ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

内藤裕敬先生の授業

2008年12月19日 | 演劇学校・舞台技術学校

今日は南河内万歳一座座長である内藤裕敬先生の授業がありました。


即興に取り組むためには体・柔軟性・想像力がなければできない、というのは内藤先生の言葉。今回の授業はその基礎をひととおりする、という内容のものでした。


肉体訓練のあと、簡単なセリフと状況が書かれたプリントをもとに発表をしました。

「うん。」というセリフが何回もでてくるのですが、その状況や相手のセリフのニュアンスによって同じ「うん。」でも不安な「うん。」だったり納得した「うん。」だったり、それぞれ違います。それぞれの出方で出てくる本科生たちを見て「いいよ!」と褒める場面もあれば、「相手のセリフをきちんと受けて返して」「イメージの裏付けがない限り役者はそのセリフを発してはいけない」など少し厳しく指示する場面も。
短い即興なのですが、ひとつの舞台を創っていくときの緊張感が中ホールに満ちていました。

最後に卒業公演に向けて内藤先生から叱咤激励が。
真剣な面持ちで聞いている本科生を見ていると、いよいよ卒業公演が近づいてきたんだなと感じる今日この頃でした。

演劇学校担当:米田