ピアノを習い始めの頃、
珍しさも手伝って
お家での練習量もかなりあるのが
ピアノあるある。
ピアノが日常になり
練習ペースが一旦落ちてしまうのも
ピアノあるある。
そこでどう、
ピアノを日常に溶け込ませるか、
そこ、かなり大事。
Mくんも、ご多聞にもれず
あるあるパターン。
…と思っていたのだけれど
Mくんの場合は、
ちょっと違った。
Mくんの場合は、
毎日、ピアノには向かっているらしいし、
そんな感じ。
ただ、なぜか停滞。
しばらくお家の方にも
見守りに徹していただきつつ
様子を見ていた。
そして見えて来た。
Mくん。
音符を覚えるのが
あんまりにスンナリできて、
音価も
あんまり自然に分かってしまって、
ピアノは
楽譜を見たら
弾けるモノ
くらいに思っていたと思われる。
だから、1回弾いて弾けないと
「難しい」と言って手が出ない。
「そこ、何回か弾いたら
弾けるようになるよ」
と口で言うだけでは
理解しきれていないようで、
レッスンの中で、
「ここあと3回弾いて」と言ってみた。
すると1回弾くごとに
「弾いたよー」
「もう2回も弾けた」
などと、間違えてもつっかえても
弾いたことアピールをMくんはする🤣
なので
「ここバッチリになるまで」とか
「ここ間違えなくなるまで」
「ここピッタリ弾けるまで」
と目標を掲げて弾いてもらうと
「今のはダメだったね」
「ちょっと上手くいかなかったね」
と今度は結果を報告してくれるようになった。
そこでやっと
「Mくん、そうやって弾くのが
練習って言うんだよ。
お家でも、こんな練習をしてほしいんだ」
と話すと、驚きの表情をされた。
練習の意味、
分かっていなかったんだな。
まだ
間違える自分
弾けない自分
を受け入れ難いようだし、
それを知られるのも怖いみたいだけれど。
「やれば出来る自分」
を知ってもらいたいなぁと思う。