毎回気にはしているF1グランプリ。
昨日のモナコだけは別話だ!
なんといっても初夏のコート・ダジュールの美しさとモナコの市街地を音速のマシンが駆け抜ける姿を毎年楽しみにしている。
優雅な街や海岸に浮かぶクルーザーで観戦する人々を見るとお祭り気分でゆっくりした時間を感じるのだが、F1の世界は音速。
この相反する時間の共有が私にとってのモナコの魅力なのかもしれない。
そして以降に述べる歴史的な音速の戦いを観戦することが出来たのがモナコGPの虜になった2つ目の理由だ。
92年という年は前年チャンピオンのマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナがハイテク装備バッチリのウイリアムズ・ルノーのマンセルに勝てなかった年。
1戦目から4戦目までナイジェル・マンセルが連勝し、セナの見せ場はほとんど無かった。
だが第5戦のモナコは違った。
セナの才能とモナコに愛される様をまざまざと見せ付けられたのだ!
レースの中盤までマンセルが先頭を走り、最後のタイヤ交換を行った時に必要以上に時間がかかってしまった。
2位のセナとはかなりの差をつけていたのだが、このピットミスで大幅に縮めてしまった。
その直後にセナもピットインしたのだがマクラーレンチームは素早く対処してセナを速攻でレースに戻した。
そして僅かながらにセナがマンセルの前に出ることによってこのレースは最高潮を迎える!
マンセルの5連勝が確実と思われるとともに、高校2年だった私は深夜の眠気に勝てそうも無くマクラーレン同様撃沈しかけていた。
そして寝ぼけまなこでセナがマンセルの前にいる姿を確認してから覚醒した!
明らかに性能でウイリアムズに劣るマクラーレン、
ホンダV12エンジンのみが直線でウイリアムズに僅かながらに上回る。
他のカーブ、シケイン、クランクでは直線の有利さをすべて掻き消し、すぐさまぴたりとセナの背後に忍び寄る。
モナコゆえに抜けず、モナコゆえに抜けさせず。
モナコGPはマシントラブルがない限り予選の順位がとても響くレースだ。
閉鎖した市街地コースは他のサーキットとは全くといっていいほど異なる。
前を走る車を追い越すとき、サーキットなら路面を多少はみ出ても"へり"を走行しても問題ないがモナコの場合はほとんどが"壁"となる。
ゆえに追い抜くポイントは限られてくるのだ。
昨日のモナコだけは別話だ!
なんといっても初夏のコート・ダジュールの美しさとモナコの市街地を音速のマシンが駆け抜ける姿を毎年楽しみにしている。
優雅な街や海岸に浮かぶクルーザーで観戦する人々を見るとお祭り気分でゆっくりした時間を感じるのだが、F1の世界は音速。
この相反する時間の共有が私にとってのモナコの魅力なのかもしれない。
そして以降に述べる歴史的な音速の戦いを観戦することが出来たのがモナコGPの虜になった2つ目の理由だ。
92年という年は前年チャンピオンのマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナがハイテク装備バッチリのウイリアムズ・ルノーのマンセルに勝てなかった年。
1戦目から4戦目までナイジェル・マンセルが連勝し、セナの見せ場はほとんど無かった。
だが第5戦のモナコは違った。
セナの才能とモナコに愛される様をまざまざと見せ付けられたのだ!
レースの中盤までマンセルが先頭を走り、最後のタイヤ交換を行った時に必要以上に時間がかかってしまった。
2位のセナとはかなりの差をつけていたのだが、このピットミスで大幅に縮めてしまった。
その直後にセナもピットインしたのだがマクラーレンチームは素早く対処してセナを速攻でレースに戻した。
そして僅かながらにセナがマンセルの前に出ることによってこのレースは最高潮を迎える!
マンセルの5連勝が確実と思われるとともに、高校2年だった私は深夜の眠気に勝てそうも無くマクラーレン同様撃沈しかけていた。
そして寝ぼけまなこでセナがマンセルの前にいる姿を確認してから覚醒した!
明らかに性能でウイリアムズに劣るマクラーレン、
ホンダV12エンジンのみが直線でウイリアムズに僅かながらに上回る。
他のカーブ、シケイン、クランクでは直線の有利さをすべて掻き消し、すぐさまぴたりとセナの背後に忍び寄る。
モナコゆえに抜けず、モナコゆえに抜けさせず。
モナコGPはマシントラブルがない限り予選の順位がとても響くレースだ。
閉鎖した市街地コースは他のサーキットとは全くといっていいほど異なる。
前を走る車を追い越すとき、サーキットなら路面を多少はみ出ても"へり"を走行しても問題ないがモナコの場合はほとんどが"壁"となる。
ゆえに追い抜くポイントは限られてくるのだ。