンなんて、
そう簡単にリフォームも出来ないしな…
と悲観的に本を眺め始めたのだけれど。

生きること、生活をすることが楽しくなる、
暮らしをぎゅーって抱きしめたくなるような
本だった。

食べることが好きで、
中村さんの事務所では
ランチは皆んなで作る賄いランチなのだとか。

食べることも作ることも好き。
そして何よりそれが
楽しく生きることに繋がりそう。
大好きなキッチンでお料理を作る人の写真からは、♫がいっぱい弾け飛んでいるようにも見えた。
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『人生が変わる朝の言葉』

2021-04-29 22:21:00 | 
『人生が変わる朝の言葉』ひすいこたろう

自己啓発的な本は苦手。
でも、これは違う。

「今日はいい日、自分はツイている」
「幸せはいつかなるものではなく、気づくもの」
「幸福=本気で打ち込んだ時間と、
振り返ったときにそこにあるもの」

周りの空気が清々しくなった気がした。
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あしたのことば

2021-04-26 22:00:00 | 
『あしたのことば』森絵都

子どもたちのまっすぐな思い、
伝えたくても
気持ちが勝って口に出せない。

そんな想いと言葉に触れて
心を鷲掴みにされた。

心があったかくなる本でした。

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死にがいを求めて生きているの

2021-02-09 13:50:00 | 
『死にがいを求めて生きているの』浅井リョウ著

紹介されて読んだ本。
想像と中身がまるで全く違った本。
何がどうしてどこに繋がっていくのか、
後半はあっという間に読んでしまった。

生きる意味。
みんな違う。
社会に認めてもらいたいとか
「上」を目指すとか
自分の生きたいように、
でも、色々。。。

中々、中々な本だった。
想いがグルグル。
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美しい距離

2021-01-24 19:11:00 | 
『美しい距離』 山崎ナオコーラ

優しさ、思いやり。
そんな言葉では足りない。

夫婦の心の距離感に胸が詰まる。

いや、夫婦じゃなくても、家族でも。
親しい間柄の中でも、
いや、親しくなかったとしても、
こんな距離感でいることって、
とてもとても大事だなと思う。

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