文化祭準備で
あまり練習が出来ていないというSくん。
「割とヒドい感じですけど…」
と言いながら弾き始める。
ヨレヨレしてはいるけれど
丁寧にリズムを確認しながら
とりあえず弾く…に偏らず
落ち着いて考えながら
通奏していく。
…で、D.C.を超えたところで
「もういらないよね?
もう聞きたくないでしょ」
と言って自ら演奏を止める(笑)
途中まで…とかにせず
曲全体を読もうというところに
びっくり驚き。
偉くない?
と言うと、
「じゃないと、
テンポが前半後半で
違ってしまうから」
とSくんなりに理由がある。
練習時間は取れていない
かも知れないけれど、
リズムやスラーやスタッカートとか
細かい所もきちんと読んでいて
立派だね
と思った感想を言うと、
「こんなボロクソな演奏に
褒めるところを見つける
先生が偉いっすね」
と逆に褒められてしまった(笑)
…褒め上手か(爆)⁉︎
年齢が上がるにしたがい、
練習時間の確保が難しくなっていく。
少ない練習時間の中で
どうピアノと向き合うかがとても大事。
Sくん。
やる時は集中して取り組める
頭の切り替えの良さが光る。
長時間の練習を追い求め過ぎず
出来ることをやる。
簡単そうで中々難しい。
やっぱり偉いね、Sくん。